「しゃべる地球儀」は遊びながら世界中の国に詳しくなれる神アイテムだった
幼児、小学生のいる家庭に「しゃべる地球儀」がある生活を紹介。国旗ブームの次の段階として世界地図ではなく地球儀を買ったメリット、選ぶポイントやレビュー、注意点も。入園祝い、入学祝いなどのプレゼントとしてもおすすめ。
7年経った今も現役の「しゃべる地球儀」小6の息子と小3の娘を子育て中のエニママライター北林日菜です。今回はわが家の「地球儀」選びのポイント、おすすめの地球儀をご紹介します。
上の子が小学校入学前に購入した地球儀。国旗ブームから世界に興味を持ちはじめた子に与えたのが「しゃべる地球儀」でした。ママの視点から検討したポイントもお伝えするので、パパママはもちろんお孫さんへの入学祝いの購入を検討している方もぜひお読みください。
地球儀を買おう! と思ったきっかけ
地球儀の購入を検討したきっかけは、わが家に突如訪れた「国旗ブーム」でした。下の子が2歳のとき、通っていた知育教室で「国旗」のフラッシュカードにハマり、5歳の上の子も触発された結果、世界の国名が飛び交う生活となったのです。(母と父はなかなか覚えられず、子どもの記憶力のよさに脱帽……)
「国旗ブーム」は幼児あるあるのようです。同じコクリコサポートエディターの垣内さんが書かれていた記事にも共感しまくりでした。
国旗ブームのとき。せかいちず絵本に興味は派生していかず。
せっかくの国旗に興味を持ってくれたので、この熱を冷まさず「世界」に目を向けてほしいと思い、世界地図の絵本を買ったり、部屋に世界地図を貼ったりしてみましたが、反応はイマイチ……。そこで世界を立体的に把握できる「地球儀」はどうかと思い、調べはじめました。
「しゃべる地球儀」が話せるこんなことあんなこと
いろいろな地球儀をインターネットで調べているうちに、インテリアにもなるおしゃれな地球儀があることを知りました。翌年に家を新築予定だったこともあって、大人としてはかなり惹かれました。でも冷静に考えると、子どもは食いつかずクルクル回して終わる予感もします。
最初に検討していたアンティーク調のおしゃれな地球儀のイメージ。(photo by 写真AC)
次に見つけたのが「しゃべる地球儀」です。インテリア性は劣るものの、付属のペンで地球儀の上をタッチすると、その場所の情報を音声で教えてくれるという優れもの。
今はこんなハイテクな地球儀があるの!? と、「電池を使うタイプのおもちゃより、昔ながらのおもちゃを与える派」だった私は驚愕。少し抵抗はありましたが情報量、スペック、価格を天秤にかけて検討した結果、「使われないよりはマシか」と思い、購入を決めました。
我が家が購入したのは、株式会社ドウシシャの「パーフェクトグローブ」(15,984円/2017年11月購入時点)です。
7年前に購入したので現在のモデルとは異なりますが、ペンのモードを変えてタッチすることで次のような情報をしゃべってくれます。
・国名や大陸名、海の名称
・国に関する基本情報
・面積、人口、通貨
・主要言語とあいさつ
・国歌
・国の音楽
・驚きの事実など
しゃべる地球儀のある生活
さて、2歳と5歳のいる家にしゃべる地球儀がやってきました。兄妹でペンを奪い合い、地球儀の上をタッチしていきます。「インド」「中国」「メキシコ」「エジプト」……押すたびに国旗で親しんだ国名が読み上げられます。「太平洋」「北極」……国旗では聞いたことのない単語も。
わが家のしゃべる地球儀。
ただ場所をタッチして国名を読み上げられただけでは、国旗で知った国名と場所を結びつけて考えるのは難しかったみたい。特に妹は、すぐにタッチするのに飽きてしまいました。
すると兄が「国の音楽」モードを発見。これは国歌ではなく国のイメージソングなのがミソで、たとえば日本なら「さくらさくら」が流れ、ブラジルをタッチするとラテンの陽気な音楽が流れはじめます。さまざまな国をタッチしては面白い音楽を探し、兄妹でそれっぽいダンスを踊って大笑い。あまりに毎日それしかやらないので、ダンスのDVDでも買ったほうが安上がりだったのかも……と少し落ち込みました。
国のイメージソングで踊る兄とげらげら笑う妹。地球儀の意味とは……。
しかし数ヵ月後「クイズモード」にハマりはじめると、一気に「しゃべる地球儀」の本領発揮! 「できるだけ多くの国をタッチしてください」という音声のあとに、制限時間内に読み上げられた国を地球儀上でタッチしていきます。正解した数がわかるので、兄妹で競い合っているうちに自然と国の場所を覚えることができました。大陸名や都市名でも同様のクイズがあるので、飽きることなく知識を増やしていけてよかったです。
地球儀の下部の部分をタッチペンでタッチすると、クイズや知識などさまざまなモードに切り替えができます。
そこから数年、「驚きの事実」(国に関するトリビア的な情報)で聞いた知識を何かの拍子に思い出したり、暇な時間に人口の比較(2つの国をタッチすると人口が何倍か教えてくれる)をしたり、と機能を少しずつ使いながら、細く長く「しゃべる地球儀」と付き合っています。「国旗ブーム」から世界を広げていくという目論見は、時間は長~くかかりましたがほぼ成功したといえるでしょう。
しゃべる地球儀の注意点
最後に、「しゃべる地球儀」を検討する上での注意点をお伝えします。
ペンは本体に有線で付属しているので、引っ張ると断線して壊れる恐れがあります。きょうだいが小さい場合は特にご注意ください。
また「音声」の好き嫌いも事前に確認するのがおすすめ。わが家で購入したものは男性の太めの声なので、苦手な子もいるかもしれません(現在販売されているものはもう少し若い男性の声のようです)。公式ホームページや店頭、YouTubeなどで事前にチェックできます。
7年経っても現役! 買ってよかった地球儀
娘2歳のとき。地球儀が大きい!
「しゃべる地球儀」を購入して早7年。途中で別のものにハマり、まったく触れない時期もありましたが、思い出したように触り、本当に細く長く続いています。親としては一過性のブームで覚えたことをすぐに忘れてしまうのには少しモヤモヤしますが、一度は頭に入っているので授業で出てきたときに思い出すなど、身にはついているようです。
国旗ブームが来たお子さんは、ぜひ幼児期からでも「しゃべる地球儀」のある生活、いかがでしょうか。