「パワフルな1尾に出会える！」2025年鮎（アユ）釣りおすすめ河川：入間川
埼玉県南西部を流れる入間川は、漁協や関係者の努力により近年アユ釣り河川として注目を集めている。トモ釣りのみならず鮎ルアーも可能な河川として有名になっているが、ここではトモ釣り河川として紹介したいと思う。
入間川のメイン釣り場
入間川のアユ釣りは全国的な解禁日である6月1日に幕を開ける。私が気に入っているメインの釣り場は、原市場エリアである。
典型的な小規模河川といった感じで極端に流れの強い荒瀬はなく、早瀬、トロ場など比較的釣りやすい川相となっている。木などの障害物が多いため、短竿を駆使すればポイントを満遍なく探ることができるだろう。
このような川相であるためベテランはもちろんのこと、初心者にも最適な釣り場だと思う。
釣れるのは放流アユだが近年激しい追い気があると評判の匠天龍鮎を放流しており、小型であってもパワフルな引きを楽しめると話題である2025シーズンは、ほかの河川で釣れる天然ソ上アユと、入間川の匠天龍鮎とではどちらの引きが強いのか試してみたいものである。
シーズン終盤の穴場スポット
また、入間川はシーズン終盤になると大アユが釣れる穴場的なスポットとなる。私の経験上、大アユが釣れるのは、前述した場所より下流の飯能市街地近辺だ。
このエリアまで下流に来ると、上流域とは打って変わりトロ場や淵が長く続き、一定区間だけ短い瀬がポツンと現れる典型的な都市型河川へと姿を変える。この瀬を探しポイント移動を繰り返し、尺に迫る大アユをこれまで数尾釣っている。
入間川の大アユは掛かると一気にヘチ際のアシに突っ込んだり、流れに逆らってはるか上流に走ったりするため、大河川の大アユ釣りとはまた一味違ったスリルを楽しむことができるであろう。
なお、入間川流域はキャンプなどのレジャーでも人気で、川沿いにキャンプ施設が数多くある。誤ってキャンプ場利用者の有料駐車場へ駐車することは避けていただきたい。
＜週刊つりニュース関東版APC・新井智貴／TSURINEWS編＞
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年5月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。
