「魅力を世に知らしめたい」大見拓土の神戸セーラーボーイズ愛が爆発、津山晄士朗&崎元リストが照れまくる相思相愛インタビュー
俳優・大見拓土は、神戸セーラーボーイズ(以下、神戸セラボ)を非常に好いている。2023年の出会い以来神戸セラボへの強火愛を口にし続け、過去の公演にゲスト出演した際には、「神戸セラボのみんなが尊い」と舞台上で号泣していたのを鮮明に覚えている。そんな大見が、7月25日(金)から大阪・扇町ミュージアムキューブ CUBE01で、8月14日(木)から東京・CBGKシブゲキ!!で行われる『神戸セーラーボーイズ Assort Box 2025』に出演する。そこで今回は、満を持して大見と神戸セラボメンバーの初対談を実施。神戸セラボからは崎元リスト、津山晄士朗が登場し、ふたりへの愛を存分に伝えてもらうと同時に、公演についてもたっぷり語ってもらった。大見の先輩としての眼差しも光る、ファン必読のインタビューとなった。
●真っ直ぐに輝いてくれるから素直に応援できる
ーー大見さんと神戸セラボの待望の初対談が叶い、嬉しいです。今回は大見さんの神戸セラボ愛をメインに、次回公演についてお聞きしたいと思います。まず、大見さんと神戸セラボの最初の出会いは?
大見:東京の『いろいろ ドルフェス2023』(2023年9月)というイベントで初めて会ったよね。
崎元:僕たちの楽屋のカーテンを外したら、たまたま拓土さんの楽屋と繋がっていて。
大見:僕はその時から惚れ込んじゃいました。大人たちがやってる舞台作品の中に参加していた、10代の神戸セラボのみんなが1番輝いてて。本番は僕らが1番輝いたんですけど(笑)。
津山・崎元:ハハハ(笑)。
大見:みんながリハーサルから本気で、誰よりも輝いて元気にやってるのを見て「負けてられないな」と思わせてくれた衝撃が強く残っていて。挨拶もしっかりしてるし、ステージ上から「盛り上がっていこう!」と言ったら、みんな盛り上がってくれて「なんて可愛い子たちなんだろう」と思って。
ーー観る側でもやる側でも全力で。
大見:そうなんですよ。1日で大好きになりました。
ーー神戸セラボにとっても初遠征で、刺激もたくさん受けた日ですね。その時お話はされたのですか?
崎元:本番が終わってから少しだけ。その一瞬でもかなり気さくに話してくださって。
大見:かわいいから(デレ)。でもその時俺はこうちゃん(津山)と話してないと思う。こうちゃんは人見知りじゃないよね?
津山:いや、人見知りです。
大見:そうなんだ。話すといっぱい話してくれるし、意外とボケタイプで話しやすい子なんですけどね。
ーーその次がアフタートークですか。
崎元:2023年11月の定期公演(vol.1『ロミオとジュリアス』『Water me! ~我らが水を求めて~』)のアフタートークゲストでした。
大見:めちゃくちゃ覚えてますよ。神戸セラボの素晴らしさを食らったんですよ。北乃颯希と一緒に登壇させていただいたんですけど、本番を颯希の隣で観て、気付いたら涙がボロボロ流れていて。颯希に「やばい! 話にならないくらい涙出てる」とか話しながら、その後出させてもらったアフタートークでも涙止まんなくて。人間って輝いてるものを見ると、無条件に涙が出ますよね。ふたりはまだその年齢に達してないと思うんだけど、大好きなアーティストがライブでステージに登場した時って、涙が出そうになりません?
ーーわかります。
大見:それなんですよ。
崎元:めっちゃ嬉しい。
ーー北乃さんは冷静に?
大見:冷静でいてくれました。颯希がいたので泣けました。
ーー大見さんの琴線と涙腺に触れるポイントがあるんでしょうね。
大見:あると思いますね。僕自身、学生時代に戻ってやりたいことがいっぱいある人間なんです。その時代を思い切り輝いてる子たちを応援することで、その気持ちが浄化されるんですよね。真っ直ぐに輝いてくれるから素直に応援できるし、みんなに知ってほしい。「大好き」と言わせてくれて、ありがとう。
ーー神戸セラボだから好きなポイントはありますか?
