妊娠高血圧により陣痛誘発しての出産に。あってよかったもの必要なかったもの【たまひよ 出産体験談】
こんにちは。たまひよONLINE編集部です。
たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」のルームに寄せられたみんなの「出産レポート」から、とりささみさんの出産体験談をお届けします。
R6.2.27
14:13
2738gの女の子を出産しました!
妊娠高血圧により陣痛誘発からの普通分娩で会陰切開のおまけ付きでした(死ぬかと思った)
以下レポートです
出産レポ
38wの妊婦健診で、妊娠高血圧と診断されたため、陣痛誘発で出産しましょうという流れになった。初産婦なので2~3日かかる可能性があると言われる。
26日
入院当日
受付をした後、病棟へ。個室部屋で大変助かる。
内診でバルーンを装着。内部を刺激されたせいで便意に襲われる。
この日は錠剤で陣痛誘発を行う。1時間に1回、計6錠の錠剤を飲む。おなかにはNSTの機械を装着。定期的に血圧を計って、頭痛や目のチカチカなどの不調があればすぐに連絡してと言われる。しかし、どの程度が不調かわからないため、一度も呼ばなかった。トイレに行く時も呼ばないと行けないから結構不便。
身動き取れないので、夫を呼び出して荷解きを手伝ってもらった。
15:00頃にバルーンが抜ける。
この日の食事は全部たいらげた。
夜にはNSTの機械も外され自由になる。
シャワーを浴びて就寝……と思いきや
定期的なおなかの張りや痛みで眠れなくなる。アプリで痛みを計測しながら横になる。深夜にトイレに行くと、破水したような感覚を覚える。
そのまま起床(6:00)まで一睡もできないまま一夜を過ごす。
27日
入院2日目
6:00に助産師がやってくる。内診、深夜に破水していたことが確定となり、分娩室に移動する。
分娩室に朝食が運ばれる。この時点で陣痛の痛みは10分間隔になる。痛みに耐えながら完食。
陣痛誘発の点滴とNSTが装着される。いよいよ痛みが激しくなってうなりはじめる。助産師が「力まず深呼吸して〜」というもののつい力んでしまう。力むとお産が遠のくから、余計時間がかかるらしい。血圧が爆上がりしたので、血圧を下げる点滴を追加投入。
陣痛があまりにも痛すぎるので夫を呼び出す。電話すると、既に病院に来てて笑ってしまった。
そこから陣痛といきみ逃しとの戦い。昼食が運ばれるものの、水ですら口に入れることが辛かったため、結局たべられず(おいしそうだったなぁ……)、夫に食べさせてもらって、デザートのゼリーとヨーグルトだけいただいた。
出産1時間前になると、いよいよいきみたくなって仕方なくなる。いきまずに「深呼吸して!!」と何度も助産師に言われるも「無理です!!!」と泣きながら叫ぶ。ほんまに無理すぎたね。あれは……
分娩室に移動して8時間後、ようやく子宮口が全開になると「やっと産める……」という気持ちになり全力でいきむ。おまたが痛すぎて叫ぶ。会陰切開されさらに叫ぶ(多分麻酔とかせず切られた)
が、その直後に赤ちゃんの頭が見え、全身が出てきて、産声が聞こえ「やった…………」と安堵する。胎盤も無事に排出され、全てのお産を終える。
胸元で抱いた時、「ようがんばったね、やっと逢えたね……」って呟いた。
これあってよかったなーと思ったもの
・ベッドに取りつけるタイプのポケット……色々物が入る。誘発中に身動きが取れなかったので、手の届く範囲に必要なものを入れておくとすごく助かった。これあるとS字フックいらないかも。
・延長コード……遠いところにコンセントがあるので延長コードは絶対に必要だと思う。
・産褥ショーツ、多い日用or夜用ナプキン……入院時に産褥ショーツを履いてると先生が内診しやすくなる。ナプキンはいつでも破水していいように装着しておくと便利。
・ストローキャップ……百均のものでじゅうぶんだが、ペットボトルの蓋が合わない時もあるので注意。
用意したけど必要なかったもの
・テニスボール……病院で用意されていた。用意がなければ持っていくと良い。立会人がいる場合は、手でいきみ逃ししてもらうのもOK
・出産用BGM……一応分娩室に持ち込めたけど音楽かけてる余裕なんてなかった。逆に音楽あると気が散って集中できなかったかもしれない。
・汗ふきシート……タオル1枚あれば十分
これは絶対にやっとけ!
・身体の不調があったら必ずナースコールする!……処置が遅れて手遅れになりかねない。私の場合、深夜の破水の時点で先生を呼んでおけば、もっと早くお産が終わっていたかもしれないので、何かあればすぐに呼ぼう!
・分娩室では叫ばずに深呼吸を意識する……どうしても無理で叫んでしまいましたが、叫ぶ(力む)ことによってお産が遅くなるらしい。なので、落ち着いて、鼻から吸って口から吐く深呼吸を意識するといい(無理だけど)
・いきみ逃しでおしりを押してもらう時は的確に指示を……グリグリされるか押されるかどっちがいいかは自分次第なので、やってもらう場合は、場所ややり方を指示しよう。私はグリグリされるよりグッと押してもらうほうがよかったです。
いかがでしたか? たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」では、もっとたくさんの「出産レポート」を読むことができます!
●この記事は個人の体験記です。
●記事の内容は2024年2月の情報で、現在と異なる場合があります。