あす30日も道東方面を中心に雪 札幌も気温一ケタ/北海道の天気予報・2025年4月29日更新
北海道のあす30日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
きょう29日(火)は季節外れの雪
帯広の路面は濡れていて、ミゾレが降ってますね。帯広では雪の降る時間もあって、きのう28日(月)に開花したサクラもビックリしたでしょうね。
きょう29日(火)は道東方面を中心に雪が降っています。午後4時までの24時間に降った雪の量です。十勝北部の上士幌町糠平は13センチでした。4月下旬に道内どこかで10センチ以上の雪が降るのは2年ぶりなので、そこまで珍しいことではありませんが、驚きましたね。
毎年聞きますが、やっぱりGWまでは冬タイヤが必要ですね。きょう29日(火)は季節外れの雪で、石北峠は雪道になっています。
石北峠の6合目の午後4時前の様子です。気温はマイナスで路面に雪が積もっています。中山峠はアスファルトが濡れています。気温は0度くらいなのでブラックアイスバーンのおそれがあります。安全運転で事故のないようにしましょう。
あす30日(水)午前6時までの12時間に降る雪の量です。道東方面を中心に雪が降ります。濃い青の紋別や北見、網走、根室の中標津など平地でも5センチ前後、オレンジや赤の知床半島の山沿いや斜里岳周辺で20センチ前後です。夏タイヤでの運転は控えるようにしてください。
30日(水)の天気と気温
旭川では路面が濡れています。旭川で雪が降る可能性は低いですが、あす30日(水)朝にかけて橋の上など濡れた路面の凍結には注意して下さい。
あす30日(水)の天気と気温です。
天気は回復傾向です。午前中は道東方面で雪や雨が降りますが、午後は広く晴れるでしょう。気温はきょう29日(火)より高くなりますが、平年より低くなりそうです。なお、大潮の時期で潮位が高くなっています。低気圧の接近と満潮時刻が重なるあすの早朝は、根室市では高潮による低い土地の浸水に警戒して下さい。
北見も路面が濡れていますね。あす30日(水)にかけて雪が積もるおそれがあるので、スリップ事故に注意して下さい。
あす30日(水)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
日中は天気が回復し、昼頃から各地で晴れるでしょう。ただ、札幌周辺では北風が強まります。あすも暖かい服装が必要です。
道北・空知です。
昼頃から晴れてくるでしょう。最低気温は0度くらいまで下がるので、路面凍結に注意して下さい。最高気温はきょう29日(火)より高いですが、重ね着で調節が必要です。
道東・オホーツク海側です。
根室やオホーツク海で朝まで、網走や知床周辺では昼頃まで雪や雨が降るでしょう。朝は時間にゆとりを持ってお出かけ下さい。オホーツク海側の最高気温は5度くらいで、3月下旬並みの寒さが続きます。
30日(水)からの週間天気予報
浦河はどんよりしています。この寒さの中、植物も頑張っています。お隣の新ひだか町の二十間道路ではエゾヤマザクラが満開になりました。また札幌の平岡公園ではウメが開花したそうですよ。
連休の見通しはどうなるのか、週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
1日(木)は貴重な春の陽気で、札幌や旭川では20度前後まで気温が上がります。花粉対策を忘れないで下さい。2日(金)は札幌で夕方から雨が降るでしょう。3日(土)と4日(日)も雨の降る時間がありそうです。
太平洋側です。
1日(木)にかけて晴れるでしょう。2日(金)の午後は道南方面から雨が降り出します。3日(土)と4日(日)も雨の降るところがありますが、5日(月)と6日(火)は広く晴れるでしょう。
30日(水)の札幌の朝昼晩の天気
あす30日(水)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
晴れますが、風が冷たそうですね。気温も一ケタなので、あすも暖かい服装が必要です。日ざしが出るので、気になる方は紫外線対策もしてください。夜は風が弱まるでしょう。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※29日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU