意外と坪数わかんない!70坪ってどのくらい?イメージしやすいように解説!
「70坪ってどのくらい広いの?」「イメージできない」といった人も多いのではないでしょうか。注文住宅を建てる場合、土地の広さは重要なポイントです。
この記事では、70坪の広さや土地探しの方法についてご紹介します。マイホームの取得を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
70坪ってどれくらい広い?
「70坪ってどのくらい広いのだろう」と思っている人も多いと思います。実際に見てみないとイメージも湧きにくいでしょう。しかし、土地が広ければ、その分土地代や固定資産税も高くなる点に注意が必要です。ここでは70坪の広さがどのくらいなのか解説します。
1坪あたり約2畳分
1坪あたり約2畳であるため、70坪は約140畳(231㎡)です。20〜30畳程度の広いLDKを確保したり、大きな庭を設けたりできるでしょう。駐車場も、普通自動車を3台以上停めるスペースを確保できます。
土地は広いほど高くなる
当然ながら土地の価格は広くなるほど高くなります。探している地域の土地相場が「坪10万円」の場合、50坪の土地は500万円、70坪の土地は700万円です。
土地の固定資産税も、土地の広さに応じて高くなることも考慮しておきましょう。
土地を探す方法
土地を探すには、インターネットや情報誌で独自に探す方法と、不動産会社やハウスメーカーに依頼する方法があります。まずは住みたいエリアの土地を自らインターネットで検索してみるのがおすすめです。
インターネットで検索した後、専門家である不動産会社やハウスメーカーに直接話を聞いてみると、知識が深まり失敗するリスクが防げるでしょう。ここでは、土地探しの方法を3つご紹介します。
インターネットや情報誌で探す
インターネットや情報誌を用いて自ら探す方法があります。インターネットで探す場合は、「不動産ポータルサイト」を使うと便利です。不動産ポータルサイトは、複数の不動産会社が情報を掲載しているサイトで、有名なものでは、SUUMOやLIFULL HOME'Sがあります。
好きなエリアや条件など、フィルターをかけて検索できるため、自分の希望に合った土地が見つかりやすいです。
不動産会社に依頼する
不動産会社に依頼する方法です。条件を指定して相談すれば希望に合った土地を探してくれますが、不動産会社の中には、土地の売買を得意としていない会社もある点に注意しましょう。複数の不動産会社に話を聞きにいくのがおすすめです。
ハウスメーカーや工務店に依頼する
ハウスメーカーや工務店も、注文住宅用の土地を持っていることがあります。注文住宅を建てる場合は土地を探すだけでなく、どのような家を建てるかも考えなくてはいけません。
ハウスメーカー・工務店に依頼することで、土地の購入と注文住宅の建築をセットで進めることが可能です。家の間取りや予算を加味して土地を見つけてもらえるため、スムーズな進行や資金計画が立てやすいというメリットがあります。
土地探しのポイント3つ
土地探しは、自分や家族が10年・20年と長い人生を送る場所探しでもあります。実現したい暮らしをイメージして、後悔のないように選びましょう。希望する条件の土地が見つかっても、最終的には自分の目で現地周辺を確認しておくことが大切です。
土地探しのポイントを3つご紹介します。
暮らしをイメージする
暮らしをイメージして土地を選ぶことがポイントです。10年後・20年後・30年後と、長く住み続けるイメージをしてみてください。
たとえば「子どもが生まれたら、一緒に遊べる広い庭が欲しい」「車が2台停められる駐車場が欲しい」など、いくつか希望があるはずです。
それらの希望を紙に書き出し、整理してみるとよいでしょう。希望は優先順位をつけ、妥協できるラインも決めておくとスムーズに土地を探せます。
角地・中地の特徴から選ぶ
