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村田怜音は西武の救世主となるか?196センチの大砲候補がキャンプで猛アピール

SPAIA

村田怜音,ⒸSPAIA

皇学館大初のプロ、昨季二軍でOPS.981

2024年は5位オリックスに14ゲーム差をつけられて最下位に沈んだ西武。西口文也新監督の下、各選手が巻き返しに向けて春季キャンプで汗を流している中で、キラリと光る存在感を放っているのが村田怜音だ。

相可高から皇学館大を経て2023年ドラフト6位で入団した右の大砲候補。身長196センチ、体重110キロの恵まれた体格で抜群の飛距離を誇り、キャンプ中の打撃練習ではサク越えを連発している。

伊勢神宮近くにあり、神職の資格を取得できる皇学館大時代に通算25本塁打、三重学生野球リーグで2度のMVPを獲得。同大から初のプロ野球選手となった。

2023年11月の入団発表では、対戦してみたい投手に佐々木朗希を挙げ、「同世代の顔と言われる選手なので、自分が打ち砕いて2001年世代の顔になりたい」と豪語。ルーキーイヤーでの対戦は実現しなかったものの、昨年5月に一軍初昇格し、楽天・内星龍からプロ初安打、日本ハム・山﨑福也からプロ初打点をマークした。

5月15日の日本ハム戦の守備中に左膝前十字靭帯損傷の大ケガを負って戦線離脱したため4試合に出場したのみだったが、大器の片鱗を示した。二軍では18試合で打率.357、2本塁打、13打点、OPS.981を記録。ケガさえなければ、もっと目立ってもいい存在だった。

リーグ最少の60本塁打だった西武

故障も癒えて迎えた今春キャンプ。昨季オリックスで15本塁打を放ったレアンドロ・セデーニョや2020年ドラフト1位の渡部健人らと同じファーストでノックを受ける。

いずれも力自慢の右のスラッガーだが、村田もパワーでは引けを取らない。ロングティーでは力まずに振り抜いたスイングで軽々とフェンスオーバー。ポテンシャルの高さを見せつけている。

菰野高からプロ入りし、2022年に最多安打に輝いた中日・岡林勇希は小中学校の同級生。1月には同じく三重県出身の阪神・前川右京も一緒に3人で合同自主トレを行った。

プロの実績では遥か上を行く岡林と前川から多くのものを吸収。キャンプで成長の跡を見せている。

これまでの西武は通算478本塁打の中村剛也や、ソフトバンクに移籍した山川穂高ら何度もタイトルを獲得するほどの長距離砲が4番に君臨していたが、2024年のチーム最多本塁打は中村剛也と外崎修汰の7発。チーム合計でもリーグ最少の60発だった。

そんな状況だけに、丸刈りの額から流れる汗の数だけ、村田への期待は高まる。背番号99は2014年に本塁打王に輝いたエルネスト・メヒアが背負った番号。スケールの大きさと無限の可能性を誰もが認める逸材が素質を開花させるか注目だ。

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記事:SPAIA編集部

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