暮らしがもっと快適に!進化を続ける東広島市の注目インフラ整備4選を紹介
東広島市内で現在進行中または計画されている施設整備や道路工事について、完成予定時期や事業の目的など、市民の皆さんが関心を寄せる情報を紹介していきます。(取材班)
2027年6月完成予定 大屋根広場[西条栄町]
現在の状況と工事スケジュール
現在、この場所には飲食店と駐車場がありますが、令和8年4月に工事着工が予定されており、それに伴い同月から駐車場の利用ができなくなる見込みです。令和8年10月の「酒まつり」終了後から本格的な工事が始まり、令和9年6月の完成を目指しています。
整備の目的
この整備事業は、市役所周辺の公有地を活用し、市民が日常的に集い、楽しめる「にぎわいゾーン」としての空間を創出することを目的としています。酒まつりやマルシェなど、多様なイベントが開催可能な自由度の高い広場として、「大屋根広場」の整備が計画されています。
特徴
・にぎわいを生み出す空間:大屋根、ステージ、広場
・多世代が憩える空間:芝生、ベンチ、移動式プランター、トイレ
・情報発信機能:デジタルサイネージ
・防災機能:マンホールトイレ
等の特徴があります。
大屋根は、雨天時には雨除け、晴天時には日除けとして機能し、天候に左右されにくいイベント運営を可能にします。また、電源設備や給排水設備も整備され、さまざまな用途に対応できるようになります。さらに、災害時には「指定緊急避難場所」としての役割も果たす予定です。
開通時期は未定 道照交差点 [西条町御薗宇]
完成予定
現在は、本線橋梁の設置が完了し、付帯設備の施工が進められています。ただし、現時点での具体的な開通時期は未定です。
整備の目的
この交差点は凹型の形状をしており、車両がスピードを出したまま進入しやすい構造となっていたため、追突事故が多発していました。これまでに路面標示や注意喚起の標識を設置するなどの対策を講じてきましたが、より根本的な改善策として、交差点の立体化工事を実施しています。
メッセージ
渋滞緩和、交通事故対策として一日も早い開通を目指して安全に工事を進めています。
完成目標2026年度末 (仮称)八本松スマートIC
完成予定
令和8年度末の完成を目標としており、スマートICへの進入路および関連する市道の一部がすでに整備済みです。令和7年度からは、高速道路本線と接続するランプ部分の工事にも着手し、全体の早期完成を目指しています。
整備の目的
この整備は、移動時間や物流時間の短縮を通じて、事業の効率化や地域産業の活性化を図ることを目的としています。
メッセージ
市民の皆様には、交通規制等で大変ご迷惑をおかけしておりますが、道路整備により渋滞の緩和やアクセス性の向上などが図られるよう、早期完成を目指して進めてまいりますので、ご協力をお願いいたします。
2032年度末完成予定 八本松駅前土地区画整理事業
完成予定
完成は令和14年度末を予定しています。現在、新たな交差点の設置が進められており、近日中に道路の切り替えも行われる見込みです。あわせて、住宅地と国道を結ぶ道路の整備も順次進めていく予定です。
整備の目的
八本松駅前地区は、JR山陽本線「八本松駅」に隣接し、東広島市の西の玄関口として、また八本松・志和地区の中心として重要な役割を担っています。鉄道を利用すれば、広島市中心部へは約30分、市の中心部へは約10分とアクセスにも優れており、市街地としての発展性が高いエリアです。このような背景から、近年はスプロール現象による急速な宅地化が進んでいます。
こうした状況を踏まえ、土地区画整理事業を実施することで、国道486号や主要地方道馬木八本松線などと一体となった宅地の整備を行い、土地の有効活用を図っています。また、今後進行する人口減少や少子高齢化に備え、コンパクトで持続可能な都市構造の形成を目指しています。
メッセージ
土地区画整理事業は、事業期間が大変長く、市民の方々にはご不便をおかけしますが、事業が完了した暁には、安全で快適な市街地の形成が実感していただけると考えています。
今後も通行の安全を第一に事業を進めていきますので、引き続き、ご協力をよろしくお願いします。
プレスネット編集部