大見:僕が神戸セラボの大好きなところはクオリティーでして。例えば某おつかい番組のように、小さい子が一生懸命頑張る姿に無条件に胸を打たれるけど、それだけじゃない。裏に隠された努力が伝わってくるのが、尊敬できるところ。僕も応援していただいている職業なので、ちゃんと実力をつけてその応援を確かなものにしたいし、日頃「この人を応援して良かったなと思ってもらえるように頑張ろう」という気持ちでいるんですが、神戸セラボは会うたびにそれを見せてくれる。だから応援しがいがあるし、最近は「負けてられない」という感情も湧いてきています。そろそろ杭を打っとかないとな……嘘ですけど(笑)。でも特にこのふたりはそれくらいの成長と実力を感じます。
●リストは周りが見れる、本当に優しい子(大見)
ーーではおふたりの好きなところ、尊敬するところを聞かせてください。
大見:じゃあリストからいくね。まずリストは第一印象で、「あ、リストだ!」とわかるのがすごい。キャッチコピーで「元気120%!」と言って舞台上を明るくしてくれるキャラクター性が好きだし、神戸セラボ自体がその明るさに助けられてるなと思うことがいっぱいあったんです。でも接してみると、意外と繊細な子。勢い任せに思われがちだけど、ちゃんと周りを見ることができて、なおかつ本当に優しい心を持ってる。元気に振舞うけど、「みんなが嫌な気持ちになっていないかな?」と周りを見てる。そういうところを知って、さらに好きになりました。
崎元:やっば(照)。
大見:そしてリストの改めてすごいなと思うところは、アッパーな役割です。思い切りも良くて、それがパフォーマンスに表れてる。ダンスリーダー的存在は、これまでが(中川)月碧、今は(田中)幸真、こうちゃん、かなてぃ(細見奏仁)の3人かなと思ってるんだけど、今回会った時にリストもダンスを習いに行ったのかと思うくらいレベルが上がっていました。きっとこの環境でしっかり周りを認めてリスペクトして、自分も食らいついていった結果が今なのかな。僕、こうちゃんの踊り方がすごく好きなんですけど、リストの踊り方はそれとはまた違うタイプで、グルーヴを感じる。
津山:わかります。
大見:わかるよね! ダンスを堂々と楽しめるところが僕はすごく好きです。あと第一声が100点満点。『なんて素敵にピカレスク』(2024年12月、定期公演vol.3)の体が弱いベンジャミンの役と『ロミオとジュリアス』のロレンス神父役は、どちらも普段のリストとは違う落ち着いた役だった。今回も元気いっぱいだけど、「彼はそうじゃない、繊細な音も出せますよ」って書いといてください!(笑)。
ーー確かに、幅広い役ができるようになられましたね。
大見:そうなんですよ。繊細なお芝居もできる子だと僕は思ってます。いつもありがとう!
崎元:これやばい!(照)。こうちゃん覚悟しときな。
●こうちゃんの輝く未来は俺が保証する(大見)
大見:ゲスト出演させてもらった『Boys×Voice 403』(2024年3月)の稽古に合流して、1番衝撃を受けたのが、実はこうちゃん。こうちゃんはずっと影にいる子で、稽古場でも全く目立たないんですよ。神戸セラボのYouTubeも全部見たんですけど「こうちゃんもっと出ろよ!」と思うくらい、本当に静かな子。それでもダンスパートが始まった時、センターじゃなかったけど僕には誰よりも輝いて見えて。誰よりも音とダンスを楽しんで好きなことが伝わってきて、そこから見ないようにしても目で追っちゃう。こうちゃんのダンスが大好きだなと思ったんですけど、『テニミュ』(ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンへ出演)を経て少し明るくなったというか、社交的になった。先輩方が卒業して、引っ張っていかなきゃいけないという意識が芽生えたのか、どこか中心にいてくれる意識もあるのがすごい。あと「Oh my God!!」ではこうちゃんが主役ポジションだと思ってるんですが、初っ端から遊びを入れてきて。
ーー今回の公演はRICE on STAGE「ラブ⽶」「小学生コント」「Oh my God!!」と3本のショートストーリーが上演されて、津山くんは「Oh my God!!」に出演されますね。遊びというのはアドリブですか?
大見:いや、セリフの中で遊んでるんです。セリフ外のところでアドリブを入れるのは、言っちゃえば誰でもできるんですけど、与えられたセリフを最大限に遊んでいる。しかも僕からしたら攻めてて、びっくりでした。「これができたら、もうどこでもできまっせ」と思わされた。『403』でも1番安定感があったし、多分すごく頼りにされるポジションで、芝居、歌、ダンス、どれをとってもハイクオリティー。「ここにこうちゃん入れとけばまとまるわ」というスキルの持ち主。今回合流して、そのグラフがまたさらに広がっていて「全方面でスペシャリストになっちゃうな」というのがこうちゃん。ほんとに頼りにしてます(笑)。
ーーおおー。
大見:あと演出家が1言ったら10で返す。「ちょっと時間巻きたいね」と演出家がサラッと言った時に、巻けると思ったところを勝手に巻いてて「この子マジか」と思って。だから僕はこうちゃんの爆発力を期待してます。こうちゃんに思うことはひとつで、長く役者を続けてほしい。こうちゃんが輝く未来は俺が保証するから(笑)。
津山:嬉しい。
●大見拓土は「ほぼ神戸セラボ」(津山)
ーーそんな大見さんの神戸セラボ愛の強さ、おふたりの目にはどう映っていますか?
