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harha『未来再来』インタビュー――何度でも心踊る何かに触れてほしい、それがこのe.p.の曲達であってほしい

encore

――(2024年1月24日 配信)からしばらくリリースが空きましたね。

ハルハ「実はその間にharhaの活動を初期からずっと支えてくださってたスタッフさんが抜けちゃって、新しいチーム体制になったんです」

――そうなんですか!?

ハルハ「はい。harhaが始まる前から僕はその方と一緒に楽曲作りをしてきたので、すごく悩みました。ある意味、バンドメンバーのような立ち位置でずっと一緒に楽曲を作ってくださっていた方だったので、僕の中では大きな出来事でした。最終的には“harhaで何がしたいんだっけ?”というところまでわからなくなってしまって。そんな時にヨナベさんに電話するタイミングがあって…何でもない雑談だったんですけど、僕が思っていることを話をしたときに、ヨナベさんがふと“でも、私たちが変わらないって思ってる軸があれば大丈夫なんじゃない?”って言って。“めちゃくちゃいいこと言うやん!”って思っちゃいました(笑)」

ヨナベ「そんないいことを言った記憶はないんですけど(笑)、正直、楽曲制作をハルハ君に任せっ放しにしちゃっていたなと思っていて。前のスタッフさんとのやり取りも基本的にハルハくんがずっとやってくれていたので、スタッフさんが抜けるっていうことに対する捉え方の重大さが違っていたんです。だから、ハルハ君の話を聞いて、そんなに悩んでいたんだってことを知ったし、改めて、“今後は2人で軸を作っていくことが大事だな”って思いました」

――そこで向き合ったharhaの“軸”とはなんでしたか?

ヨナベ「「草縁」だよね」

ハルハ「そう。この曲はデビュー前にヨナベさんと出会ってから作った楽曲で、ただ単純にそのときに歌いたかったことを書いた、ストレートな楽曲なんです。僕らが出会って、ここから先、何が起こるかわからない未来に向けて歌っている楽曲で、本当に根本に近いです。この楽曲や歌詞を見て、“始まり”っていうものをもう一度振り返るタイミングなんだろうなと思って。「草縁」を軸としてe.p.を作りたいと思ったし、それが1st e.p.『未来再来』のコンセプトになっています」

――二人の出会い、始まりが描かれてるんですね。

ハルハ「特にサビ前の僕のパート<不確かな将来図を/描き出す僕ら不可能などないの/曖昧 勘違いも大歓迎 僕らでさぁ行こう>は、僕が“harhaって何をすればよかったんだっけ?”っていう悩みに対しての回答だなと思って。先行きが不安で、何が起こるかわからない…“でも、何だっていいじゃないか!”みたいな。ある種、吹っ切れに近いんですけど、それでも飛び込んでいこうよっていう。harhaが始まったときも結構、ふわっと始まったんです。今後、どうなっていくかもわからない中で、“とりあえずやってみようか?”みたいな感じで始まった歩みであって。改めて、そういう気持ちを持っていけばいいんじゃないか?って思ったんです。変に難しく考えるのでなくて、未来の不安もドキドキわくわくも全部詰め込んで歩こうっていう根本に気づけたというか…」

――ヨナベさんは歌詞をどう感じましたか?

ヨナベ「勝手にこの<君>は、全部、私だと思っていて…」

――そうですよね。だから、聴いていると胸が熱くなります。

ヨナベ「そうなんですよ。今年1月に出演させていただいたイベント『LIVE Meets Vol.5』の最後に歌ったんですけど、もう完全に私とハルハくんの曲だと思いながら歌っていたので、ちょっと熱くなって。あと、私の勝手な解釈として、1番ができて、2番ができるまでの間に、ちょっと私の人生にネガティブな悲しい出来事があったんです。それをハルハくんに話した後に2番の歌詞が上がってきたので、2番の最初の<君の悩みの種はなんだ/口に出せないことばかりあるのかい>とか、<与えられたその宿命は/理由や根拠も君には無いくせにさ>っていうところは、私に対して“応援してくれている!”って勝手に解釈して。自分の歌だと感じながら大きく歌えることができています」

――ヨナベさんの解釈は合っていますか?

