小学生ハンドボールチーム「HC YOKOHAMA」 神奈川県大会で初優勝 金沢区を拠点に活動
金沢区内を練習拠点に活動している小学生ハンドボールクラブチーム「HCYOKOHAMA」が6月16日、「神奈川県少年少女ハンドボール大会」で初優勝を果たした。8月に京都府で行われる全国大会に向けて、選手たちは練習に励む。
同大会には、県内から9チームが出場。関東大会県予選も兼ね、優勝を争った。同チームは3試合を勝ち抜き、決勝トーナメントへ進出。6月15日の準決勝では川崎有馬=川崎市=に20対16、翌日の決勝では昨年まで同大会5連覇の強豪・生田ボンバーズ=同市=を23対16で下し、創部10年目で念願の初優勝を勝ち取った。
チームの代表理事も務める重冨良次監督は、今年のチームを「才能の塊。元気がよく、粘り強い」と分析。大会を振り返り、「準決勝、決勝は接戦の苦しい状況が続いたが、粘り強く守り、相手が崩れたところから速攻が決まった」と語る。
目指すは日本一
同チームは、2006年に一般男子チームとして設立。14年に小学生チームを立ち上げ、金沢区や磯子区、港南区、横須賀市などから選手が集まり、現在は1年から6年まで約70人が所属する。練習場所は横浜市金沢産業振興センター体育館など。普段の練習では「楽しむ」をモットーに、選手たちが主体的に競技へ打ち込めるように、試合形式の練習を多めに取り入れているという。
キャプテンを務めるのは速攻からのシュートで点を確実に決める相澤友希さん(横須賀市・公郷小6年)。初の県大会優勝に「初めて試合で嬉し泣きをした」と話す。161cmの身長を生かし、決勝トーナメントで14得点を決めた鈴木翔大さん(梅林小6年)は「キャプテンは指示が冷静で的確。味方にいると嬉しいタイプ」と話し、2人で「目標は全国大会優勝」と口をそろえて意気込む。
重冨監督は「まずは良い準備期間を過ごして、大会では県代表として、HCらしく魂込めておもいっきり楽しんでプレーしてほしい」と語る。全国大会は8月1日(木)から京都府で開催される。