アダム・ドライバー&ジェシカ・チャステイン主演ドラマ「ザ・ディーラー」Appleで製作決定 ─ 高級アート市場の権力と文化を描く
『スター・ウォーズ』シリーズのアダム・ドライバー、『タミー・フェイの瞳』(2021)ジェシカ・チャステイン主演ドラマ「The Dealer(原題)」が、米Apple TV+で正式発注された。厳しい競争を経て、同社が権利を獲得したようだ。米が報じている。
本作は高級アート市場という華やかな世界を舞台に、権力や階級、誘惑、文化を鋭く探求する物語。チャステイン演じる野心的な一流ギャラリスト(画商)の視点で物語が進行し、アダム・ドライバー演じる才能あふれる気難しいアーティストとの複雑な関係性が展開されるという。
製作総指揮は、舞台『人形の家 Part2』を手がけたルーカス・ナス、サラ・ルニー、トニー賞受賞歴のあるサム・ゴールドのトリオ。ナスは脚本、ゴールドは監督も兼任する。製作総指揮にはチャステイン&ドライバー、『アメリカン・ビューティー』や「シックス・フィート・アンダー」のアラン・ポール、制作会社であるMedia ResとFreckle Filmsの面々が名を連ねる。
ドライバーにとって本作は、ブレイクのきっかけとなったHBOシリーズ「GIRLS」以来2度目のドラマ出演となる。同作ののち、映画界で目覚ましい活躍を遂げ、『スター・ウォーズ』シリーズや『フェラーリ』(2023)など数多くの代表作を持つほか、『ブラック・クランズマン』(2018)『マリッジ・ストーリー』(2019)ではにノミネートされた。
またチャステインにとって、本作は主演・製作総指揮を務める「The Savant(原題)」に続く2作目のAppleシリーズであり、HBOドラマ「Scenes From A Marriage(原題)」に続くMedia Res製作作品でもある。チャステインは『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)や『モリーズ・ゲーム』(2017)『X-MEN:ダーク・フェニックス』(2019)『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(2019)など数々のヒット作に出演し、『タミー・フェイの瞳』ではアカデミー主演女優賞に輝いた。
Media Resは、これまでApple TV+向けにエミー賞受賞ドラマ「モーニング・ショー」「パチンコ」「エクストラポレーションズ:すぐそこにある未来のドラマ」を制作。多数の話題作を手がけており、最近はHBOでベン・スティラー主演ドラマ「ザ・バンド(原題)」、でジェレミー・アレン・ホワイト主演のロマンスドラマ「Enigma Variations(原題)」とロザムンド・パイク主演のスリラー「Thumblite(原題)」のシリーズ化が決定。マシュー・マクファディン主演の米Peocockシリーズ「The Miniature Wife(原題)」も控えている。
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