秦野中ロータリークラブ 奉仕で子どもに未来を
▽「みんなでロータリーを楽しもう」をテーマに舵取りを行う。36人でスタート。主軸として進めるのは、ヤマユリの里づくりプロジェクトや夕暮記念こども短歌大会への協賛、サツマイモ掘りなど青少年の未来に向けた事業だ。今年度はフィリピンでの水道事業も実施。これは自身が5年前にプロジェクトリーダーを務めた事業の第2弾に当たるという。
▽2019年、水源から6Kmに渡って水道を敷き、給水施設を設置。「造るだけではダメ。維持できる仕組みを作らなければ」とメンテナンスチーム作りの支援まで行った。今年度は秦野名水ロータリークラブと現地の2クラブと協力し、この村にさらに1つ給水タンクを増設。隣村に飲み水を届ける。「きれいな水を見て子どもたちがキラキラした目をするのを見ると、泣けるよね」と話す。
▽自身が代表を務める小巻環境サービスの前身はリヤカーで廃品回収をしていた祖母。公害問題が取り沙汰されるようになり、大学で法律を学んでいたことから、父の手伝いでこの業界に入った。現在は地域密着の廃棄物処理事業者として活躍する。秦野中ロータリークラブに入会したのは38歳のとき。自治会の育成部会や南小PTA会長なども務め、常に子どもの育成に関わってきた。「子どもの瞳に未来が見える奉仕を」。1本、曲げられない信条を胸に、まい進する。