ハルハ「すっごくいい話ですね〜(笑)。もちろん、ヨナベさんの事情は聞いていたので、入っていると思います。ただ、僕が曲作りにおける大事なこととして、余白感は絶対に必要だなって思っていて。だから、両方あります。もちろん、ヨナベさんのことも思っていただろうし、それ以外のもっと広く悩んでいる人たちも応援したい思いもありました。守られているとか、救いになる楽曲になれば良いなっていう気持ちで書きました」

――で、SNSを見ないヨナベさんのために、SNSの意見をハルハさんが厳選して、いいことだけをヨナベさんに見せるっていう話をしていましたよね? それが<これからは僕が君の盾になろう>にも重なって…。

ヨナベ「確かに! 盾になってくれているんだ。ありがとう(笑)」

ハルハ「あはははは」

――(笑)さらに、ラスサビ前はみんなで合唱できるような雰囲気になっているので、<君の声で照らして>という<君>が、ヨナベさんだけじゃなく、観客やファンも含めた<君>になっていくように感じています。

ヨナベ「すごく素敵な解釈!」

ハルハ「僕は曲作るときに、大多数の人に向けて漠然と曲を書くよりは、“この人に向けて”って決めた方が、逆により多くの人に届くと思っていて。その点で言うと、この楽曲を“自分事”のように捉えてくれる人が大勢いてくれた方がよくて。だからこそ、この<君の声>の<君>は、単体ですけど、そこには多くの人がっていう願いがあります。だから、合唱が入った後に、それがみんなの声っていう解釈になるっていうのは、すごく素敵な道だなって思います」

――「草縁」=“くさゆかり”というタイトルにはどんな思いを込めましたか?

ハルハ「元々ある言葉なんですけど、愛したものとか、好きなものを好きでいることが転じて、周りの人間と繋がっていくみたいな意味なんです。それが本当にヨナベさんと僕の出会いだなと思っていて。僕はずっと音楽をしていて、音楽で生きていきたいと思っていて、ヨナベさんはヨルシカをうまく歌えるようになりたい、歌が上手くなりたいって思っていた。動機は違えども、好きな音楽があったからこそ出会えた縁っていうのは、本当にこの言葉に適しているなと思って、「草縁」っていうタイトルになりました」

――編曲は堀江晶太さんです。編曲をお願いしたのはどうしてでしたか?

ハルハ「僕は元々、ボカロPのKemuさん名義の頃から聴いていて。“堀江晶太”の名義に変わった後も、僕がたまたまなんの気なしに見たアニメのオープニングがすごく良くて、“誰が作ってるんだろう?”って思って調べると、“堀江さんだ!”みたいなことが何度もありました。だから、いつか頼めたらいいなと思っていたんですけど、今回、スタッフさんからの提案があって、“お願いできるならぜひお願いしたいです!”っていうところから始まって、実際に承諾をいただいて。サウンド感も、元々ロックテイストな楽曲だったんですけど、ロックはロックでも冒険感あふれる、奇想天外な展開のある楽曲に仕上げていただけるアレンジャーさんの中で、堀江さんは“まさにそうだな!”となって、お願いしました」

ヨナベ「未来が見えそうな音楽になったと思いました。自分たちっぽい曲だからこそ、そういう先が見えるのはすごく嬉しかったです」

――その“先が見えてくる”っていうのが、「未来再来」というEP全体のテーマにもなっていますよね。

ハルハ「そうですね。例えるなら、夏休みに入る前の高揚感とか、テーマパーク入る瞬間のわくわく感。あれが僕は何よりも好きなんです。だから、harhaを聴いてくださるみんなにも同じ思いを持ってもらいたいなと思っていて。本当に何でもいいんです。明日、好きな子に会えるとか、明日、好きな漫画の新刊の発売日だとか。そういう小さな喜びが、おそらく日々を豊かにするんだろうなって僕は思うんですけど、大人になるにつれて薄れちゃうっていう感覚があって。例えば昔だったら、大それた夢を言ったって、誰も咎めないじゃないですか。“宇宙飛行士になりたいです!”って言っても、“それ、いいじゃない!”って言われて、望遠鏡を買ってもらえたりして、もうそれだけで日常がわくわくしたと思うんです。でも、今、僕が“宇宙飛行士なりたいです”って言っても、“本当に? 何言ってんの?”って感じになっちゃう。それでも僕はそういった夢を持っていて欲しくて…小さい頃、先にある未来にわくわくしていたっていう感覚をもう一度味わって欲しくて。周りに抑圧される日々にも抗ってほしいっていうところから、当時思っていた未来がもう一度やってくるっていう意味で『未来再来』というe.p.のタイトルになりました」

