【ONE AND ONLY Vol.16レポート】Onephony、美味しい曖昧、SCRAMBLE SMILE、限りなく白く 注目メンバーの多彩なステージングに徹底フォーカス!
<ONE AND ONLY Vol.16>が、5月24日(土)にharevutaiで開催された。
<ONE AND ONLY>は、“日々新しい存在が生まれて成長していくアイドルシーンを、楽曲、パフォーマンス、トーク、ファッション、ソーシャルなどさまざまな角度で切り取り、次世代の唯一無二、かげがえのない「ONE AND ONLY」を生み出すことを目指す”というコンセプトを掲げるアイドルイベント。
その第16弾となった今回は、Onephony、美味しい曖昧、SCRAMBLE SMILE、限りなく白くの4組のアイドルが出演。それぞれが多彩なパフォーマンスを披露し、会場に大きな熱狂を生み出した。
本記事では、各グループから1名をピックアップして、そのメンバーに焦点を当てたライブレポートをお届けする。
■限りなく白く(ピックアップアイドル:白瀬ななこ) 高揚感をもたらす生き生きとしたステージング
北海道を拠点に活動を続ける限りなく白くは、SEが流れ出すと足早にステージに登場。そのまま「precious」へとなだれ込むと、7人がはつらつと動き出す。小柄なメンバーが多い彼女たちだが、そのパフォーマンスは身体を大きく使って見応えのあるものだった。もちろん、白瀬ななこも全身で楽曲を表現。弾むようなその動きに合わせて、髪飾りも軽快に揺れた。
「青空に手を叩け」へとつなぐと、その動きはさらに元気いっぱいといった雰囲気に。ソロパートの真っ直ぐな歌声も楽曲の世界観によくマッチしていた。“最後まで楽しんで行きましょう!”と観客に声をかけて始まった「桜色Letter」では、元気のよさが加速。大サビではステージ後方から前へと駆け出して、軽快にジャンプを決めてみせた。「白地図のコンパス」ではさらに動きが熱気を帯び、歌声も熱がこもったものに。サビではしめくくりとなる《まだまだプロローグ》を伸びやかに歌って魅せた。
会場の大コールに導かれた「一番星」は、これまで以上ににこやかな笑顔を見せながら、思いを込めて歌い上げて、会場をさらに沸かせた。アイドルは観る者に元気を与える存在だとよく言われるが、生き生きと歌い踊る彼女のパフォーマンスは、まさにその言葉通り。観ているこちらも自然と気分が高揚してくるような素晴らしいものだった。
限りなく白く<ONE AND ONLY Vol.16>
2025年5月24日(土)
harevutai
SE
precious
青空に手を叩け
桜色Letter
白地図のコンパス
一番星
MC
■SCRAMBLE SMILE(ピックアップアイドル:松田琉那) 会場を照らしたスーパーシャイニングスマイル
SCRAMBLE SMILEの松田琉那は、ステージに登場した瞬間から、“超”がつくほどの笑顔をふりまく。にこやかに“最後まで声出して盛り上がっていきましょう!”と会場を煽ると、弾むように「ハチャメチャFuture!?」を歌い踊る。途中、観客に手を振る場面も見られたが、もちろん満開の笑顔だった。
「AGE⇔DECHI」では印象的な手を上下する振り付けを楽しそうに踊り、「ひとことでいうなら恋かもね」では、土居麗菜と視線を交わして笑顔が弾け、最後はクラップを促しながら“めっちゃめっちゃ”を可愛らしく決めた。「SCRAMBLE SMILE」でも、“クラップ~!”“パンパン!”と会場を焚きつけながらやはり笑顔をふりまき、「SSS」では今度はゆうゆと目を見合わせて楽しそうに歌う。最後の「今日から運命!」に突入すると、その笑顔はまぶしいほどに。動きにも勢いが増していった。ここまで笑顔で会場を照らし続けた彼女だが、大サビの前では、きりりとした表情になり、ソロパートを熱唱。その想いを込めた歌声は、こちらの感情を揺さぶる素晴らしいものだった。
この日も多くのアイドルが笑顔で楽しそうにパフォーマンスをくり広げたが、彼女は、その究極とも思えるパフォーマンスを披露。それは、アイドルとはいかなるものかを体現したかのような素敵なパフォーマンスだった。
SCRAMBLE SMILE<ONE AND ONLY Vol.16>
2025年5月24日(土)
harevutai
OPSE
ハチャメチャFuture!?
