乃木坂46 久保史緒里、「番組が繋いでくださったご縁で、人生最初の文化祭を送ることができました」『乃木坂46のオールナイトニッポン』初の番組イベント開催
乃木坂46の久保史緒里がパーソナリティを務めるラジオ番組、ニッポン放送『乃木坂46のオールナイトニッポン』(水曜25:00〜27:00)初となる番組イベント<乃木坂46のオールナイトニッポン presents 久保史緒里の青春文化祭 in 横浜アリーナ>が、1月25日(土)に横浜アリーナにて開催された。“青春”をテーマに、文化祭というコンセプトで、ゲストが各部活動の部員となった企画を展開、会場に集結した12,000人のリスナーと一緒に青春を浴びた。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
イベントのテーマは、タイトルにもある“青春”。中学3年生から乃木坂46のメンバーとして活動を始めた久保は、学校生活での“青春”をあまり経験してこなかった。そのため番組内で“学校生活にまつわる青春の想い出に飢えている!”“高校で文化祭を経験してみたかった……”と発言していることから、“学校の文化祭”をイベントコンセプトに、1日限りの<青春文化祭>を開催することとなった。
イベントがスタートすると、久保が自転車に乗って登場。自転車には段ボールが積み上げられており、“重いよ〜! みんなで段ボール取りに行こうって言ったじゃん! 誰も手伝ってくんないしさ〜”という文化祭の準備中らしい小芝居が入る。さらに、外周を歩きながら“ちょっと男子! ヤル気あんの〜!?”“女子は可愛い! おしとやかだけど……盛り上がれるよね〜!?”などコール&レスポンスで、早速会場の熱を上げた。そんな久保の“それでは、盛り上がっていきましょう!”の掛け声で“文化祭”がスタート。トロッコに乗って外周を回りながら、久保が青春時代によく聴いており、イベントのテーマソング的存在の楽曲「My SunShine」を元気いっぱいに歌った。
イベントには、文化祭というコンセプトに合わせて久保や番組と縁のあるゲストが“各部活動の部員”となって出演。最初に登場した「放送部」のメンバーは、『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)より、こもり校長(小森隼/GENERATIONS)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3/Gacharic Spin)、 COCO教頭(CRAZY COCO)、賀喜遥香(乃木坂46)、井上和(乃木坂46)。ここでは局の垣根を超えた特別企画が実現し、<オールナイトニッポンvs SCHOOL OF LOCK! イントロ曲紹介対決>を行なうことに。ラジオパーソナリティとしての腕の見せどころの1つである“曲紹介”。今回は、現役乃木坂46の3人なら“乃木坂46の曲だったら事前に曲のタイトル/イントロの秒数を教えられなくても曲紹介ができるハズ!”という無茶ぶりを受けたが、4期生の楽曲「ジャンピングジョーカーフラッシュ」を、4期生の賀喜に先駆けて久保が答えたり、井上が自身のセンター曲「チートデイ」で見事な紹介を披露したりと、1歩も引かない両者。最後は、こもり校長が解答者となるも、またしても賀喜がセンター曲「Monopoly」を答えられず久保にポイントが入り、結果は『オールナイトニッポン』が勝利。罰ゲームとして賀喜&井上が『オールナイトニッポン』の番宣を読むことになり、この番宣は今後、ニッポン放送内で流れることとなった。
続いての「合唱部」では、久保がリスナーと一緒に「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」を合唱。なんと久保は、このコーナーでリスナーにサプライズでピアノ伴奏を行なうため、年末年始休暇に実家にキーボードを持って帰省、さらに東京に帰ってきてからも練習を続ける久保の様子がVTRで流れ、会場から“お〜!”と驚きの声が上がる。しかし、練習してきたのは久保だけではない。合唱があると発表があってからリスナーも歌を練習しており、本番前のテストでその歌声を聞いた久保は、すでに涙目。“今泣くところじゃないよね!”と言って涙をぬぐい、“時々止まっちゃったりするかもしれないけど、どうかみなさんが支えてくれたら嬉しいです!”とリスナーに呼びかける。そして本番では、見事な伴奏と歌声を会場に響かせた久保。ついにこらえきれなくなった涙を流して“みんなの声、すごく聞こえました!”“合唱することが夢だったので、横浜アリーナで叶えてもらって、最高でした!”と自身とリスナーに向けて拍手すると、リスナーも久保を称え、大きな拍手を送っていた。
会場を感動の渦に巻き込んだ後は、「軽音楽部」のwacciによるライブ。かねてより久保はwacciファンを公言しており、今回が初共演となった。そんなwacciは、「別の人の彼女になったよ」「感情」を披露。「感情」は久保が1番聴きたいといっていた曲で、ステージ袖ではなく、客席に座りライブを楽しんだ。ステージに戻った久保は、“私がただ大好きだという理由で来ていただいたんです。ありがとうございます!”と喜びと感謝を伝える。さらに“wacciさんの曲に支えられてきました”と言うと、ボーカル&ギターの橋口洋平も“僕たちはエゴサの鬼なのですが(笑)。番組でよく話題に出してくださったようで、それを見るたびに僕たちも励まされてきました。今日、こうして会えて嬉しいです”と久保に感謝していると明かした。そんな久保とwacciは、久保が特に好きな楽曲で“この曲がなかったら、今ここにいない”というほど思い入れのある「大丈夫」でコラボレーション。さらに“僕らも乃木坂46の楽曲を歌いたい!”とのwacciのリクエストで、「走れ!Bicycle」も一緒に歌唱。リスナーからの合いの手も入り、大いに盛り上がった。