大見:やっべ、お願い! 引いてないでね?
津山:僕は神戸セラボに入って1番最初に観た作品に拓土さんが出ておられて、めちゃくちゃ好きになったんですよ。その後『ドルフェス』で一緒になって。そこで神戸セラボを好きになってくれたと聞いていたので、素敵な方だなって。公演に出てくださった時も、好きだからこそみんなにアドバイスをして、本当に支えてくださって。もう、ほぼ神戸セラボ。
大見:よっしゃ!!
崎元:僕は今回「小学生コント」で一緒なんですけど、拓土さんは今回ツッコミ役ということもあって、拓土さんがいないと絶対お芝居が成立しないんですよ。それでいていつも後ろから見守ってくれていて。ライクというよりラブみたいな、家族に対する無償の愛みたいなものを感じてます。僕はお父さんみたいな存在だと思ってます。
大見:嬉しい〜。
ーー愛が伝わっていましたね。
大見:この年齢でこの観点持ってるのすごくないですか。一歩引いて見てくれて、すごいよ本当に。ありがとね。
●神戸セラボ以外の舞台出演に「信じられない」(崎元)
ーー大見さんが言われたように、津山くんは今年1〜2月にミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学vs比嘉を終え、崎元くんは9月にBloody Love 歌劇『ババンババンバンバンパイア』が決定するなど、神戸セラボ以外の現場も増えています。そこで刺激になったことや、役をもらえた時の心境をお聞きしたいです。
津山:もともと『テニミュ』は知っていて、観に行ったこともある憧れの作品。役者をする中で「この作品に絶対出たいな」と思っていた時に、ちょうどオーディションがあって。合格した時に「うわあ!」って感動して。キャストの皆さんが僕より上の先輩方だったので緊張してたんですけど、先輩がみんなあたたくて、ちょっと殻を破れたと思います。多分1番成長したところじゃないかな。人とコミュニケーションが取れるようになって、すごく良い経験になりました。
ーー演技のスキル面はどうですか。
津山:他のキャストの皆さんのお芝居を見て影響を受けました。「こういうこともできるんだ」とお芝居のレパートリーが増えたと思ってます。
大見:はあ〜、納得です。だし、ちょっと自信もついたんだろうなというのを感じて嬉しいよ。
崎元:僕はまだビジュアル撮影で何人かとお会いしただけなんですけど、僕もキャストで1番年下なので壁があるのかなと思ってたら全然なくて。原作がある役はより責任感が生まれるし、撮影現場でも新しい自分が目覚めた気がして、稽古が楽しみです。神戸セラボで2年間積み上げてきたものがあるので、全力でぶつかろうと思ってます。
ーー役が決まった時はどう思いましたか? 準主役ですよね。
大見:改めておめでとう!
崎元:ありがとうございます。情報解禁された今でも結構信じられてなくて。
津山:信じてくれ(笑)。
崎元:ほんとにたくさんの方に情報を見ていただけて、友達も結構知ってくれて、会った時に「おめでとう」と言ってくれました。映画版を一緒に観に行った友達は「ほんまに?」と驚いてくれて。でも自分はまだまだ実感がないから、曖昧な返事しかできなかった。次に言ってもらえた時は、胸を張って「立野李仁として出演した」と言えるように頑張りたいです。
ーー現場で色々吸収して、さらに大きくなられるんでしょうね。
大見:リストの器も大きくなりそう。それを神戸セラボに還元して、神戸セラボがまた大きくなっていく。こうちゃんが今回もたらしたように、リストも相乗効果で神戸セラボを大きくしてくれるといいなと思います。
●小学生になるための役作り
ーー大見さんと崎元さんは「小学生コント」に出演されます。今稽古が進んでいるところだと思いますが、16歳の崎元くんと大人の大見さんがそれぞれ小学生になりきる点で、楽しいことや難しいことはありますか?
崎元:自分の中の何かを壊さないとできないなと思ってて。成長するにつれて知識がついて脳みそが大きくなるので、それを原点に戻って全部出すのが難しいなと思いました。なので昔の記憶や、小学生の時に見ていた『仮面ライダー』をもう1回見て、当時の興奮を思い出しながら役作りしてます。最近ゴールが見え始めました。小学生らしくわちゃわちゃしてるけど、まとまりが感じられる作品になってきてるので、本番を楽しみにしてほしいです。
ーー中学1年生で新メンバーの山本歩夢くんも出演されますが、彼は一番リアル小学生に近いですね。
大見:僕からしたらすごい大人です。あゆむは落ち着いてるし、何なんだろうね?
