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静岡では超有名らしい「バリ勝男クン」というかつお節チップを取り寄せてみたら…事件が起こった

ロケットニュース24

県民にとっては身近な存在だけど、他県民は全く知らない食べ物って意外と多い。

先日ご紹介した「ハトシサンド」もそうだ。

筆者は最初なんの料理か全く分からなかったのだが、記事公開後に読者の方から「当たり前にあるものだったのでびっくりしました」とコメントをいただいた。本当にメジャーなんだなぁ。

先日静岡県民の友人と話していたところ、静岡にもそういった食べ物があるとの情報をゲット。実際に取り寄せてみたところ……ちょっとした事件が発生した。

【写真】原材料名はこんな感じ

・バリ勝男クン

それがこちらの「バリ勝男クン」という商品。

初めて名前を聞いた時は「誰……?」と思ったけれど、どうやらかつお節がパリパリのチップ状になっているおつまみらしい。

今回は楽天市場で販売されている6種の味が詰まったセットを購入した。価格は税込み1000円。

情報を教えてくれた友人によると、バリ勝男クンはテレビで普通にCMが流れているくらい親しまれている商品らしい。

実際にYouTubeで公開されているCMを見てみたところ、パッケージに描かれているキャラクターが謎のダンスを踊っていて なんとも言えない味わい深さがあった。

・しょうが醤油味

それでは、静岡で人気の味を筆者も味わってみよう。まずは「しょうが醤油味」から。

お皿の上に出してみるとこんな感じ。かつお節とピーナッツの組み合わせがなんだか新鮮だ。

さっそく一枚を口の中に入れてみると……うおお、想像以上に硬い!

かつお節だから柔らかめの食感なのかな? と思っていたのだが、咀嚼した時に「バリバリ」としっかり音がするくらいの硬さだ。なるほど、だから「『バリ』勝男クン」っていう名前なのか。

小さな1枚を食べただけなのに、かつおの旨味しょうが醤油の濃厚な風味がはっきりと感じられる。

食感といい味といい、なんだか粒の大きなかつお節のふりかけを直接食べているみたいな感じだった。

ピーナッツと一緒に食べるとまろやかな甘みが加わって、これもまたおいしい。味変ができるおかげで、最後のひと粒まで飽きることがなかった。

・チーズ味

続いては「チーズ味」。お皿の上に出してみると、しょうが醤油味と特に見た目の違いはないように思える。

だけど……味はめちゃくちゃまろやかだ!! 今回食べた「バリ勝男クン」の中では、しょっぱさがいちばん控えめだった。

とはいえ、物足りなさは全く感じない。最初にほんのりとチーズの風味を感じたあと、じわじわとかつお節の旨味たっぷりの味が染み出してきて満足度はかなり高めだった。

旨味成分を持つ食材同士は相性がいいって聞いたことがあるけど、こうやって味わってみると納得だな。

・バリ勝女チャン ゆず味

「バリ勝男クン」だけでなく「バリ勝女チャン」という商品も入っていた。味付けはゆず味。

調べてみたところ、こちらはメーカーの女性メンバーが試食をしたりデザインを考えたりして生まれた商品だそうだ。

口に入れた直後はかつお節の味が強かったけど、すぐにゆずのいい香りが漂ってきた! ほんのりとした酸っぱさが、かつお節の香ばしさとよく合っている。

先に食べた2つはどちらかというとおつまみ寄りだったけど、ゆず味は爽やかで「オシャレな人が食べているおやつ」という感じだった。

・とっても鯖(さば)イバル

こちらは今までの商品と違って、かつおではなくサバをチップスにしたものらしい。

袋の中身はこんな感じ。見た目も触り心地も、バリ勝男クンとほぼ同じだ。

普段焼き魚にして食べることがほとんどだから想像したこともなかったけど、サバってこんなにパリパリにできるんだ……

いちばん最初に食べた「バリ勝男クン」と同じ しょうが醤油味だけど、やっぱり魚が違うからなのか若干風味が違う気がする。

舌が肥えているわけではないのではっきりと断言はできないけれど、「とっても鯖イバル」の方がわずかにまろやかなように感じた。

・事件発生

なお「わさびマヨ味」「一味醤油味」の味も自分の舌で確かめてみようとしていたのだが……ここでちょっとした事件が発生。

なんと筆者が食べる前に、家族がうっかり完食してしまっていたのだ。

ちょっと!?!?!? と思ったけど、まあ気持ちは分からなくもない。一回食べたら止まらないくらいおいしかったもんな……感想を聞いてみたところ、案の定大満足だったようです。

かつお節の旨味と一緒にここまでいろいろな味の組み合わせを楽しめる商品って、他ではなかなか見かけない気がする。

今度静岡に行ったら、たくさん買って自宅に密輸してきたい……と思う商品だった。

皆さんも機会があったら、是非気になる味のバリ勝男クンを試してみてはいかがだろうか。

参考リンク:楽天市場
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

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