あなたの評価を下げる言い訳7タイプとは?【相手の心が9割わかる 大人のブラック心理学】
あなたの評価を下げる言い訳7タイプ
かっこ悪い言い訳はダメージが大きい
気になる相手を振り向かせたいと思うなら、自分自身をよく見せる努力は不可欠です。そこで大切なのは、まずはあなたの評価を現状以下にしないこと。意外に思われるかもしれませんが、評価を落とす原因の1つは「言い訳」です。人間は、仕事でもプライベートでもミスや失敗をしてしまうものなので、それだけで評価が下がったり、嫌われたりする可能性はほぼありません。その時にかっこ悪い言い訳をしてしまうと、あなたの評価がガタ落ちになってしまうので要注意なのです。
心理学の世界では、言い訳には7タイプあるといわれています。無意識のうちにこんな言い訳を口にしていないか、次の例文でチェックしてみましょう。
① 「だって、Aさんがそうしてたから私もやっちゃったんです……」(悪いのは自分だけじゃないと他人も道連れにする巻き込み型)。
② 「でも、電車さえ遅れなければ、会議に遅刻はしなかったはずです」(都合のいい理由で自分を正当化する合理化型)。
③ 「周囲が騒がしかったんです。だから集中できなかっただけです」(自分のミスや未熟さを棚に上げてしまう抑圧型)。
④ 「いつもならちゃんとできるのに今日だけなぜか失敗しちゃったんです。どうせ私はダメ社員ですよ」(今回だけ特別だったことを主張する特例主張型)。
例文にもあるように、「だって」「でも」「だから」「どうせ」はD言葉と言われ言い訳の中でも最悪の言葉とされています。自分の発言、見直してみましょう。
ミスや失敗はきちんと謝って
前ページの言い訳4パターンの他に、こんな言い訳があります。
⑤ 「課長が私を信じてくれないから、私も課長を信用しないんです」(本来は自分の感情なのに他人が自分に対してその感情を向けていると思い込む投影型)。
⑥ 「今日は寝不足だからね、計算ミスしちゃってもしかたないよね」(ミスすることに備えて先に理由をつけてしまうセルフ・ハンディキャップ型)。
⑦ 「来客数5割減で、降水確率90%で、社員数も10人になっているんだから私だってまじめに働けません」(数字やデータで理論的に話しているように見せて論点をずらし、自分には責任がないことを主張する詭弁型)。
どのような言い訳であっても、ミスや失敗を認めなかったり、他人に押しつけたりすれば、自分の心の負担は軽くなりますが、周囲の人にはあなたがとても残念な人に見えてしまいます。ミスをしたらきちんと謝る、改善策を見つけるなど前向きにリカバリーすることが、恋愛のみならず人生の成功にもつながるのです。
妙な言い訳を考えるより改善策を見つけよう
言い訳上手になって関係を修復しよう
NGな言い訳……D言葉
「だって」「でも」「どうせ」「だけど」「だったら」というダ行ではじまる言葉はネガティブなので避けたい。
OKな言い訳…外的要因
不可抗力的な理由でこうなったと伝えるとよい。ただし、人ではなく、物を引き合いに出すことがポイント。
【出典】『相手の心が9割わかる 大人のブラック心理学』著:渋谷昌三