崎元:雰囲気が独特ですよね。「小学生コント」に出る、のすけ(日陽龍之介/新メンバーで中学3年生)の方が年下に見えてしまう現象がある。
大見:あゆむも去年こうちゃんに抱いた感覚とちょっと似てるものがあって。全体的にレベルが高い子で、落ち着いてるし、高校生と言ってもおかしくないくらいの物の見方をしてて、オーダーにもしっかり答えられてるので、数ヶ月前まで小学生だったとは思えない。でもあゆむにぴったりな役でもあるので、楽しみです。
ーー小学生役は、大見さんの役者人生の中では多くないですか?
大見:初めてです(笑)。
ーー戸惑うところも?
大見:精神年齢は小学生なので、全然いけちゃいます(笑)。でも僕は大苦戦しておりまして。というのも演出の佐野大樹さんから、「小学生を演じなくていい。リアルベースで作ってほしい」という要望がありまして。言ってしまえば、「31歳そのままのベースでやる中で、ポイントで小学生を混ぜる」なので、おっさんでいる時はボケにツッコんで周りを回し、小学生になるポイントをしっかりと決め込むことができれば、よりゴールに近づくんじゃないかなと今思ってる段階です。リストの小学生は素晴らしくて、出てくれるだけで楽しくなる。その流れをいかに利用できるか。「小学生コント」という演目を成立させるために僕がやるべきことはたくさんあるなと思ってるので、今はそこを自分の中で整理して、稽古でぶつけてみたいです。
ーー小学生になる切り替えが大変そうですね。
大見:しかも何かキッカケがあるわけじゃなくて、自分で切り替えなきゃいけなさそうだなと思ってて。リストに乗っかると小学生になっちゃうし、大人としてリストの小学生を見ておかないとフォームを崩すので、そこが大変で。戦って整理されたぐちゃぐちゃなものをお届けできればと思います。
●感情の起伏を表に出してお芝居したい(津山)
ーー続いて津山くんが出演される「Oh my God!!」は「命懸けの圧倒的アドバイス劇」という響きだけで面白そうですが、稽古はいかがですか。
津山:毎回楽しいし爆笑してますね。演出が片岡百萬両さんですごく面白くて、自分でやりながら笑っちゃうこともあります。僕は運動量が多い役なので、めちゃくちゃ弾けられる。とても楽しい作品です。
ーー役を演じるにあたり、意識していることは?
津山:とにかく感情を表に出したいです。変なキャラクターで、気持ちが上がったり下がったり、びっくりしたり嬉しくなったり。感情の起伏が大きいほど作品が際立つんじゃないかなと思います。
大見:こうちゃんがやってることって、当たり前のように見えるけど、当たり前じゃないんですよ。みんな気付いて欲しい。(津山をじっと見て)気付かなくても、僕が気付いてるから安心してほしい。大人でもできるかできないかというくらい。演出家の片岡さんの要望にすぐ応えるのもそうだけど、自分が持ってくるものもレベルが高い。リストはパッと見たら良さがわかるんですけど、こうちゃんは見れば見るほど、どんどん好きになっていく。魅力を増しているし、魅力を感じられる人。そう考えると対照的なふたりだね。本当にどこに出しても恥ずかしくない。さっきも言ったけど、こうちゃんはだからこそ長くやってほしい。
ーー1年前のインタビューでも「ずっと続けていきたい」とおっしゃっていましたね。
津山:言ってました。
大見:大正解だよ。もうね、職人気質。みんな早く津山晄士朗の良さに気付け〜。こうちゃんのすごさを早く世に知らしめたくて、広めたくて。だから『テニミュ』が決まったのも嬉しかったし、決まると思ってた。これからだよ。焦らず今まで通りやってね。
●キャストと一緒に『アソボ』
ーー最後に、本公演の見どころや意気込みをお願いします。
津山:前半のお芝居のパートは3作品もあるので、飽きずに見れるところも魅力ですし、ライブパートはめちゃくちゃ盛りだくさん。多分今までの公演と量が全然違うので、どっちもめちゃくちゃ楽しんでほしいです。
崎元:主題歌の「Assort Box」の振付もほんとに踊りやすくて、公演を観た後に遊び終わった感覚で帰れる作品になってると思います。一人ひとりがしっかり頭に残るキャラクターを演じていて、ずっと遊んでる感覚なので、皆さん遊びに来てください。
大見:名前の通り、おもちゃ箱をひっくり返したようなハッピーオーラがオープニングから伝わってきますし、日頃から神戸セラボを応援してくださる皆様は、普段のみんなとまた違った一面や、思い描いていたような魅力がそれぞれ爆発して伝わるので、「観に来て良かったな、一緒にこの作品に参加して良かったな」と思うはず。そして大人4人組が力を合わせてフルパワーな時間にできればと思っておりますので、劇場で一緒に遊びましょう!
取材・文=久保田瑛理 撮影=福家信哉