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元日本代表キャプテンのラガーマン!菊谷崇。トヨタの社風について語る。

TBSラジオ

カーマニアの安東弘樹が、これまた車が大好きな方をお迎えしてお送りする番組。
今週はラグビー元日本代表キャプテンでトヨタ自動車ヴェルブリッツにも加入していた(トヨタで勤務経験あり)の菊谷崇さん。
バイクの魅力、そしてトヨタの社風などについてお話しいただきました。

菊谷崇さん

ラグビー現役時代、2002年に「トヨタ自動車ヴェルブリッツ」に加入し、ラガーマン、そしてトヨタの社員としても活動されていました。
ポジションはフランカーでナンバーエイト。
2008年に日本代表キャプテンとして初出場し、2011年のワールドカップでも日本代表キャプテンとしてチームを牽引。
2017年に150試合出場を果たし、2018年に現役引退されました。
現在は指導者として子供達にラグビーを教える傍ら、試合の解説、アスリートのキャリア支援、スポーツと地域創生のコーディネートなどに携わっています。

ハーレーの思い出

菊谷さんは選手時代、バイクにも乗っていたことがありました。
愛機はハーレーダビッドソンストリートグライド。
ハーレファンの中でもガチ勢が好むモンスターマシンですが、これでツーリングを楽しんでいたのかと思いきや、自宅と練習場の往復がほとんどだったとか。

このモンスターマシンを購入する経緯。
当時、所属していたキャノンではバイクで練習場に通えたそうです。
移籍後、その事実を知った菊谷さんは速攻で二輪免許を取得。
そしてハーレーの購入を目論んだわけですが、そこに立ちはだかるのは・・・やはり愛すべき妻
普通の説得じゃまず購入不可能。
そこでショップの店員さんと近所に住む後輩と、説得方法を熟考する日々。
そして意を決した菊谷さんはある日、愛すべき奥様を3人(菊谷さん、店員さん、後輩さん)で囲み、強引に説得に成功!
無事にハーレーオーナーとなることができたそうです。

ちなみにストリートグライドは4年ほど乗って売却。
理由は「遠征や合宿所に行くのに荷物が積めず、ほぼ乗らなくなってしまったから」とのこと。

トヨタの社員時代の話

菊谷さんは12年間ほどラガーマンとして活躍する傍ら、トヨタの社員としても働いていました。
主務はプリウスをメインとした生産管理。
新人時代は「車両の追い出し」などにも関わっていたそうです。

「車両の追い出し」。
通常、生産ラインから順に完成車を配車するのですが、たまにラインから一度抜き出され、専用のチェック工程で細部まで確認・手直しが行われる作業です。

そこで入社1年目の話。
「この車、ここに傷があるんだよ」と教えられたものの、目を凝らしても正直どこにあるのかわからないような微細なキズをベテラン社員から指摘された時、「これって修理する必要、ありますか?」と言ってしまった。
そのベテラン社員からは「これがトヨタのプライドだ!」とめちゃくちゃ怒られたそうです。

トヨタのこだわり

トヨタのイメージは「強いこだわり」。
当時から「常にいろんなことに気がつくようにしなさい」と教育されたそうです。

そして徹底した安全確認
工場の中も一つの街のようなもの。常に何台もの大型トラックが走行していたそうです。
そこで徹底されていたのが安全確認。
横断歩道を渡る際の「指差し呼称」はマストで、たとえ工場が止まっていても絶対にやっていた。
それが癖になっていたためか、菊谷さんは以前、普通の街の横断歩道を渡る時も指差し呼称をしてしまったことがあったとか。
当時は恥ずかしい思いと共に、「俺、トヨタの社員なんだな」と実感したとか。

(TBSラジオ『GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~』より抜粋)

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