――「おかえり、未来」というインストからe.p.は始まりますね。

ハルハ「harhaのインスト曲は今までなくて。これまではヨナベさんの声をとにかく最優先で考えていたんです。僕がharhaの曲で一番聴きたいのはヨナベさんの声なので、そこの悩みはありつつ、すごく納得のいく良いものができたと思っています。未来と冒険をテーマにした入口の曲で、「草縁」の前奏だと思っていただいてもいいんですけど、わくわく感とかドキドキ感とか、ハラハラ感みたいなのをふんだんに詰め込んだ、僕の好きなことをした曲になっています」

――そして、「草縁」を経て、これまた始まりの曲とも言っていい、「恋はずみ」に。

ハルハ「harhaが動き出したショート動画のときの曲で、最初のサビの部分だけはあった曲です。時期でいうと「草縁」とほぼ近いです。しかも、最初のショート動画のときからもう1年以上は経っているので、歌い方も昔よりも洗練されてて、すごく良くなっています」

ヨナベ「ありがとうございます。キーがデモより2つくらい上がっているので、最初は“歌えないよ!”って思ったんですけど、意外といけました!」

ハルハ「ヨナベさんの美味しい部分がとても出ています」

――これはラブソングって言っていいですよね。

ハルハ「ラブソングですね」

ヨナベ「とっても恋です。勉強になるぐらいの恋!」

ハルハ「ただ、ヨナベさんが恋っていうものについての理解があまりなくて…」

ヨナベ「理解がないというか、わからないというか…ハルハくんは言語化が得意で、恋についてこうやって日本語を並べてもらっても、ちょっとわからない感情がいくつかあって。それをすり合わせていった感じでした」

――どんなところがわからなかったですか?

ヨナベ「全体的になんですけど…」

ハルハ「あはははは。全体的に!?」

――(笑)恋に落ちた瞬間ですよね?

ハルハ「そうですね。片思いですね」

ヨナベ「…はあ。一番大きかったのは<あなたとただ繋がっていたいだけ>っていうところなんです」

――ここが一番大事じゃないですか? 今作は特に「草縁」もあるので、繋がりっていうのが一番大事だなと思っています。

ヨナベ「そうなんですよ。でも、恋において、<あなたとただ繋がっていたいだけ>っていう感情が私にはなかったので…」

ハルハ「僕が曲を作る前に“こういう思いで作ったんだよね”って話すんですけど、“へー、そうなんだ。ふーん”って感じだったですね(笑)」

ヨナベ「はい。なので、感情面はヴォイトレでもいっぱい頑張りました。ちょっとなかった感情でした」

ハルハ「でも、<あなたとただ繋がっていたいだけ>のところの解釈はできたんだよね?」

ヨナベ「できました! この<あなた>を、恋人とは思わずに、もっと他の何か…自分がその時々に繋がっていたいと思えるようなもの、例えば、家で育てている観葉植物とは繋がっていたいなって思うので、そういう気持ちで解釈をしました」

ハルハ「好きなものと繋がっていたいっていう意味では一緒だよね。自分が何かしてあげないと繋がりが切れちゃうからね」

ヨナベ「埃がたまるから拭いてあげたり、天気が良いときに水をあげたりっていうのは、ずっと繋がっていたいからやっていることだって解釈して。人間関係もそうだなと思いました」

