【マネするな】れんげ食堂が『ペヤング味のリアル焼きそば』を発売!! 安易に本家と比較した結果 → ペヤングを見失った
『れんげ食堂 Toshu』の前をたまたま通りかかったら、「ペヤングコラボ焼きそば」の販売を知らせるポスターが掲示されていた。ペヤング味の焼きそばってマジ!? れんげ食堂はイオンの傘下かつオリジン弁当の姉妹店的ポジションにある中華料理チェーン店。
私の生活圏内ではれんげ食堂をよく見かけるので、てっきり全国区かと思っていたのだが、今回の流れで「首都圏の限られたエリアにしかない」ことが判明した。具体的には世田谷、杉並、調布、府中あたりに集中している。
これほど攻めたコラボレーションが超局地的に開催されているとは少しもったいない気もするが、ともかくペヤング味の焼きそばは全国民の夢である。張り切って発売初日に行ってきた!
【写真】れんげ食堂 Toshuのメニューはこんな感じで安い!
・高まる期待
1月22日(水)の開店とともに販売が開始された「ペヤングコラボ 焼きそば」。「ペヤングコラボ チャーハン」も同時発売である。
またオリジン弁当からは「とり天(ペヤングソースやきそば味)」と「おにぎり そばめし ペヤングソースやきそば味」が発売中。私はとにかく焼きそばを食べたいので今日のところはパスしたが、気になる人はオリジンもハシゴしてみて。
こちらがテイクアウトした焼きそば&チャーハン。ともに税込693円(テイクアウトは税込691円)。
カップのペヤングが200円くらいで買えることを考えると3倍以上の価格差があることになる。が、お店の焼きそばとしては安価な部類だ。この価格差がどう響くか。
そもそも多くの人にとって「ペヤング食べたい」と「お店の焼きそば食べたい」は全く異なる感情。そこへ“ペヤング味のお店の焼きそば” が登場した時、我々の情緒は一体どうなってしまうのだろう? 普通のペヤングには戻れない体になってしまうのか……?
・しかし心配無用だった
それじゃ、さっそく「普通のペヤング」と「ペヤング味のお店の焼きそば」を食べ比べてみたいと思いマス!
結論からお伝えすると……
よく分からなかった。
まずペヤングコラボ焼きそば。匂いを嗅いだ段階で、ペヤングの面影は特に感じられない。実際に食べてみると……やはりペヤングの面影は特に感じられないのだった。事前情報なしでコレを「ペヤングだ」と言い当てられる人がいるとすれば、相当なペヤング猛者なのでは?
自信がなくなったので本家ペヤングの味を確認してみよう。
ん…………?
ペヤングってこんな味だっけ……?
・【悲報】ペヤングを見失う
ペヤングは一番好きなカップ焼きそばなので、私はペヤングの味をそれなりに把握しているつもりだった。が……いざ「ペヤングの味とは?」と訊かれると、全く説明できない自分がいて愕然とする。
ついに自分の舌が信じられなくなった私は、事務所にいた中澤記者に意見を求めることに。すると「麺はペヤングっぽい気がする」という、完全に見当違いな答えが返ってきた。「ペヤングコラボ 焼きそば」に使用されているのは特製ペヤングソースであり、麺はペヤング関係ない。
よって今回の調査の結果、「れんげ食堂のペヤング焼きそば」と「本家ペヤング」は完全に別モノと捉えたほうがよさそうである。どれくらい違うかというと、元も子もないが“お店の焼きそばとカップ焼きそば” くらい違う。
かといって、両者ともに別モノとしておいしいことは確かなので始末が悪い。食べ比べなどという愚行に走ったことにより、どちらにも全力で向き合うことができなかった己の安直さが悔やまれる。普通に食えばよかった……!
ってことでれんげ食堂のペヤングコラボに興味があるみんな、カップのペヤングと食べ比べるのは絶対にオススメしないから気をつけろ!
なお個人的には、焼きそばよりチャーハンのほうが好みだった。そば抜きのそば飯といった風情で、ソース味がいい感じ。ちなみにこちらもペヤング感は言われなきゃ分からない。ペヤング×れんげ食堂Toshuコラボは在庫が無くなり次第終了となるので、興味のある人はお急ぎを!
参考リンク:ORIJINTOSHU
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.