音楽で会場を沸かせた後は、“笑い”へ。「お笑い研究会」のサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)が学ラン姿で登場し、これまでのコーナーで泣きすぎている久保をからかったり、イベントグッズのアパレルに大きいサイズがない、などのトークを展開する。そこにセーラー服に着替えた久保も加わり、同郷ということで『東北楽天ゴールデンイーグルス』についても話が及んだ。そんな久保とサンドウィッチマンは、一緒にコントをすることに。だが、サンドウィッチマンはイベント前にニッポン放送の『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』の生放送に出演しておりリハーサルに参加できていなかったことから、久保は“いきなり(コントを合わせること)なんてできない!”と不安を吐露する。しかし、努力家の久保。その場でコントの流れを覚え、見事なやりとりを披露。快感を覚えた久保はサンドウィッチマンの持ちネタ「ハイジャック」にまで参加し、会場を笑いに包んだ。
続いての「演劇部」では、久保と映画『リバー、流れないでよ』や舞台<夜は短し歩けよ乙女>などで馴染みのある上田誠(ヨーロッパ企画)の作・演出による新作書き下ろし公演を古田新太、ヨーロッパ企画のメンバーとともに披露した。
<クボータイムマシン・ブルース>
青春文化祭を機嫌よくやっていた久保史緒里。そこへ現れたタイムマシン。乗っていたのは、未来の久保史緒里(古田新太)だった。未来の久保は妖怪化しており、“こうなってしまったのは、本当の青春を味わってこなかったから”だという。こんなイベントはまやかしだと、未来の久保が指し示した方向には、かつて久保が通うはずだった高校と、その生徒たち(ヨーロッパ企画メンバー)が。久保は“本物の青春”を味わうべく、タイムマシンで過去へ向かう。
続く「デザイン部」のコーナーでは、久保がイベント用に作ったグッズを紹介。黒子が久保にグッズを手渡す手伝いをしていたのだが、最後に渡されたTシャツはグッズにない“パクチーの写真”入り。昨年行なわれた<ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭>のグッズが続々と出てきたことで、黒子の正体が岡村隆史であることが判明。矢部浩之もステージに登場し、これは久保にもサプライズで、観客と一緒に“えー!”と驚きの声を上げた。“サンドウィッチマンとのコントも観てたよ”とステージ袖で久保の勇姿を見ていたと語るナイナイ。久保とナイナイは『オールナイトニッポン』を通じてたくさん交流しており、2025年もその交流を続ける意味で、岡村は“今年食べたいものは何? 本当に好きなものを言って”と質問。久保から“じゃがいも”と意外な答えが返ってきたことで、岡村は“ベランダで育てられるのかなぁ(笑)”と苦笑いを浮かべていた。
イベントのトリを飾るのは「軽音楽部」のMONKEY MAJIK。宮城県という繋がりもあり、久保が尊敬してやまないアーティストだ。そんな彼らはまず「Around The World」「Together」という代表曲でリスナーの気持ちもガッツリと掴む。久保にとってのMONKEY MAJIKの音楽は、“ずっとともにあったもの”。“小さい頃からテレビをつけるとMONKEY MAJIKさんの音楽が流れていました。同じ舞台に立てて、青春文化祭ができて、本当に嬉しいです!”と感無量の様子。そして“恐れ多いですが、一緒に歌っていいですか?”と言い、MONKEY MAJIKともコラボレーションし「ただ、ありがとう」を歌った。さらに、久保が『乃木坂46のオールナイトニッポン』のパーソナリティ就任当初からエンディング曲に採用している「虹色の魚-English version-」も一緒に歌唱。MONKEY MAJIKがこの“English version”をライブで披露するのは、これが初めて。そんな貴重な楽曲を一緒に歌えて、久保は“宮城県の大スターであるMONKEY MAJIKさんと一緒に歌えるなんて、今日はたくさんの夢が叶いました!”と満面の笑みで、飛び跳ねながら全身で喜びをあらわにしていた。
この日のゲストが再びステージに登場してエンディングへ。出演者がみんな“ずんだ色”の久保学級クラスTシャツを身に着けており、久保のお礼の声が止まらない。それぞれに感想を聞くのだが、古田が“史緒里は本当にすごいなぁ。こんなに大きな会場を埋められて”と言うと、他出演者全員が頷く場面も。そして、そんな古田と上田が2月5日(水)放送の『乃木坂46のオールナイトニッポン』にゲスト出演することが発表された。当日はイベントの裏話もたっぷり語る予定。
最後に、久保は“本当に素敵な想い出をありがとうございました!”と改めてゲストとリスナーに感謝を伝える。続けて“番組が繋いでくださったご縁で、私の人生最初の文化祭を送ることができました。今日のことは、忘れません。時間をともにできたこと、死ぬまで絶対に忘れません!”とメッセージ。さらに、これを最後の文化祭にしないように“また文化祭をやる決意表明として”と、“まだまだまだまだ青春を」「浴びたーい!”とリスナーと掛け合った。
その後、ステージに1人残った久保は、しみじみとイベントを振り返る。この文化祭開催に至った自分の経歴を語り、“私は本当に幸せ者です。叶うことのなかった文化祭参加という夢を叶えられたのは、リスナーのみなさんのおかげです。そして、その場を用意してくださったのは『オールナイトニッポン』。自分のターニングポイントを聞かれたら、私は間違いなく『オールナイトニッポン』のパーソナリティになったことだと答えます。夢を見ているようでした”と感想を伝える。そして“これからも私は私らしく、時に猫をかぶりながら、リスナーさんとバチバチしながら、スタッフさんとケンカしながら……それでも仲よく楽しく、ラジオという場所で青春を送っていきたいと思います”と語り、イベントを締めくくった。
同イベントは2月1日(土)にリピート配信。詳しくはイベント公式サイトまで。