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船カワハギリール【おすすめランキング7選】 特徴や選び方のコツも解説

TSURINEWS

カワハギ釣りのリール(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

船のカワハギ釣りは様々な誘いを駆使して、カワハギの繊細なアタリを引き出すテクニカルな釣りです。専用のタックルを揃えることで釣果が大きく変わり、そのうちのリールも重要なパーツになります。今回は、カワハギ釣りに適したリールの選び方やおすすめのモデルについて詳しく解説します。

船カワハギ釣りに使うリールの特徴

カワハギ釣りでは、小型のベイトリールが使用されます。1日中細かな誘いをかけ続ける釣りなので、竿とリールを片手で持ちやすいコンパクトなボディや軽量さが求められるためです。また、繊細な縦の誘いをかける際にスムーズに糸を出し入れできることや、キャストして横に誘う動作も多いため、キャスト性能の高さなども重要なポイントです。

カワハギ釣りはリールも重要(提供:TSURINEWS編集部)

カワハギリールの選び方

具体的に、カワハギ釣りに使うリールを選ぶ際に確認したいポイントを紹介します。

リール自重は軽いものを選ぼう

カワハギ釣りで使うリールを選ぶ際、リール自重も必ず確認したいポイントです。カワハギ釣りは長時間誘い続ける釣りなので、軽いリールを使うことで疲労感を軽減でき、快適な釣りが楽しめます。また、ハイエンドモデルのロッドとリールを組み合わせれば200g程度までタックルの重量を抑えられる釣りのため、リールの軽さはアタリを感じ取る感度にも影響してきます。そのためリール自重180g以下を目安に選ぶのがおすすめです。

また、軽さだけでなく、ロッドとのバランスも考慮することも大切。例えば120g以上などの重めのロッドに150g以下などの軽量なリールを合わせると、先重りが生じて操作性が悪くなる可能性があります。ロッドとバランスの取れた組み合わせも意識して選びましょう。

リール自重も確認して選びたい(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

番手は100~150番

カワハギ釣りのリールのサイズは、誘いやすい小型のものが選ばれます。具体的な番手としては、一般的に100~150番程度のPEライン1号前後が100m以上巻けるリールが使用されます。

この番手の船用小型ベイトリールは、カワハギ釣りに最適な設計が施されているモデルも多く、軽量さや誘いの操作性に優れているのが特徴。また、やや重くはなりますが同番手のタイラバ用のモデルなどでも代用は可能です。

コンパクトな100番~150版のベイトリールが最適(提供:週刊つりニュース関西版 編集部)

ギア比はハイギアが手返しがいい

ギア比は、リール1回転でどの程度の量のラインを巻き取れるかを表しています。好みにも左右される要素ですが、エサが取られることが多い釣りなので8:1のXH(エクストラハイギア)や7:1のH(ハイギア)など巻き取り量の多いタイプが手返しが早くおすすめです。

ハンドルの左右もこだわろう

ベイトリールはハンドルを左右に付け替えることができないので、左右どちらにハンドルが付いたモデルを選ぶかも悩むポイント。慣れや好みも反映される部分ですが、おすすめは利き手とは逆側にハンドルをセットするスタイルです。特にカワハギ釣りでは、小刻みな誘いを駆使したり、繊細なアタリを捉えたりする場面が多いので、利き手でロッドを操作することで精度を高められます。

また、口が硬くバラシも多いカワハギ釣りでは、ヒット時に素早くリーリングに移れる点も、メリットとなります。

キャスト性能も意外と重要

カワハギ釣りでは、砂地などの平場エリアで釣りをする際、広範囲に探るためにキャストを伴う「横の誘い」がよく使われます。この際、キャスト時にラインが絡むバックラッシュを防ぐために、ブレーキ性能の高いリールを選ぶことが重要です。

カワハギ釣りやキス釣りなどを想定して設計されているモデルであれば、基本のメカニカルブレーキに加え、遠心ブレーキやマグネットブレーキなども搭載された、キャスト性能が高いアイテムも多いです。ただ、縦の釣りを想定して設計されているモデルや安価なリールなどは、メカニカルブレーキのみなどキャスト性能が低いものもあるので注意が必要です。特に平場エリアが主戦場の場合は、ブレーキ機能が充実したリールを選ぶことで、より快適に釣りを楽しむことができます。

また、キャストがしやすいという点ではスピニングリールという選択肢もありますが、糸の出し入れがしにくく、縦の釣りでのデメリットが大きいことや、スピニング対応の専用ロッドがほぼないため使う人は多くありません。しかし、キス竿などを流用して横の釣り専用のタックルとして一部のアングラーで使われることもあります。

平場エリアではキャストも多用して狙うカワハギ(提供:TSURINEWS編集部)

