日本人初のメジャーリーガー 4月12日に静岡市で始球式 くふうハヤテVS阪神戦
■日本人初のメジャーリーガー村上雅則さん 草薙球場で始球式
プロ野球くふうハヤテベンチャーズ静岡は4月12日のウエスタン・リーグ阪神戦で、日本人初のメジャーリーガー村上雅則さんが始球式を務めると発表した。会場となる静岡市の草薙球場はメジャーリーグとの縁がある。
ソフトバンクやDeNAにも所属した40歳右腕 コーチ兼任でくふうハヤテに復帰
くふうハヤテは11日からホームで阪神と対戦する。11、12日はオープニングセレモニーで始球式を予定しており、11日は鈴木康友知事が務める。鈴木知事は高校時代、野球部に所属しており、野球好きで知られている。
12日の始球式には、村上雅則さんが登場する。投手だった村上さんは1964年から2年間、サンフランシスコ・ジャイアンツでプレーした日本人初のメジャーリーガー。通算54試合に登板して5勝を挙げている。
日本でも南海、阪神、日本ハムに所属して通算566試合で103勝を記録している。現役引退後は指導者や解説者を務めた。最近では昨年5月にサンフランシスコで行われたジャイアンツとロッキーズの一戦で始球式を行っている。
■沢村栄治VSベーブ・ルース 伝説となった日米野球の舞台
今回、村上さんが始球式のマウンドに立つ草薙球場はメジャーリーグと縁が深い。愛称は「沢村―ベーブ・ルース メモリアルスタジアム」。1934年の日米野球で当時17歳だった日本代表の沢村栄治投手が、“二刀流の先駆者”ベーブ・ルースやルー・ゲーリックらが並ぶ強力打線を1失点に抑えた舞台となった。現在も球場の敷地内には沢村投手とベーブ・ルースが対峙する銅像が飾られている。
4月12日のくふうハヤテと阪神の一戦は午後1時から試合開始。午前11時からチケット販売と開場の予定となっている。3連戦はキッチンカーやグッズ売り場が設けられるという。
駐車場は用意していないため、球団は公共交通機関の利用を呼びかけている。静岡鉄道の「県総合運動場駅」からは徒歩3分、JR東海道線の「東静岡駅」からは徒歩20分となっている。
(SHIZUOKA Life編集部)