申ジエがオーストラリアでプロ通算65勝目、来季は日本ツアー生涯獲得賞金でトップの不動裕理超えへ
韓国で20勝、米国で11勝、日本で28勝、欧州などで6勝
女子プロゴルファーの申ジエ(36=韓国)がオーストラリアのキングストン・ヒースGCで行われたISPSハンダオーストラリアオープンで優勝し、プロ通算65勝目を挙げた。
最終日の1日は2イーグル、4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながら70で回り、通算17アンダー。昨年優勝のアシュリー・ブハイ(南アフリカ)に2打差をつけ、同大会2勝目となった。
申ジエはこれまで、韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)ツアーで2006年から3年連続賞金女王に輝くなど20勝。2008年の全英女子オープン優勝後にアメリカ進出し、2009年に全米女子プロゴルフ協会(LPGA)ツアーで賞金女王に輝いた。
2010年に韓国人選手として初めて世界ランキング1位。LPGAで11勝を挙げ、2014年から主戦場とした日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)ツアーで28勝、オーストラリア、ヨーロッパ、アジアツアーなどで6勝を挙げた。
昨年からパリ五輪出場に必要な世界ランキングポイントを伸ばそうとアメリカ、日本、ヨーロッパを転戦したが結局、五輪出場は果たせず、今年は無冠に終わるかと思われていた。しかし、オーストラリアで節目の1勝をもぎ取るあたりはさすが実力者だ。
現在、JLPGAツアーの生涯獲得賞金は1位の不動裕理が13億7262万382円。2位の申ジエは13億7202万3405円で、その差わずか59万6977円に迫っている。来季、不動のトップだった不動を引きずり下ろす日は近そうだ。
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記事:SPAIA編集部