【2024】京都で可愛い"萩の花"が見られるおすすめ4スポットを紹介!
朝夕に涼しい風が吹くようになる9月中旬ごろ。小さくて可愛い姿で私たちを楽しませてくれるのが、萩の花です。今回はたくさんの萩の花が堪能できるスポットと、萩の風情が楽しめるスポットを紹介します。
萩振る舞い 勝念寺
まず初めに紹介するのは、勝念寺(しょうねんじ)です。
勝念寺は伏見区丹波橋にある浄土宗のお寺で地元では「かましきさん」と呼ばれ、親しまれています。
「かましきさん」とは、織田信長から賜ったと伝わる釜敷地蔵尊のことです。
釜敷地蔵尊は、地獄で釜ゆでにされ、苦しんでいる人々の身代わりとなって釜の中で苦しみを受けている仏様。
江戸時代の頃から、このお地蔵様が「かましきさん」と呼ばれて信仰を集めてきました。
勝念寺では、萩が見頃になる9月中旬から「萩振る舞い」という行事が開催され、境内を所狭しと咲き乱れる萩の花を心行くまで楽しめます。
あまり広くはない境内ですが、七福神や萩の花に隠れるように鎮座されている可愛いお地蔵様、身代わりカエルさんなど、じっくりと楽しめます。
ただ、境内は蚊が多いので虫よけスプレーをお忘れなく!
勝念寺基本情報
・住所 京都市伏見区石屋町521
・境内自由
・拝観時間 8:00~16:00
・萩振る舞い 9月中旬 詳しくは公式サイト・公式Instagramでご確認ください
・アクセス 最寄り駅 京阪本線「丹波橋」駅 徒歩約4分
・HP https://kamasikisan.wixsite.com/syonenji
出町柳駅すぐにある萩だらけのお寺 常林寺
次に紹介するのは、常林寺です。
京阪本線「出町柳」駅からすぐの川端通り沿いにある知る人ぞ知る萩の名所です。
普段は訪れる人も少なく、あまり目立たないのですが、萩の季節になると、どこからともなく人が集まって来る…。
あけ放たれた門の向こうは、萩の花でいっぱいです。
一歩境内に入ると、萩の花に囲まれた素敵な空間となっています。
こちらのお寺も境内はあまり広くないので、写真を撮る方が増えてくるとちょっと落ち着かない。
ゆっくりと萩の花を見るなら午前中の早い時間がおすすめです。
常林寺 基本情報
・住所 京都市左京区田中下柳町33
・境内自由
・拝観時間 9:00~16:00
・最寄り駅 京阪本線「出町柳」駅徒歩約1分/叡山電鉄「出町柳」駅徒歩約3分
土塀と萩の風情が素敵な迎称寺
迎称寺(こうしょうじ)は、通常非公開の寺院ですが、萩の霊場として知られています。
萩の花は、お寺の土塀に沿うように咲いています。
土塀がところどころ崩れかけているのも、萩の花とよく合っていて風情を感じさせてくれます。
迎称寺の周辺はとても静かで、すぐ南にはあとで紹介する真如堂や金戒光明寺があり、散策にもおすすめです。
迎称寺 基本情報
・住所 京都市左京区浄土寺真如町22
・通常非公開
アクセス
・最寄り駅 京阪「神宮丸太町」徒歩約20分
・バス 「錦林車庫前」徒歩約5分
花手水も素敵な真如堂
最後に紹介するのは、真如堂です。
真如堂の正式な名前は真正極楽寺で、ご本尊は特に女性を救ってくださる「うなずきの弥陀」です。
四季を通じてさまざまな景色が楽しめる真如堂の秋といえば、萩の花。
萩の花は本堂の周囲を中心にそこここに見ることができます。
またこちらの花手水は、水面いっぱいに花が飾られているのではなく、とても控えめ。
でもそれがかえって風情を感じさせてくれるのです。
紅葉シーズン前の静かな真如堂でぜひ萩の花を愛でてください。
真如堂 基本情報
・住所 京都市左京区浄土寺真如町82
・境内自由
・本堂・庭園拝観時間 9:00~16:00(15:45受付終了)
拝観料
・通常 大人500円/高校生500円/中学生400円
・特別拝観 大人1000円/高校生1000円/中学生900円
アクセス
・最寄り駅 京阪「神宮丸太町」徒歩約17分
・バス「錦林車庫前」徒歩約8分
・HP https://shin-nyo-do.jp/