AGE⇔DECHI
ひとことでいうなら恋かもね
SCRAMBLE SMILE
SSS
今日から運命!
MC
■美味しい曖昧(ピックアップアイドル:雨已耶いちか) 長身を活かした切れ味鋭くもしなやかなパフォーマンス
美味しい曖昧は日中に行なわれた<ONE AND ONLY Vol.15>に続く出演。昼間も激しく見応えのあるライブで沸かせたが、<Vol.16>はさらにアグレッシブ。激しく踊り、熱く歌い上げるといった様相だった。とりわけ、雨已耶いちかは長身を利したダイナミックなパフォーマンスで会場を魅了。冒頭の「サプリメ」から切れ味鋭くガンガンと踊る。つられて観客も踊り出し、ともにジャンプを決める。あっという間に会場を一体にしてしまった。
7人のダンスをフィーチャーした「ダンスダンスダンス」に突入すると、彼女の動きはさらに激しいものに。ソロパートでは投げキスを観客に送り、会場のテンションを高めると、そのまま「ナブルナブルナブル」へ。ここでは激しいだけではなくしなやかさも感じさせるパフォーマンスも披露。「生意気ねチェリー」では、今度は思わせぶりな表情でクールかつセクシーな仕草も魅せて会場を大いに沸かせた。
アップテンポの「パフェクト」では再び激しくガンガン踊り、“オイ!オイ!”と会場を煽って始まった「Life is Short」では、エモーショナルな歌声で会場を酔わせる。途中のセリフパートでは切ない表情も見せつつ、最後はステージ最前に並んで熱唱。歌い終えるとその表情は清々しいものに変わっていた。最後は7人で肩を組んで「ステフリ!」を大熱唱。観客も隣同士で肩を組み合って、さらなる一体感が生まれる中で、ライブは大団円となった。
美味しい曖昧<ONE AND ONLY Vol.16>
2025年5月24日(土)
harevutai
SE(ggg)
サプリメ
ナブルナブルナブル
生意気ねチェリー
パフェクト
Life is Short
ステフリ!
■Onephony(ピックアップアイドル:浅桜みらい) ウインクと台詞が巻き起こした飛び切りの熱狂
SEが流れ、影ナレで会場を煽ると、Onephonyが“オイ!オイ!”と声を上げながらステージに現れた。浅桜みらいも笑顔で声を上げ、実に楽しそう。そんな雰囲気のまま「最高サマー!!!」を弾むようにパフォーマンス。ステージの後方から前方へと移動しながら観客にウインクを送って歓声を引き出したり、上手(かみて)から下手(しもて)へとにぎやかに走り抜けたり、笑顔でキュートな歌声を聴かせたりと、彼女の一挙手一投足が楽しさを増幅させていった。
「君ラブ!♡」ではさらに可愛らしく歌い、《あの…ちょっといいかな…?》という台詞を意を決したように言い放つと、会場は大沸騰。最後は“好き!”“俺も!”のコール&レスポンスが発生し、ライブの盛り上がりは最高潮となった。唯一の冬曲だという「冬のトライアングル」は、雪が降る映像をバックに真剣な表情で、時にしなやかに時に力強くパフォーマンス。サビでは6人で動きをしっかり揃えて、見事に歌い上げた。動きを揃えるといえば「僕らのStory」も見事。要所で見せたユニゾンのダンスは迫力十分で実に見応えのあるものだった。そんな中、浅桜は華麗なターンを披露して魅せた。
ラストは「ウォータープルーフガール」。素早くフォーメーションを変えながら、笑顔できびきびと歌い踊ると、会場の楽しい雰囲気がさらに増していく。すると突如“まだまだ足りない! 声出して!”と絶叫。感情がほとばしる一面も垣間見せてライブは終演となった。以前にも書いたが激しく踊る場面でもしなやかさを感じさせる身のこなしは、気品にあふれており、思わず見とれてしまう美しさだった。加えて、感情が高ぶる瞬間も垣間見せ、それこそがライブの醍醐味だったようにも思えた。
Onephony<ONE AND ONLY Vol.16>
2025年5月24日(土)
harevutai
SE
最高サマー!!!
君ラブ!♡
MC
冬のトライアングル
僕らのStory
ウォータープルーフガール
MC