【ONE AND ONLY Vol.9レポート】きゃんちゅー、yosugalaら注目メンバーの多彩なパフォーマンスに徹底フォーカス!
<ONE AND ONLY Vol.9>が、1月13日(月・祝)に飛行船シアターで開催された。
<ONE AND ONLY>は、“日々新しい存在が生まれて成長していくアイドルシーンを、楽曲、パフォーマンス、トーク、ファッション、ソーシャルなどさまざまな角度で切り取り、次世代の唯一無二、かげがえのない「ONE AND ONLY」を生み出すことを目指す”というコンセプトを掲げるアイドルイベント。
その第9弾となったこの日には、CANDY TUNE、yosugala、ラフ×ラフ、SWEET STEADY、MyDearDarlin’、Onephonyの5組が出演。それぞれが多彩なパフォーマンスを披露し、会場に大きな熱狂を生み出した。また、イベントの途中には特別企画としてファッションショーも実施。華やかなステージを届けた。
本記事では、各グループから1名をピックアップして、そのメンバーに焦点を当てたライブレポートをお届けする。
取材&文:竹内伸一
■Onephony(ピックアップアイドル:浅桜みらい) 美スタイルを生かしながら躍動感と優雅さを兼ね備えたステージングで魅了
“こんばんは! 楽しんでいきましょう!”の影ナレのあと、“オイ!オイ!”というコールを促しながらステージに登場したOnephonyは、1曲目「君ラブ!♡ 」からはつらつと歌い踊る。浅桜みらいも笑顔を振りまきながら、小気味よくステップを踏み、時折、観客にウインクでアピールするなど、楽しそうにパフォーマンスをくり広げていく。
「ウルトラCなラブストーリー」では、“ずっと一緒にいてください!”の台詞をちょっと照れたような表情でキメて、観客に“おぉ~!”というため息にも似た声を上げさせ、MCでは“今日は(木月)莉星ちゃんが新成人を迎えて、さやちゃん(久保田さやか)のお誕生日。幸せいっぱいの日にみんなと一緒に過ごせて本当に幸せ!”と語り、大きな拍手を引き出していた。
後半もバレエを思わせるような優雅なダンスで魅了したり、足を高々と上げてジャンプするなど、その存在を十二分にアピール。背が高く手足がすらりと長い彼女は、ステージに立っているだけでも観客の視線を集める存在感を放っていたが、さらにその所作も美しく、パフォーマンスは躍動感と優雅さを兼ね備え見応え十分。特に「Sugar Doll」の間奏で披露したソロのダンスは、そんな彼女の魅力が凝縮されたような素晴らしいものだった。
Onephony<ONE AND ONLY Vol.9>
2025年1月13日(月・祝)
飛行船シアター
SE
君ラブ!♡
Sugar Doll
ウルトラCなラブストーリー
MC
冬のトライアングル
僕らのStory
キューピッド参上!
MC
■SWEET STEADY(ピックアップアイドル:塩川莉世) 会場全体に美しく響き渡った圧倒的な歌声
メンバーカラーをあしらった華やかな衣装に身を包んだSWEET STEADYは、可愛らしさを全身で表現しながら賑やかなパフォーマンスをくり広げた。そんな中で塩川莉世は、歌で観客を魅了。
「ぱじゃまぱーてぃー!」でキュートな歌声を聴かせたかと思えば、「Sweet Café」では感情を込めて熱く歌い上げ、「ワガママ」では“いつもいつも考えすぎてしまうんだ”という台詞をカッコよくキメつつ、叫ぶように歌う場面も。「始まりの合図」のラストでは曲を締めくくるにふさわしい伸びやかな歌声を響かせ、「ダイヤモンドデイズ」の落ちサビでは凛々しい表情で熱唱といった具合いに、場面ごとに雰囲気を変えながら、見事な歌声でライブを盛り上げた。しかも、いずれの曲でも、彼女のパートがいいフックになっていたのが印象的。彼女の歌声は、グループの大きな魅力の1つで、なくてはならないもの……そんなことを思わせる素晴らしいパフォーマンスだった。
余談にはなるが、「おねがいペンタス」の冒頭、白石まゆみが立ち位置を間違える場面が。恥ずかしそうな彼女を塩川は笑顔で優しくハグ。メンバー間の雰囲気のよさが伝わる素敵なシーンだったように思う。
SWEET STEADY<ONE AND ONLY Vol.9>
2025年1月13日(月・祝)
飛行船シアター
SE
ぱじゃまぱーてぃー!
