ロッテ2025年コーチングスタッフ 建山義紀氏ら4人が新任、小野晋吾投手コーチはプロスカウトに
建山義紀氏が一軍投手コーチに
2024年のロッテはソフトバンクにリーグ優勝を許したものの、楽天とのし烈な争いを制して3位に入り、2年連続でクライマックスシリーズに進出した。
就任後2年連続でチームをAクラスに導いた吉井理人監督は来季も続投することが決定。2005年以来20年ぶりのリーグ優勝を目指す2025年シーズンのコーチングスタッフを紹介する。
まず、一軍のコーチングスタッフは以下のとおり。
投手コーチには今季まで日本ハムの一軍投手コーチを務めた建山義紀氏が就任した。建山氏は現役時代、主にリリーフとして日米通算499試合に登板。2014年に阪神で現役を引退した後は、解説者を経て侍ジャパンの投手コーチも5年務めた。
2023年からは古巣・日本ハムの一軍投手コーチに就任し、今季限りで退団した。日米で中継ぎ経験が豊富な同氏の加入によって、投手陣全体の底上げを図る。
今季外野守備兼走塁コーチを務めた大塚明氏がチーフ打撃コーチ兼走塁コーチへ配置換え。さらに、栗原健太打撃コーチ、江村直也バッテリーコーチ、伊志嶺翔大外野守備兼走塁コーチが二軍から一軍へと配置転換となった。
また、光山英和一・二軍統括コーチ兼統括コーディネーターは、一・二軍統括コーチ兼球団本部一・二軍統括コーディネーターへ肩書きが変更となった。今季一軍投手コーチを務めた小野晋吾氏はプロスカウトに就任する。
二軍は大家友和氏が入閣、南昌輝氏&細谷圭氏もコーチ就任
二軍もサブロー監督が監督兼統括打撃コーチとして留任。コーチングスタッフは下表のとおり。
チーフ投手コーチには大家友和氏が就任。1994年から1998年まで横浜(現DeNA)でプレーし、1999年からメジャーへ挑戦。レッドソックスやブルワーズ、マリナーズなどに所属し、通算51勝を挙げた。2010年から日本球界に復帰し、横浜に2年間在籍した後は独立リーグでもプレー。引退後は2018年から昨季までDeNAの二軍投手コーチを務めていた。
また、南昌輝氏が育成投手コーチ兼投手コーチ、細谷圭氏が打撃コーチに就任。南氏は県立和歌山商高から立正大を経て2010年ドラフト2位でロッテに入団。黄色靱帯骨化症を患いながらも11年間プレーし、2021年限りで現役を引退後は、今季までプロスカウトを務めていた。
細谷氏は太田市立商高から2005年の高校生ドラフト4巡目でロッテに入団。2020年に現役を引退後、2021年から独立リーグの富山GRNサンダーバーズでコーチを務めていた。
コーチ就任にあたり南氏は「選手としっかりと対話しながら向き合い、一軍の戦力として送り出せるように頑張って育成していきます」とコメント。細谷氏は「引退後、色々な経験をさせていただきました。それらの経験をしっかりとマリーンズで生かせるように指導していきたいと思います。選手とは一人一人しっかりと対話をしながら、どういうことに取り組んでいくかを一緒に考え、進んでいきたいと思っています」と意気込みを表明した。
そのほか、松永昂大育成投手コーチ兼投手コーチは投手コーチに、諸積兼司外野守備コーチは外野守備兼走塁コーチに肩書きが変更。金澤岳バッテリーコーチが一軍から二軍へと配置換えとなった。
また、来季からコーディネーター職に新たに2人が就任。今季まで一軍ヘッド兼打撃コーチだった福浦和也氏が一軍・二軍統括打撃コーディネーター、二軍チーフ投手コーチだった大谷智久氏が投手コーディネーターを務める。
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記事:SPAIA編集部