「お金が貯まらない人」が無意識にやりがちな“生活費が高くなる3つのNG行動”
家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。普段の生活の中で、無意識に生活費が高くなる行動をしていないでしょうか。今回は、生活費が高くなりがちな人のNG行動をご紹介します。
NG1.購入や契約の際にお店の人にすべてを任せる
お店で何かを購入したり契約したりする際に、何でもお店の人におまかせという人もいますよね。
時には、店員さんがよりお得な情報を詳しく教えてくれる場合もありますが、すすめられるがままに、いつの間にかより高い商品を購入したり契約したりする人もいます。
お金を貯めることが得意な人は、このようなお店の人のおすすめに惑わされないために、ある程度の商品知識を得てから買い物や契約に出かけるという人が多く見られます。
なぜなら、その商品について、ある程度の下調べが済んでいれば、お店の人のおすすめ情報が本当にお得な内容かを判断することができるからです。
特に、生命保険や携帯電話など、長く支払いが続く契約ものや、高機能な高額家電など、購入額が大きくなるものほど慎重に、まず自分で考えることで、思いがけない大きな出費を防ぐことにもつながるはずですよ。
NG2.支払いを安易に増やす
お金を貯めることが苦手な人は、今ある支払いはどれも必要なものだから削ることができないと考える人が多く見られます。
さらに、「これから子どもが大きくなるからこの習い事も必要」など、必要だと考えると安易に支払いを増やしてしまうため、近いうちに支払いがどんどん増える計画さえあることが多いのです。
もちろん、それらの支出の全てを支払っても、まだ余るほどの収入を得ているなら問題ありません。しかし、支払いが多すぎることで貯蓄ができないことに悩んでいるなら、今以上に支出を増やす計画はできるだけ減らす必要があります。
あれもこれもどうしても必要だ、と決めつけるのではなく、何かを増やすなら何かをやめるなど、必要なものを増やしすぎない工夫が大切です。
NG3.臨時収入で散財する
お金を貯めることが苦手な人は、予期せぬ臨時収入などがあった時に、贅沢をするための費用として散財してしまう人も見られます。
一方、お金を貯めることが得意な人は、臨時収入が入った時こそ、慎重に考えることが多いもの。しっかり貯蓄に回したり、支払わなければならない大きな支出に回したりと、大切に使おうとする人が多く見られます。
お金が少なくなってから財布のひもを急にきつく締めるより、お金が入ってきたときにしっかり締めておくと、後からの支払いがぐっと楽になることも多いものです。せっかくの臨時収入をつい散財してしまう習慣がある人は、今一度臨時収入の使い道を再考してみましょう。
生活費の見直しを
あれも必要、これも必要と、あらゆるものを身の丈以上に欲張ってしまうことで、いつの間にかかさみやすい生活費。
「なんでも必要」から、「この習慣ならやめてもいい」と思えるようになることが、適正な生活費を維持するための第一歩になりますから、「給料が入ると同時に生活費がない」という暮らしぶりになってしまっている人は、できるだけ早くしっかりと生活費を見直しましょう。
あき/家計簿&家計管理アドバイザー