家庭内別居を始めて夫が変わった…そのとき妻は #2「『ごめん』とLINEが。でも…」
配偶者に愛想が尽きて家庭内別居を始めた場合、元のような愛情ある関係に戻るのはなかなか難しいもの。
このままでもいいと思っていたけれど、夫のほうはそうではないようで、家庭内別居を始めてから新しい姿を見せてくるときもあります。
変化を受け止めるのも勇気がいることで、そんな夫にどう対応したか、妻たちのリアルを実録でご紹介します。
「結婚前に付き合っていた女性と今も連絡を取り合っている夫。それを平気で話してくるので『やめてほしい』とお願いしたけれど、『人付き合いに口を出されたくない』と返されて、新婚一年にして仮面夫婦状態です。
やましいことはないとLINEのトーク画面を見せてきたりするのですが、そうじゃなくて私との関係に集中してほしいのですよね。
何のために結婚したんだろうと悩みながら、子ども部屋にするために空けてある部屋で私が寝起きしています。
最初のうちは『意味がわからない』と私の勝手だと責めてくるので、『私の気持ちも考えて』とだけ返していました。
食事もお弁当も用意しなくなり、家では子ども部屋に閉じこもって友達と電話などをしている私を見て、イライラしていましたね……。
子どもがいないうちに離婚を、とも考えました。
そんなある日、夫から『そんなに気にするとは思わなかった。ごめん』と、LINEにメッセージが届きました。
夫が謝るのは初めてで、さすがにこれだけ無視されたら精神的にこたえたのだろうと思います。
でも、『結婚した意味がないと思ってる』と返信を送ったら『それは言い過ぎだろう、ひどい』とまた自分の気持ちを前に出してきたので、やっぱり駄目だと思ってそれからは放置。
『話し合おう』と続けて送られてきて、謝罪もあったし歩み寄る気持ちはあるのかもしれませんが、こっちはまだそんな気にはなれません。
本当に反省していれば『元カノとやり取りをするのはやめた』と送ってくると思っているので、それを見るまでは家庭内別居を続けるつもりです」(30代/看護師)
妻からやめてと言われていることを、平気で続けられる夫にそもそも問題があると感じますが、一度の謝罪だけでは本心は見えないものです。
妻との関係を自分の感情がメインで考える夫とは、話し合いを提案されても結局は妻側が夫に合わせるケースが多々あります。
本当に反省していれば、自分の非を認めて行動を正すはず。
それが確認できるまでは、安易に相手の提案を受け入れないのも、自分のためといえますね。
(ハピママ*/弘田 香)