新DC『フラッシュ』登場はまだ未定、ジェームズ・ガン示唆
新生DCユニバースでは、フラッシュ/バリー・アレンの単独作品は当面先のこととなりそうだ。DCスタジオのジェームズ・ガンが示唆している。
アニメ「クリーチャー・コマンドーズ」と共に始動した新DCユニバースからは、2025年夏に映画第1弾『スーパーマン』が公開予定。その後、バットマン&ロビンを描く『ブレイブ&ボールド』や『スーパーガール』など多数の企画が控えているが、人気の高速ヒーロー、フラッシュに関する情報はまだ明らかになっていない。
一方で、比較的マイナーともいえるキャラクターを描く『クレイフェイス』が、『ドクター・スリープ』(2019)の監督マイク・フラナガンによる脚本で単独映画デビューすることが。「なぜフラッシュやワンダーウーマンのような、もっと有名なキャラクターをやらないのか?」とファンからSNSで尋ねられたガンは、「それは、DCにおける第1ルールのためです。つまり、脚本ができていない企画にゴーサインは出ません」と説明。『クレイフェイス』は「マイク・フラナガンの脚本ができていたから」企画が動いたのだと明かした。
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フラッシュ単独企画については「進行に一拍置いています」と加え、現時点で具体的な目処を立てていないことを示唆。DCユニバースにおけるフラッシュはマルチバースの扉を開く重要なヒーローだが、新作の登場はしばらく先となりそうだ。
フラッシュは米CWのドラマ「THE FLASH/フラッシュ」でグラント・ガスティンが好演し、映画ではエズラ・ミラー版が活躍。2023年公開の『ザ・フラッシュ』はDCユニバース集大成と大きな注目を集めていたが、期待通りの成績は収められなかった。
なお『クレイフェイス』については、DCユニバースに属することとなるのか、それとも『ジョーカー』シリーズのように別世界に区分される「エルスワールド」の扱いとなるのか不明だった。ガンはこの度、「『クレイフェイス』は公式に3作目のDCU映画なのか?」と尋ねられて回答しているから、ひとまずDCユニバースに加わるものと理解できそうだ。
既報によると『クレイフェイス』は2025年初頭の撮影開始を目指して監督の検討を進めており、発表の時期も近いという。容姿と声を自在に変化させる能力によって悪事を働くヴィランを描く。