――これも合唱したくなりますね。一緒に歌いたくなります。

ヨナベ「確かに! 歌ってほしいです」

ハルハ「合唱できたらいいなと思って、ラスサビも二人でいっぱい歌いました。ここ好きなんです。一番最後に言いたいことが出ているというか、僕の中では全てだなって思っていて。うまくいかないし、どうすればいいかわかんないけど、あなたに会いたいし、あなたのそばで笑ってたいだけなんだよねっていう。もちろん、“繋がっていたい”もそうですけど、それよりももっと手前、ただ会いたくて、ただ笑っていたいっていうのは本当に最初の感情で、そこを忘れちゃ駄目だよねって思います。ここはすごく大事にしています。<あなたに会いたいんだ>って合唱したらエモいですよね。グッときちゃう」

ヨナベ「素敵!」

――そして、鳥の囀りが聞こえてきて、「すてきなぼくら」に。

ハルハ「今年の頭ぐらいに作った楽曲なんですけど、2024年の始まりって社会的にネガティブな出来事がたくさん起きたじゃないですか。自分の中でそれに対して、使命感じゃ無いですけど、言葉を紡がなければいけないと思ったんです。“自分なりの回答が欲しいな”というところから始まった曲なので、今回の5曲の中で一番歌詞に時間がかかった曲です」

――元旦の能登半島地震や羽田空港での衝突事故、ロシアによるウクライナ侵攻に続き、イスラエルでも戦闘が始まったことなどに対してどう感じていましたか?

ハルハ「今って、情報も物も人も、ありとあらゆるものが溢れかえっていますよね。とにかくどこに行っても誰かいるし、何かあるっていう状況ですけど、昔だったら、僕らは海外のことなんてほとんど知る由もなかった。例えば、今、この瞬間にお米が食べれて、寝れたらそれだけで暮らせるし、それでもう幸せじゃないか?って。それはもう僕の中で究極的で、理想だと思っています。だから、今、この世の中でいろんなことがあって、否が応でも目に入ってしまうし、それに対して、ちゃんと意見を持って、同じく悲しまなきゃいけない…もちろん、喜ぶ必要はないけど、等しくみんなと同じ気持ちにならないといけないってすごく窮屈だなって思ったんです。世の中のどこを探しても、不幸な人もいれば、幸福な人もいます。だからこそ、“自分が今、幸せだったら幸せって言っていいんだよ”って思って。でも、この世界というか、地球は、そういうのを僕らに課しているんだなっていうところから出来上がった曲です」

――楽曲自体が今までのharhaにはない曲調ですよね。

ハルハ「ヨナベさんには今まで、ネガティブをポジティブにする明るい歌声で歌ってもらっていたんですけど、この曲はネガティブ寄りで声に艶がある感じを意識してもらって。でも、ヨナベさんがこの曲をすぐに解釈してくれて、一発目のデモで歌ってもらった時からすごくいいなと思っていました」

ヨナベ「この曲を届けてくれたときに、今のお話を聞きました。自分はそこまで深く考えることがあまりなかったので、“やっぱりいろいろ考えてるんだな、ハルハくん”って思って。実際に歌うときは、今まで意識していなかったんですけど、“今、私は地球に立っていて、その地球が回っている”って想像しながら歌っていました。自転を感じてみました(笑)」

ハルハ「大きな世界を感じてね!」

――タイトルは歌詞にはない言葉ですよね。

ハルハ「ずっと一緒にやっていたラッパーの知り合いがよく“素敵になろうぜ!”って言うんです。“カッコよくなろうぜ!”とか“もっとイケたやつになろう!”じゃなくて、“素敵になろうぜ!”って表現がすごいいいなと思って。僕は”生きているだけで、ただ暮らしているだけで、ちゃんと素敵に立派に僕らやっているよね”って思うんです。そこから「すてきなぼくら」という曲名に至りました」

――そして、最後にアコギと歌から始まる「現し世」でe.p.『未来再来』を締めくくっています。

ハルハ「本当に些細なことなんですけど、“アコギで聴ける歌が欲しい”っていうところから始まった曲です。僕が最初にYouTubeでヨナベさんを見つけた時って、アカペラがすごく良かったんです。音数が少なければ少ないほど、声がとても映えるなって思っていて。この曲、最初から、僕じゃなくてヨナベさんの声だと120%良くなるなって思って作っていました。ただ、思いとしては、本当に僕っぽいです。今、目の前にあるところとか、手の届く範囲のものをいかに愛せるか。それをちゃんと“大事だよね”って口に出すことが大切だっていう。“ありがとう”って言える幸せがちゃんとある。そんなところは見落とされがちですけど、結局ここがなきゃ始まらないよねって思っているので、それをきちんと歌った曲になります」

ヨナベ「“ギターでヨナベさんの声をちゃんと聴かせたい”って言われていたので、変に考え過ぎずに、言葉の通り受け取って、言葉のまま声にしようと歌いました」

――<息も出来ないくらい愛してるを>と歌っていますが、歌詞に共感した部分はありましたか?