カウンターは無くてもOK

カワハギ釣りは底付近がメインの釣りなので、リールにはカウンターはなくても問題ありません。むしろ、カウンターが付いているとリール自体も重くなるので、カワハギ専用のリールとして用意するならカウンター機能がないものを選ぶのがおすすめです。

おすすめのカワハギリールランキング

それではおすすめのカワハギ釣りに向いたリールを紹介していきます。

1.アドミラA

新陳代謝が遅いカワハギリール界隈ですが、2024年にモデルチェンジされたダイワの中堅機種が「アドミラA」。150番台設計となっており、重量は175gと100番台の同価格帯と比べるとやや重めですが、剛性やドラグ性能も高くカワハギ釣り以外にも流用しやすい点がメリットです。

また、性能面では最新技術のハイパードライブデザインを採用した滑らかな巻き心地に、高いブレーキ性能のマグフォースブレーキなどを搭載。これにより、カワハギ釣りでの操作性も高く、コストパフォーマンスに優れたリールとなっています。

ラインナップには、PG・HG・XHGの3つのギアモデルが用意されており、好みに合わせた選択が可能です。

2.ステファーノSS

シマノの「ステファーノSS」は2017年発売とやや古いモデルですが、カワハギ釣り専用に設計された滑らかな巻き心地のリールで、自重も160gと軽量。また、クラッチ操作が簡単で繊細な誘いをサポートするS-タービンハンドルや、キャスト性能の高い遠心ブレーキシステムも備えており、カワハギ釣りでの使いやすさを追求した機能も特徴です。

実売は2万円前半程度と中堅機種に位置しますが完成度は高く、初心者から上級者まで満足できるカワハギリールと言えるでしょう。アイテムのラインナップはハイギアモデルの100HGのみとなります。

3.フネX

ダイワの「フネX」は、実売1万円前後で購入できる100番台の船用小型ベイトリール。エントリーモデルだけあり自重は190gとやや重めですが、基本性能はしっかりしており巻き心地も悪くありません。また、仕掛け落下がスムーズなスーパースプールフリー仕様や、MAGブレーキなど、カワハギ釣りに向いた機能も備えているため、カワハギ釣りをこれから始める人には魅力的な選択肢となります。モデルはハイギアのX100Hのみがラインナップされています。

4.アドミラ

2023年にモデルチェンジされた「アドミラ」は、カワハギ釣りでも定番のハイエンドリールです。滑らかな巻き心地を実現するハイパードライブデザインや、キャスト時のバックラッシュを防ぐマグフォースブレーキを採用している点は「アドミラA」と共通ですが、100番台の「アドミラ」はボディやスプールに軽量かつ剛性も持ち合わせた高品質素材を使用しているため、155gという軽い設計が大きな特徴です。

番手はエクストラハイギアモデルの「100XH」のみで、素早い手返しを可能にする高いギア比が採用されています。

5.黒船LT

アブガルシアの「黒船LT」は、エントリーモデルながら178gという軽量ボディが大きな特徴です。ブレーキ機構はシンプルなものの、それ以外の基本性能は実用には十分。価格も手ごろなため、カワハギ釣りを始めたい初心者にとって最適なリールとなります。また、高さを抑えたロープロファイルボディが採用されており、手にフィットしやすく、繊細な誘いも行いやすい設計も嬉しいポイントです。ギア比は6.4で、ノーマルギア程度の巻取り量となります。

パーミングのしやすさも重要(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

6.ティエラ AIR IC

ダイワの「ティエラ AIR IC」は、2024年にモデルチェンジされたハイエンドリールです。このリールはカウンター付きで、主にタイラバやイカメタル用に設計されていますが、165gという軽量ボディと100番台のコンパクトなデザインが特徴で、カワハギ釣りにも十分対応可能です。また、ハイパードライブデザインを採用しているため、滑らかな巻き心地や耐久性にも優れており、快適な使用感も特徴となります。

ただし、キャスト性能に関しては高くないため、キャストを多用する「横の釣り」をメインとした釣りにはあまり向きません。そのため、岩礁帯など縦釣り主体のエリアが主戦場の方や、タイラバやイカメタルなど複数の釣りスタイルを1つのリールで楽しみたい方におすすめのリールです。ギア比のラインナップは2つありハイギアとエクストラハイギアを選ぶことができます。

7.スティーレ

シマノのボート向けリール「スティーレ」は、145gという超軽量設計が最大の特徴です。また、ハイエンドモデルだけあって、巻き心地や使用感も非常に優れた高性能リールとなります。

ロープロファイルボディによるパーミングのしやすさや、遠心力ブレーキSVSを搭載したキャスト性能などは、カワハギ釣りにも最適。軽量かつ高性能なリールを求めるアングラーにおすすめですが、2016年発売ということもあり、あまり市場に出回っていないのが難点です。

<渡辺/TSURINEWS編集部>

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