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株式会社フーディソン 生鮮流通に新しい循環を生むプロ向けの水産仕入れサイト 食の企業の最前線6 25年2月号

料理王国

株式会社フーディソン 生鮮流通に新しい循環を生むプロ向けの水産仕入れサイト 食の企業の最前線6 25年2月号

飲食店専門の鮮魚仕入れサイト「魚(うお)ポチ」は、産地から消費地までの各所にある課題を解決するシステムを構築。生鮮流通に新しい循環を生み出している。

株式会社フーディソンは「生鮮流通に新しい循環を」というビジョンで、飲食店向けの鮮魚、生鮮品の仕入れサイト「魚ポチ」を運営する企業だ。例えば、市場に流通しづらい地方の珍しい魚や、商品価値が低いとされてきた魚にスポットを当てる。忙しい飲食店のために魚の仕入れの効率化や、充実度を維持しつつの仕込みの簡素化、メニュー開発のサポートを行う。魚を食べる機会が減っている消費者に魚介類のおいしさや魅力を伝える――こうした取り組みで各所の課題を繋ぎ、解決。新しい循環の創出を目指す。

魚ポチの魅力

仕入れ時間の大幅削減定番から旬まで3300点以上市場には出回らない珍しい水産品水揚げ情報・価格が事前にわかる

「魚ポチ」はスマホで注文が完結し、仕入れ時間が大幅に短縮できるのも利点。常時3300点以上の豊富な品揃えの中には、市場に出回らない稀少な水産品もあり、メニューの差別化もしやすい。原価管理もスムーズにできる。

コハダの成魚、コノシロを「コノシロつみれ」に加工し商品化。スープなどに手軽に利用できる。

写真の「コノシロつみれ」は、商品価値が低いとされていた魚を、新たな商材に生まれ変わらせた一例だ。コハダの成魚であるコノシロは、小骨が多く扱いにくいなどの理由から料理に利用されることは少ない。同社では、これをつみれに加工販売することで、新たな価値を提案する。また、魚のあらや骨などは市場では廃棄されることが多いが、ネット販売で多様なユーザーの需要を汲み取ることができる。タイやノドグロのアラや骨はラーメン店に大人気だ。

産地からの流通、集荷・出荷、店舗納品までの全体をシステム化し、ユーザーのニーズを細やかに汲み取ることで“必要なもの”をマッチングできるのが魚ポチの強み。同社は、この他に一般向けの小売店「sサカナakana bバッカacca」や、飲食店やスーパーマーケットに魚を調理・加工できる職人を紹介する「フード人材バンク」も運営している。

魚ポチ公式サイト
https://uopochi.jp

text, photo : Nobuko Minagawa

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