ヨナベ「そうだなぁ…共感とは違うんですけど、<来世の君と出逢える保証はどこにも無いからさ>っていう歌詞はすごくハルハ節だと思いました」

ハルハ「確かに。ただ、僕、この曲を作り終わって、1つ思ったことがあって。2番の後半で<明日のど真ん中で生きてる僕らが/未来のことなんてあまり荷が重いや>って言っているんですけど、e.p.のタイトル『未来再来』と反しているなっていう気はしたんです。でも、やっぱり未来のことを思う前に、今が大事だよねっていうのはあって。もちろん『未来再来』は、その先にワクワクやドキドキを思ってほしいですけど、その瞬間も大事にしたいし、その瞬間もわくわくしてもらいたいっていうのはすごくあります。未来の事とは言え、まず、今、生きている昨日と明日の真ん中の自分をいかに精一杯生きれるのかな?っていうのはとても大事だと思っているので。それが、この曲で言いたかったこととして詰まっていると思います。「現し世」っていうタイトルもそういうところから来ているので」

――ちなみにお二人はどんな未来を夢見ていますか?

ハルハ「あんまり考えたことなかったな…」

ヨナベ「わかる。考えたことないですけど、お腹いっぱいにご飯が食べれて、寝たいときに寝れる、そういう未来がいいです(笑)」

ハルハ「僕は根本的に明日隕石が落ちてきて、みんながいなくなっちゃうんじゃないか?っていうのを割と本気で信じているので、先のことはあまり考えたことなかったです(笑)」

――初のワンマンライブまでは考えていますか?

ハルハ「それは絶対にそうですね! とにかく成功させたいです。それこそワンマンライブが大きな分岐点にもなりうるって思っているので、確かにワンマンは両目でしっかりと見ています!」

――ハルハさんは1年目は序章で、2年目が0.5章だって前回インタビューでおっしゃっていました。活動2周年を迎えて、3年目の第一歩として1st e.p.『未来再来』がリリースされ、2025年3月には待望の1stワンマンライブ『ミライサイライ』が決定しました。

ハルハ「確かに2年目は0.5章だったと思います。おそらく、来年3月のワンマンライブから第1章が始まるなって。『LIVE Meets』っていうイベントにはいろんなアーティストさんが出ていて、いろんな客層の方がいたんですけど、ワンマンライブはそうじゃなくて、全員が僕らを聴きに来てくれた方ですし。アーティストとしてもそうですし、経験としてもとても大きいタイミングだと思うので、そこが始まりで、分岐点にもなりうると思っています。そこから先が第1章な気がします」

ヨナベ「前回のライブイベントではあまり足を動かさずに歌って、手振りぐらいしかできなかったので、初のワンマンでは私が全身で楽しく歌っているっていうのを見てもらいたいです。それを見たお客さんが、“すごく楽しそうに歌っているし、自分も楽しい!“と思ってもらえたら、自分の中では成功になるんじゃないかな?って思うので、その準備を頑張って進めたいです」

ハルハ「頑張っていきたいよねー。僕はRADWIMPSさんのライブを観たことがきっかけでアーティストを志したので、ライブってその人の人生に変化を与えられる機会だなって思っていて。その点で、来てくださったお客さんに盛大にわくわくして、帰り道もルンルンで帰っていただきたいです。そういう見せ方をしたいと思っていますし、そういう未来を描いています」

(おわり)取材・文/永堀アツオ

RELEASE INFORMATION

2024年10月7日(月)配信

harha 1st e.p.『未来再来』

LIVE INFORMATION

2025年3月30日(日) 東京 恵比寿CreAto
OPEN 18:30 / START 19:00

harha『ミライサイライ』

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