人形に感謝の気持ちを 神鳥(しとど)前川神社で供養祭
しらとり台の神鳥前川神社(豊浦崇男宮司)で4月20日、大切な人形やぬいぐるみに別れを告げる人形祭が行われた。
「長い間、身の回りに置いて大切にしてきた人形には『みたま』が宿る」と同神社。今年は300件以上の持ち込みがあったという。人形はそのみたまを形代に移し、焼納して天へと返される。
参列した桜台在住の40代の女性は、「今日は雛人形とこけしを持ち込んだ。他の人形たちを見ると色々な思い出が偲ばれる」と話した。
豊浦宮司は「おみたまは人形に最初からあるわけではなく、大切にしてきたからこそ宿ったもの。自分と家族の幸せを見守ってくれた人形を、感謝の気持ちを持ってお見送りしてもらえれば」と思いを語った。