『ファークライ』実写ドラマ化決定 ─ 「SHOGUN 将軍」スタジオ発、「エイリアン:アース」ノア・ホーリーが製作
ユービーアイソフトの大ヒットFPSゲーム『ファークライ』シリーズが、米FXで実写ドラマ化されることがわかった。共同クリエイターは「エイリアン:アース」「FARGO/ファーゴ」の異才ノア・ホーリーと、ゲーム業界を描くコメディ「神話クエスト」のロブ・マックが務める。
『ファークライ』は広大なオープンワールドを舞台にしたサバイバルFPSで、2004年発売の第1作以降、メインシリーズ計6作品と複数のスピンオフが登場している。作品ごとに舞台・キャラクターが異なるアンソロジー形式が特徴だ。
ドラマ版でも原作ゲームの形式を採用し、シーズンごとに異なるキャストと舞台が設定されるとのこと。製作は「SHOGUN 将軍」などハイクオリティな作品で知られる米FXが担当。米国ではHulu、その他の国ではで配信される予定だ。
ホーリー&マックはクリエイター・製作総指揮に名を連ね、マックは主演も兼任する。ホーリーにとっては「レギオン」「FARGO/ファーゴ」「エイリアン:アース」に続く、4作目のFX作品。マックはシットコム「フィラデルフィアは今日も晴れ」などで長年FXとコラボレーションしており、さらに共同製作・主演を務めたAppleシリーズ「神話クエスト」にはユービーアイソフト・フィルム&テレビジョンも参加していた。
今回の発表に際し、マックは「ノア・ホーリーと一緒に仕事ができることは夢が叶ったようなものです。ユービーアイソフトは非常に寛大で、史上最もアイコニックなビデオゲームの世界の一つを僕たちに託してくれました。FXの皆さんも、絶え間ない信頼とサポートで支えてくれています」とコメントしている。
ホーリーは原作ゲームについて「アンソロジー形式である点を非常に気に入っています」と述べ、同じくアンソロジー作品である「FARGO/ファーゴ」を引き合いに出してこう語った。
「ゲームごとにテーマのバリエーションがあり、これは『FARGO』の各シーズンと同じ構造です。年ごとに変化する大作アクション番組を作りながら、人間性の本質を複雑かつ混沌とした視点で探求できるなんて夢のようです。ロブと共に、型破りで野心的な感性を画面上にお届けできるのを楽しみにしています。」
なお、本企画は『ファークライ』シリーズにとって初の実写テレビシリーズ化。過去には、ティル・シュヴァイガー主演、ウーヴェ・ボル監督による映画版『G.I.フォース』(2008)、『ファークライ3』にインスパイアされたアニメシリーズ「キャプテン・レーザーホーク: ブラッドドラゴン Remix」(2023)が登場している。
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