大阪ミナミの街中で釣りを満喫!? 釣って食べてを楽しめる「釣り堀居酒屋」に潜入!
私の趣味は「釣り」のほかに「ライブを観に行くこと」です。しかし、私の住む北海道まではなかなかきてくれないアーティストがいまして、年に1~2度内地へ行き、お気に入りアーティストのライブに足を運んでいます(ちなみに道民は本州のことを「内地」と呼びます)。
今回は大阪へ、ヘヴィメタルのイベントを観に行くべく1泊2日の弾丸旅行を計画。とはいえせっかくの大阪です。「空いた時間に釣りができたら最高なんだけどなぁ」とインターネットで検索すると、「海上釣堀」がたくさんヒットしました。
北海道には全くない「海上釣堀」に興味をそそられましたが、スケジュール的に厳しいと断念…。もう1つ検索にヒットし目に留まったのが、「ジャンボ釣船 つり吉」という海鮮居酒屋でした。
大阪湾での釣りはできなくても、ここなら大阪ならではの釣りが楽しめそうです!
リーズナブルに楽しめる大阪!
「ジャンボ釣船 つり吉」
初めて訪れる大阪。通天閣にジャンジャン横丁、大きなフグ提灯の看板などで有名な、大阪市南部の下町。雰囲気抜群の「新世界地区」を訪れました。なかでもひときわ目立つ看板を掲げていたのが「ジャンボ釣船 つり吉」。こちらに真っ先に足を向けます。店内にはレトロな釣り船をモチーフにした座敷と大きな水槽があり、たくさんの魚が泳いでいました。
まずは妻とビールで乾杯し、メニューを見てここのシステムを把握。なんと、釣った魚をその場で調理してくれる! とのこと。また、魚種はタイ、ヒラメ、アジ、ほかには甲殻類から貝類までと多数ありました。お値段や調理方法はその魚種によって違いますが、刺身や煮物から、揚げ物、焼き物までと魚種も料理もバラエティ豊かです。
そして、何といっても驚いたのが、お値段の安さ! 30cm以上あるタイを釣って料理してもらっても、3000円ほどで料理をいただけるのです。さらに飲み放題プランもリーズナブル!
この「ジャンボ釣船 つり吉」に限らず、今回私が大阪を観光して思ったのは、とにかく何を買うにしてもリーズナブルだということ。大阪のドケチ文化(よい意味で)が観光客の財布に優しい街になったのでしょうね。
どの魚をねらう…?
腕が鳴るより腹が鳴る!?
さて、自ら釣って食べるシステムを存分に楽しむべく、私は「どの釣りをしようか」「ここはやはりタイをねらうべきか?」などと悩んだ挙句、ターゲットをアジにしました。
北海道には基本アジはおらず、流通している冷凍のアジフライを食べている程度。アジの刺身を食べてみたくてアジ釣りに挑戦! といったワケです。しかし、挑戦とはいってもアジの釣り方は引っ掛け。小さな水槽にたくさん泳いでいるアジをハリに引っ掛け釣り上げるには、10秒とかかりませんでした。
スタッフの方が手早くタモ入れしハリを外してくれ、さっそく厨房に持って行ってくれました。そして、立派なアジの御造りとなってテーブルに運ばれてきました。鮮度抜群のアジの刺身は大変美味しく、そして、釣りも雰囲気も楽しい居酒屋を満喫したのでした~。
釣りたて鮮度抜群の「アジの御造り」に舌鼓!
タイ釣りをナイスアシスト!
「魚といえばタイ!」マダイもターゲットとして大人気
店内の釣りと食事を満喫していた私の座席の近くで、若い女性2人がタイ釣りに挑戦していました。タイ釣りはエサ釣りなのですが、水槽のタイはかなりスレていてエサに見向きもしない様子。しかし女性たちの集中力はすさまじく、じっとエサに食い付くのを待っていました。
30分くらい経ったでしょうか、「キャーっ」と悲鳴にも似た叫び声とともに、女性たちの上半身が水浸しになるほどの水しぶきが上がりました。私はすかさずタモを持ち、タイをネットイン!! 海水まみれになっている女性たちでしたが、その表情から興奮と喜びが伺えました。存分に釣りを満喫したようです!
のちに私にお礼を言いに来てくれた女性たち、あまりの素早いタモ入れに、お店のスタッフだと思われていたみたいです(笑)。
店内にはいろいろなスタイルで楽しめる釣りと釣りモノがたくさん!
リーズナブルな価格で、釣りと鮮魚とお酒が楽しめる大阪ミナミの「ジャンボ釣船 つり吉」。また大阪に行く機会があったら必ず寄ろうと心に決めたのでした。
ジャンボ釣船 つり吉 新世界店
住所:〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東2-3-14
TEL:06-6630-9026
HP:https://tsuri-kichi.com/
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レポーター
プロフィール:北條 正史
1974年生まれ /北海道夕張市出身、札幌育ち、石狩市在住
オカッパリによる海釣りを好み、なかでも、投げ釣り、サビキ釣り、ロックフィッシュ、エギング、サーモンフィッシング、ワカサギ釣りを得意としている。ブログやSNSを通じ釣友たちとの釣行を楽しむ日々。
日本釣振興会北海道地区支部役員、小樽海上保安庁指定フィッシングセーフティーリーダーも務めている。