渋谷小学校 未来へのタイムカプセル 125周年を記念して
大和市立渋谷小学校(高島裕樹校長)は2月18日、開校125周年を記念した集会を開催した。この大きな節目を記憶に残そうと、全校児童617人が思い出の品々を入れたタイムカプセルに封をして、校内に保管した。
同校は1899年4月、尋常高等渋谷小学校として開校し、市内19の公立小学校の中で最も長い歴史がある。
125周年を記念して、これまで航空写真や記念給食、校庭で各クラスがマリーゴールドを栽培するフラワープロジェクトなどの記念行事を重ねてきた。集大成となる今回の集会では「児童たちの心に残るイベント」をテーマに、児童・保護者らのアンケート結果なども参考にタイムカプセルが企画された。
集会では各学年の代表児童が登壇し、未来の自分にあてた手紙や学校生活の思い出の品々に込めた思いを語りながら、タイムカプセルに収めた。この日は児童会による「渋小歴史クイズ」も催され、開校当時の児童数や校舎の工事の有無などを楽しみながら学んだ。
タイムカプセルは、校内の資料や歴史が保管されているメモリアルルームに保管され、25年後の150周年の際に開封する予定だという。
高島校長は「地域に愛着を持ち、25年後に笑顔で集まれるきっかけになってくれたら」と話した。児童会の岡部千咲さん(6年)は「25年後のことは想像がつかないけど、開ける時が楽しみ」と期待していた。