レガレイラは外せない!? 牝馬が馬券内に89%入るGⅠ【宝塚記念】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去9年データ分析!
宝塚記念(日曜・阪神)
上半期のグランプリ。阪神芝内回り2200m戦、GⅠ。
今年から、暑熱と梅雨の影響を考慮し、開催時期を2週繰り上げました。
また、昨年は京都での施行。従いまして、データは阪神で行われた過去9回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔203〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔354〕、2ケタ人気馬〔033〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
波乱含みのGⅠです。
ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの天皇賞・春から〔233〕。人気、着順は不問。
大阪杯から〔221〕。4着以内4頭に、3番人気6着馬。
ヴィクトリアマイルから〔003〕。人気、着順は不問。
海外GⅠのドバイシーマクラシックから〔211〕。3着以内の馬。
クイーンエリザベスⅡ世Cから〔100〕。3着馬。
GⅡの目黒記念から〔101〕。共に2着馬。
GⅢの鳴尾記念から〔110〕。勝ち馬。
中山牝馬Sから〔010〕。勝ち馬。
外国馬の〔010〕というのもあります。
外国馬も含め、馬券圏内27頭すべてが前走重賞から。
また、日本馬26頭で見ると、国内GⅠからなら着順は不問も、GⅡからなら2着、GⅢからは1着、海外GⅠからなら3着以内が必須なようです。
日本馬の連対17頭すべてに重賞勝ちがあり、11頭に国内外のGⅠ勝ちが、4頭にGⅡ勝ちが、2頭にGⅢ勝ちがありました。
ちなみに、GⅢ勝ちしかなかった2頭は、21年2着のユニコーンライオンと、23年2着のスルーセブンシーズ。どちらも3勝クラス→GⅢと、連勝の勢いがありました。それでも、GⅢにしか重賞勝ちがない馬は2着までとなっています。
これを3着で見ても、7頭にGⅠ勝ちが、1頭にGⅡ勝ちがありました。例外の1頭は18年3着のノーブルマーズで、GⅡ2着が最高の馬でした。
関西馬が5勝、関東馬が4勝。この関西馬5頭にはすべて阪神芝での勝ちがあり、関東馬4頭中2頭にも阪神芝の重賞での連対歴がありました。無かった2頭は、17年優勝のサトノクラウンと、23年優勝のイクイノックスです。
また、上がり最速を記録している馬は、9回で10頭(17年は最速タイで2頭)いて、〔460〕とすべて連対。阪神芝の内回りでも、末の良さが求められることになります。
牝馬は〔424〕。GⅠに勝ちが無かったのは、15年2着のデニムアンドルビー(GⅡ勝ちとGⅠ2着あり)と、23年2着のスルーセブンシーズ(GⅢ勝ちあり)。牝馬が勝つには、GⅠ勝ちが必要なようです。
ただし、18年以外の8回で牝馬が馬券圏内に。牝馬は要注目の存在です。
年齢別では、3歳〔000〕、4歳〔315〕、5歳〔644〕、6歳〔030〕、7歳〔010〕。
5歳馬が中心のようです。
また、1頭いる7歳馬は外国馬。日本馬は6歳までとなっています。
梅雨の影響か、8枠が5勝と好成績。2週前倒しになったとはいえ、馬場状態と重の巧拙に加え、枠順のチェックもお忘れなく。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』