3連続完投勝利の日本ハム伊藤大海が単独最多勝と沢村賞へ今季ラスト先発
14勝4敗、5完投の伊藤大海
日本ハム伊藤大海が7日の楽天戦(楽天モバイル)に先発する。今季は25試合で14勝4敗、防御率2.66。すでに最多勝と最高勝率のタイトルが確定しており、15勝目を挙げればソフトバンク有原航平(14勝7敗)を上回って単独最多勝となる。
9月10日の西武戦、18日のソフトバンク戦で連続完封。26日の楽天戦は1失点したものの3試合連続完投勝利をマークした。
4試合連続完投勝利なら今季6度目の完投となり、12球団最多。先発完投型の投手に授与される沢村賞にも前進する。
楽天戦は2戦2勝、防御率1.80と好相性。前回も9安打を打たれながらも粘り強く126球を投げて完投した。それから中10日で状態は心配ないだろう。
チームは12日からロッテとクライマックスシリーズ・ファーストステージに臨む。新庄剛志監督は16日からのファイナルステージも見据えてローテーションを計算しているはずだ。パ・リーグ2位から日本一へ、伊藤にかかる期待は大きい。
楽天は3勝6敗の瀧中瞭太
一方、楽天の先発は瀧中瞭太。今季は11試合で3勝6敗、防御率4.62と不本意な成績だけに、最終登板を白星で飾りたい。
日本ハム戦は7月15日に登板して6回4安打3失点で勝ち投手。多彩な変化球と緩急自在の投球で自分のペースに持ち込めるかがカギだろう。
チームはCS進出を逃し4位に終わった。リーグ最下位のチーム防御率3.76の改善は大きな課題だ。瀧中の来季につながる好投が期待される。
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記事:SPAIA編集部