Sweet Café
ワガママ
MC
おねがいペンタス
Call me, Tell me
始まりの合図
ダイヤモンドデイズ
MC
■ラフ×ラフ(ピックアップアイドル:日比野芽奈) 可愛いを真っ直ぐに届けながら、笑いも引き起こした多彩なステージ
日比野芽奈は先陣を切ってステージに登場。まずは「100億点」を凛々しい表情で歌い踊る。間奏ではシャープなソロダンスを、こちらもクールなたたずまいで披露し、会場を沸かした。しかし、しゃがみ込むような振りでは、最前の観客と視線が合ったようで、思わず笑顔に。それをきっかけに彼女は真骨頂を発揮、存分に可愛らしさを振りまいていく。
「かわいいスイッチ」では、小首をかしげながら“今から押すよかわいいスイッチ”と声を上げ、「ラズベリーサイダー」では激しいダンスでも笑顔を絶やさず、会場中に視線を送りまくる。さすがは“可愛い担当”を自認するだけのことはあると唸らされるパフォーマンスであった。しかし、可愛いだけでは終わらないのがラフ×ラフ。“笑い”にも果敢に挑む彼女たちだけに、「考える時間をください」では恒例の大喜利を披露。お題は「知られざる成人式じゃないとできないこと」で、トップに指名された日比野は、“未来から年金を前借する”と回答。すると“どーなっちゃうの?”などと一斉にツッコまれ、会場を笑わせた。
その後はメンバーの回答に“それ、ダメでしょ(笑)”などとツッコみを入れ、ライブを盛り上げる。楽しそうな表情はやはり可愛らしいもので、最後まで可愛い担当の実力を発揮していた。
ラフ×ラフ<ONE AND ONLY Vol.9>
2025年1月13日(月・祝)
飛行船シアター
overture
100億点
MC
かわいいスイッチ
laughing!
ラズベリーサイダー
MC
考える時間をください
クライアント
■yosugala(ピックアップアイドル:汐見まとい) 熱い気持ちを込めたパフォーマンスが生み出した大熱狂
にこやかにステージに登場した汐見まとい。しかし、そのパフォーマンスは全身全霊といった気合がみなぎるものだった。激しく足を蹴り上げたり、ステージの最前まで走り出て眼前のファンにクラップを促し、ステージを左右に駆け回り、ファンにアピール。力強いロングトーンを響かせて、会場中の耳目を奪っていく。ステージ上のモニターに足をかけ、観客に訴えかけるかのように熱く歌い上げる場面もあり、さながらロックシンガーといった様相だった。
一転、「ムチャクチャ」では可愛らしい仕草を盛り込んでギャップで魅せた……かと思いきや、その動きを加速させて、パフォーマンスは迫力を増していく。「ソラノナミダ」では凛々しい表情で切々と歌い、落ちサビでは泣きださんばかりの勢いに。そんな感情がほとばしる熱気あふれるパフォーマンスに会場は大沸騰。
最後の「アステリズム」で4人が声を合わせて熱く歌い上げると、観客もそれに続き、会場中の声が1つになって大熱狂のライブは終焉を迎えた。そんな会場の興奮を先導したのは、やはり汐見の熱気あふれるパフォーマンスだったように思う。終演後にSNSで“(対バンライブは)絶対楽しませて好きになってもらうぞって気持ちになるから燃える”と投稿していたが、その気持ちがしっかりと伝わるパフォーマンスだった。
yosugala<ONE AND ONLY Vol.9>
2025年1月13日(月・祝)
飛行船シアター
SE
YOSUGAL伝説
indigo
ろーるぷれいんぐ
MC
ムチャクチャ
鬼さんこちらときめく方へ
ソラノナミダ
アステリズム
MC
■CANDY TUNE(ピックアップアイドル:小川奈々子) 可愛さ全開のハッピーステージで作り上げた笑顔あふれるフィナーレ
この日のトリを務めたCANDY TUNEは、可愛らしくも賑やかなパフォーマンスでイベントを締めくくった。小気味よいダンスとキャッチ―なナンバーを楽しそうに歌う7人の姿は、観客を惹きつけて離さない。2階席からも色とりどりのペンライトが振られ、会場中がまさに一体となってライブを楽しんだ。
そんなハッピーな空間作りに大いに貢献していたのが、小川奈々子。「エトセトLOVE YOU」では落ちサビの前で繊細な歌声で魅了し、「きゅきゅきゅキュート」では“特別な魔法かけてあげる”を超キュートに歌い、「備えあれば無問題」では立花琴未がくり出した蹴りに大げさに倒れ込んでみせるなど、曲ごとにしっかりと見せ場を作ったのはもちろん、常に会場中に意識を向けているようにも見えた。
グリーンのペンライトを見つけるとすぐに笑顔を送り、フォーメーションが変わりステージを移動すれば、その先で手を振り、歌いながらも視線を2階席にも送る。後列に下がった時でも笑顔で会場中を見渡して、観客の気持ちを惹きつけていく。そんな彼女の振る舞いは、会場の1人ひとりにしっかりと気持ちを伝えたい、ライブを楽しんでもらいたいという想いにあふれているようだった。
CANDY TUNE<ONE AND ONLY Vol.9>
2025年1月13日(月・祝)
飛行船シアター
Overture
hanamaru
未完な青春
MC
エトセトLOVE YOU
きゅきゅきゅキュート
CATCH YOU
備えあれば問題
INTERMISSION
キス・ミー・パティシエ
MC