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いつの時代も、おでかけ先での楽しみといえば食事。

なかでも「お子様ランチ」は昭和、平成、令和と時代が変わっても子供たちをときめかせます。その歴史は、日本のデパートの草分け、東京日本橋の三越本店が提供した「御子様洋食」がはじまりなんだとか。

ハンバーグやエビフライ、ウインナーなど、子供たちが好きなメニューがワンプレートに盛られていて、国旗や店名の入った旗を取って食べるときのワクワク感は、大人になってからも忘れることができません。

近年は年齢制限を設けず、大人にも「お子様ランチ」を提供する店も増えましたが、富山市には「大人のお子様ランチ」という名前を掲げる人気の洋食店があります。

富山の人気観光スポット 環水公園近くの洋食店

富山市中心部の富岩運河環水公園。

運河沿いに整備されたのどかな都市型公園で、“世界で最も美しいスタバ”や天門橋、富山県美術館を備えた県内有数の人気スポットです。

その環水公園から約500m、歩いて5分ほどの距離に「大人のお子様ランチ」はあります。

運河が近く、辺りは静かな住宅街。スタイリッシュでモダンなデザインに赤いレンガがアクセントになった建物です。

店内に入ると雰囲気が少し変わり、窓からたっぷり取り込まれた自然光と木のぬくもりに安らぎを覚えます。

カウンター席もテーブル席も余裕のある作りで、ゆったりとランチできる雰囲気と居心地のよさがあります。

看板メニューの“お子様ランチ”は

和牛と富山ポークの手仕込みハンバーグなど7品

店名を冠した、文字通りの看板商品「大人のお子様ランチプレート」はランチの限定メニュー。

ハンバーグにエビフライ、ナポリタン、ポテトグラタン、タコさんウインナー、コーンバター、自家製シーザードレッシングのサラダがワンプレートに豪勢に盛られています。

ハンバーグの肉は和牛と富山ポークを使用。手仕込みでふんわりと仕上げたやわらか食感で、上質な脂身のおいしさや肉汁を堪能できるため思わず笑みがこぼれます。

たっぷりのデミグラスソースにさわやかな酸味と甘みが効いた粒マスタードソースもたっぷりと。味変を楽しみながら食べ進めることができます。

エビフライはプレートの真ん中に、見た目にも存在感があります。サクッとした衣で大きなエビは食べ応えも抜群。チーズがたっぷりかかったモチモチ食感のナポリタン、ポテトたっぷりのグラタン…どれもしっかり手の込んだ洋食で、満足感高めです。

手前のほうには、タコさんウインナーが2つ。目と口までしっかり作られたこだわりよう。大人になってからはなかなかタコさんウインナーを食べる機会ってないですよね。童心に帰って、なんだかちょっとワクワクします。

「お子様ランチを食べるときってワクワクしましたよね。そんなワクワク感を料理で届けられたら…と思って店名につけました」とオーナーシェフの有沢正俊さん。

準備に手間暇がかかるため、「大人のお子様ランチ」は前日までの予約が必要な限定メニューですが、ほかにもハンバーグやパスタ、オムライスやハヤシライスなどの洋食メニューが豊富に揃っています。

店主のイチオシは潮風香るスープスパゲッティ

「実は1番食べてほしいのは、シーフード明太子クリームスープスパゲティなんです。これはかなりこだわっているので、ぜひ食べていって下さい！」（有沢さん）

シェフのイチオシは、看板メニューを差し置いて、まさかのスープパスタシリーズ。言葉の端々に半端ない熱量がにじみます。

運ばれてきた器は…しっかり深さのある丼のようなサイズでスープがたっぷり！

スープパスタはすべてオススメだそうですが、特にイチオシなのが「シーフード明太子クリームスープスパゲティ」。

大きなエビやアサリ、ホタテはプリプリっと鮮度が高く、魚介のうまみがたっぷりスープに溶け出しています。クリーミーでまろやかなスープは明太子のピリッとした辛味がほどよいアクセントのようになっていて、勢いよくすすりたくなるほど。

麺の量もちょっと多めで、おなかもいっぱいになります。

「リピータ率が高いのがこのパスタなんですが、全体的に日本人好みの味に仕上げているので、カジュアルな洋食をもっと身近に楽しんでもらえたらうれしいですね」（有沢さん）

料理人歴25年以上の有沢さんが作る、ワクワクが止まらないカジュアル洋食。

環水公園からひと足延ばして、まちや運河を散策しながら一緒に楽しみたい店です。

店舗情報

【大人のお子様ランチ】

住　所　富山県富山市下新本町10-53

営　業　11:00～14:30（L.O. 14:00）　17:30～21:00（L.O. 20:00）

電　話　076-471-8950

定休日　月曜

駐車場　あり

記事編集：nan-nan編集部