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84歳、現役の准看護師 麻生区在住・黒川静榮さん

タウンニュース

笑顔を見せる黒川さん

黒川静榮さん(84)=麻生区王禅寺西在住=は、麻生区にある介護施設で職員として働く現役の准看護師だ。毎週土曜日の午前10時から午後1時、下麻生の「〜憩Cafe〜下麻生」で、入浴介助などの仕事をしながら、利用者の健康状態を確認。異常を感じたら管理者へ報告し、他の看護職員とも連絡網で共有する。「看護職だからこそ気づくこともある。病気の初期症状なども見逃さないよう、気をつけている」と心構えを話す。

山梨県西桂町(現・富士吉田市)で生まれ地元の看護学校を卒業。病院勤務を経て上京し、慶応大学病院に8年ほど勤めた。結婚を機に金沢へ移り職を離れたが、40代後半で地元の病院に復職。麻生区には8年前に転居し今の職場に入職した。

「昔はローラースケートを履いて移動したいぐらい忙しかったけれど今はゆったり働けている。仕事が楽しい」と微笑み、「動いているほうが楽。体力が続く限り仕事をしていたい」ときっぱり。一昨年には介護福祉士の資格も取得した。2時間程度の散歩と編み物が日課。何でも食べ、眠くなったら寝る穏やかな生活。一方で医療系のテレビ番組はドラマも含めほぼ欠かさず見るという。「見ないと今の医療についていけないから」

「人間は人とのつながりがないとだめ。若い人と話して刺激をもらうのも良い。そうやって、自分を元気に保つことが大事」と目を輝かせた。

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