【夜の喫茶店】新宿駅東口から徒歩約1分「椿屋珈琲 新宿茶寮」で過ごす夜時間が贅沢すぎた
夜の喫茶店が好きだ。昼間よりも落ち着いた雰囲気が漂っているし1人でも利用しやすい。居酒屋のような賑やかな場所より1人の時間を楽しむのに適している。遅くまで営業している喫茶店なら終電までの時間調整にも使えるだろう。
そんなわけで先日は、仕事後に新宿駅東口から徒歩約1分の「椿屋珈琲 新宿茶寮」へ。同店は椿屋最大の224席、日本最大級の喫茶店である。日本一のターミナル駅の目の前という立地だから日中は混み合っているものの、平日の夜は比較的空いているようだ。
・夜の椿屋珈琲
椿屋珈琲は自家焙煎の豆を使い、サイフォンで淹れたこだわりのコーヒーを提供する高級喫茶店。新宿茶寮はビルの2階・3階部分に位置し、先述したように224席ある大箱店だ。
ラストオーダーは朝4時30分で閉店は5時。23時以降はサービス料として20%を支払う必要があるが、駅前で始発時間まで営業しているから使い勝手は良いだろう。
私が訪れたのは19時過ぎ。2階席と3階席どちらも大正ロマンあふれるクラシックなインテリアで、落ち着いてゆったりと時間を過ごせる空間である。
この日はより静かに過ごせそうな3階のボックス席へ。ステンドグラスが特別感を演出していますね。んで、メニューなのだが……
・セレブですね
ブレンドコーヒーが1250円というセレブ価格。というのも、すべてのコーヒーに国際資格を持つ焙煎士が厳選したクリアで風味豊かなスペシャルティコーヒーの豆を使用しているから。とはいえ、1250円はビビる……だがしかし。
食事やケーキのセットで注文するとお得感が味わえるので安心せよ。たとえば新作の「椿屋バターチキンカレー(1930円)」には、自社製ドレッシングのサラダ & 自社製スープにドリンクも付けられるという。ってことで注文。ドリンクはアイスコーヒー。
喫茶店のサンドイッチとかカレーには居酒屋メニューとは別の魅力がある。夜に食べるケーキやパフェも特別感があっていいだろう。料理を待っている間も静かに流れるクラシック音楽によって心がほぐれるし、1日の疲れが、ああ、癒されていく。
・贅沢
さて、まずやってきたのはキンキンに冷えたアイスコーヒーだ。真冬だろうとお構いなし。これがキリッとした飲み口かつ深みのある味わいでたまらなく美味しい。普段なかなか飲めない高品質なコーヒーである。まさに1250円の味。
こういうコーヒーはビールのようにゴクゴク飲むのではなく、じっくり時間をかけて楽しむもの。後味の余韻も楽しみながら飲みたい。
つづいてサラダとスープ。ドレッシングも美味しいけど……このマッシュルームのスープがとにかく絶品だった! レトルトで売っていたら絶対に買う。なんならご近所に配りたいレベル。居酒屋だったらおかわり待ったなしだ。たまらん。
そして主役はもちろん、セレブクオリティのバターチキンカレーですよ。高級ホテルさながらの圧倒的ビジュアル。食べてみると……
バターと生クリームのコク深さと滑らかな舌触り、そして完熟トマトの甘さとほどよい酸味との調和……至高である。何よりごろっと大きいチキンが嬉しい。ボリュームもあるからやっぱりお得だ。いくらなんでも贅沢タイム過ぎるだろ。
・優雅なひと時
心を落ち着けて自分の時間を楽しむのに最適な夜の喫茶店。アルコールに頼らずとも豊かな夜の時間を過ごせるぞ。疲れている時に賑やかな場所に行ったら余計に疲れてしまうこともあるので、たまにはこういう場所でリッチな気分を味わうのも良い。
高級店だから価格設定は高めだが、その分落ち着いたサービスとひと息つける贅沢な空間が提供されていて大満足。この日は新宿発のバス出発時刻まで1時間ほどゆったりと過ごしました。最高の居心地だったので皆さんもぜひ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 椿屋珈琲 新宿茶寮
住所 東京都新宿区新宿3-36-12 杉忠ビル2階・3階
時間 8:00〜翌5:00(L.O. 4:30)
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.