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嚥下障害でも食を楽しく とろみ料理でカフェ開催

タウンニュース

食事を配膳する仲村さん

足柄リハビリテーションサービス(小田原市堀之内)に所属する有志4人がこのほど、嚥下障害がある人も一緒に食事を楽しむことができる場を作ろうと市内飲食店で「Swallowcafe」を初開催した。

麻痺や筋肉の衰えなどが原因で、食べ物が飲み込めなくなったり、誤嚥が生じたりする嚥下障害。言語聴覚士としてリハビリの現場で働いてきた仲村敦子さんは「食事は味はもちろん、見た目や口の中の感覚が大事だが、嚥下障害の人はミキサーでドロドロになったものを食べる」と言い、障害の有無にかかわらず誰もが同じものを楽しく食べられる空間を作ろうとイベントを企画。とろみ剤を駆使して、嚥下障害の人も食べることができるクリームシチューやプリン、ケーキなどを考案。カフェで20人以上に提供した。

「家族みんなで同じものが食べられる」「のどに付着しないちょうど良いとろみ」「食べやすい」などの反響があり、仲村さんは「今後も続けていきたい」と話していた。

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