どんな子育てする?「親にされて嬉しかったこと、不快だったこと」から考える【したっけラジオ】
30代コンビの脱力系おしゃべり番組「したっけラジオ」(HBCラジオ・日曜午後7時半〜)。
5月4日の放送回は、WEBマガジンSitakkeの連載「満島てる子のお悩み相談ルーム」のラジオ版として、子育てのお悩みに、番組MCの満島てる子さんが答えました。
募集フォームに読者から寄せられたお悩みです。
お悩み「子育ての参考に・・てる子さんの育った環境が知りたい」
相談内容(S市在住・40代そうやにーさん)
てる子さんと同じ三重県出身・北海道在住のものです。
メディアなどで、てる子さんを見かけるととってもうれしいです♪
最近40過ぎにして、特別養子縁組で子どもを授かり、人の子の親となりました。
てる子さんは、子ども時代に親御さんからどんなことをしてもらったら嬉しかったですか?
また、何をされたときが不快でしたか?
子育ての参考にしたいので、てる子さんが育った環境や親御さんの方針が知りたいです。
マイナスな感情の出し方に注意
てる子さん)父も母も性格は全然違う人だから、叱り方が全然違うの。
何かやらかしてしまったとき、まずは母親が口火を切る。そして延々と喋る。喋った後に「そんなことしたらあかんやん、ねえお父さん」って父親に振ると「そやな・・」って言って、10分間ぐらい沈黙が流れる。笑
この2人の組み合わせ、恐ろしいことになるわけで・・。延々に続いて4時間とかになるのよ。
森アナ)結構つらいね〜!笑 ずっとその間、対峙しているの?
てる子さん)「長いな〜」と思って時計とか見てると、その目線で母親がすぐ気づいて・・
「長いと思ってるの、あんた!」と怒ってくる。「ごめんなさい、反省してます!」と。
なので、怒るのはコンパクトな方がいいですよ。というのが、私が思うことかな。
てる子さん)森さんはどう?
森アナ)こうはなっちゃいけないなと思ったのは、お父さんが運転しているときに短気なこと。笑
いっぱい探したの。怒られたときは腹が立ったけど、今思えば私のことを思ってくれていたと思える。
だけど、運転していたときの短気なところだけは、大人になってもよくないなと思う。笑
てる子さん)不必要に怒っていたり苛立っていたり。
マイナスの感情の出し方は、お子さんの前だと気をつけたほうがいいね。真似したりとか・・
森アナ)子どもにこんな風に育ってほしいというのがあるんだったら、なるべくネガティブなところは見せない方がいい、という感じかな。
てる子さん)見せ方も考えたほうがいいんじゃないかな。
親にされて嬉しかったことが“私なりのAnswer“
てる子さん)父母の教育方針で良かったと思うのは、いろんな情報に開かれた環境を作っておいてくれた。
例えば、たくさん本を本棚に置いておく。
子どもが手に取れるわけよ。「これなんだろ?」って新しい世界に出逢って、面白いなと思ってさらに別の本を手にとるとか。インターネットを使うのも早かった。
いろんな外の機会に触れる、どれでもアクセスしやすいようにして置いてくれたなと。
外の世界を知ることの大切さ
てる子さん)いろんなものと繋がれるのって、例えば家庭でうまくいかなくなった時に、外側に助けを求められる。それがもしかしたらひるがえって、その家庭を良くすることに繋がるかもしれないなって思う。
お子さんに、家以外の外側のいろんなものに繋がりやすい環境をいつでも提供できるようにする。もしくはもう提供できるように仕上げておく、というのはぜひ意識してもらえるといいんじゃないかと思う。
森アナ)子どもの頃からいろんな世界を見ていると、将来の選択肢も増えていくと思うからね。
てる子さん)そうそう。自分自身がどう生きていくかも考えやすくなると思う。
今後も「したっけラジオ」の内容は、Sitakkeのこの連載と、Youtubeでもご紹介していきます。
◾️したっけラジオMC・満島てる子
オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。
◾️したっけラジオMC・HBCアナウンサー・森結有花
HBCテレビ「あぐり王国北海道NEXT」「グッチーな!」「SitakkeTV(ナレーション)」、ラジオ「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!(月・火)」を担当。「HBC演劇エンタメ研究会」のメンバーとしても活動中!
文:Sitakke読者編集部ぬまぬま
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は、「ひとりの夜にあなたとあたしのしたっけラジオ」2025年5月4日放送時の情報に基づきます。