土地には角地・中地があり、特徴やメリット・デメリットが異なります。角地とは、交差する2つの道路に接している角の土地のことです。賃貸物件でたとえると、角部屋のようなイメージに近いでしょう。中地は、三方に囲まれた区間の土地です。
角地のメリットは、玄関の位置や駐車場の位置が決めやすいといった点にありますが、価格が中地より高めな点がデメリットです。中地は角地よりも安い点はメリットですが、角地に比べて開放感が少なく、玄関や駐車場の位置が1方向に限定されます。
角地・中地のどちらかを選べるのであれば、それぞれのメリット・デメリットを考慮して選びましょう。
直接自分の目で確認する
これから長く住み続ける土地であるため、直接自分の足で現地へ赴き、現地周辺の施設や雰囲気を確認しておくことが大切です。スーパーや病院などは近くにあるか、駅やバス停などアクセス面での不便はないかなど確認してみてください。
小さな子どもがいる家庭であれば、学校までの通学路を歩いてチェックしましょう。危険はないか、街灯はあるかなど、治安面もきちんと確かめておいてください。
注文住宅を建てる際のポイント
注文住宅の間取りを考える際は、生活動線や採光のバランス、収納スペースなどを意識することが大切です。そのためには、暮らしをイメージし、家族とよく話し合って決めるとよいでしょう。ここでは、注文住宅を建てる際のポイントについて解説します。
生活動線を意識する
生活動線とは、生活においての動きや流れのことです。たとえば寝室の近くに洗面所があれば、起床してすぐに顔を洗ったり、歯磨きができるため、生活動線に優れています。
生活動線は世帯状況や生活スタイルによってさまざまなので、家族全員でよく話し合って、決めましょう。
採光のバランスを考える
日中に気持ちよく過ごすためには、採光のバランスを考えることが大切です。方角や周囲の建物を考慮して、窓の位置を考えてみましょう。太陽光が入れば日中明るく過ごせますが、暑くなりすぎることもあります。
「リビングは明るくしたい」「寝室は朝日が入るようにしたい」など、窓の位置はハウスメーカーや建築家といった専門家とよく相談してみるとよいでしょう。
暮らしをイメージする
注文住宅で後悔しないためには、明確に暮らしのイメージをしましょう。悪い例として「トイレを2つにすればよかった」「コンセントの位置が悪い」などがあります。
漠然と間取りを考えれば、取り返しのつかない後悔をしてしまうこともあるでしょう。家具や家電を置く場所、コンセントの位置や数など、慎重に考えてみてください。
収納スペースを確保する
注文住宅の間取りを考える際は、収納スペースを確保することも意識することが大切です。住宅を建ててからでは、収納スペースを新たに設けるのは難しくなります。
現在の住居でどのくらい収納スペースを利用しているか、将来的に収納がどのくらい必要になりそうか考えてみましょう。
デザインは慎重に選ぶ
長く住み続ける家であるため、デザインは慎重に選びましょう。いま流行りのデザインを採用しても、10年後には古くなっているかもしれません。最新のトレンドにとらわれず、長いスパンで考えてみてください。
また周辺環境に合わせてデザインを選ぶことも大切です。周りの住宅はモダンなデザインが多いのに対し、南欧風のデザインにすれば目立つことも。あまり目立ちたくない人は、周りの住宅に合わせてデザインを選ぶとよいでしょう。
複数の会社を比較して選ぶ
複数の会社から話を聞き、吟味しましょう。
業者ごとにかかる料金や得意・不得意が異なるため、複数の業者から話を聞いてみてください。
まとめ:住宅を建てる際は計画的に!
70坪の土地は、本格的な庭や駐車場を確保できるほどの広さです。土地は広ければ広いほど購入費用や固定資産税がかかる場合があるため、予算や生活スタイルに合わせて慎重に決めましょう。
また、土地探しや注文住宅の間取り・デザインを考える際は実現したい暮らしをイメージすることが大切です。長く住み続けられる理想的な土地が見つけられるよう、慎重に探してみてください。