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タテ釣り(落としこみ)で3.6kg頭に良型マハタが連発【三重・志摩沖】細めの仕掛けが的中

TSURINEWS

志摩沖のタテ釣りで五目釣りを堪能(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

彼岸を過ぎても猛暑が続くなか、9月19日は三重県志摩沖に釣行した。5人のアングラーが挑んだ近海のタテ釣り釣行。風当たりの弱い御座沖を皮切りに、志摩沖ポイントへと移動。ベイト探しに苦戦する中、西岡さんのタテ釣りが功を奏し、オオヒメやマハタが次々とヒット。筆者も仕掛けを変えたことでソウダガツオや3.6kgのマハタをキャッチし、ボウズを免れた。釣行終盤には時合いが訪れ、船上は大盛況となった。

三重県志摩沖でタテ釣り

ウイークデーの近海便に集まったアングラーは5人。職場の同僚だった加藤さんと山川さんもいた。加藤さんらはトモを選択。ミヨシは地元鵜方の西岡さん。その隣が私でミヨシから2番目だ。

前週に引き続いてのタテ釣り(落とし込み釣り)。今回のテーマはいかにベイトを多く付けるか。いいベイトが付けば良型の魚が食ってくることは間違いない。

昨年ブリをバラした経験からミキイト・ハリスとも12号のハヤブサ仕掛けを使っていたが、ベイトが付かない原因だったことが後に判明した。

釣行開始

午前6時に出船、荒れ模様のため風当たりの弱い御座沖から開始する。20分程度でポイントに到着すると、やがて「水深70mです。ボトムから20mまでベイト反応あり。始めてください」とアナウンスが入った。西岡さんはジグで開始。他の4人はタテ釣りだ。

1流し目はベイトが付かず、2流し目に加藤さんにウルメイワシが付いたが、それっきりだ。それからベイト探しの迷走が始まった。ソナーを駆使してもベイトは見つからない。2時間ほど粘ったが船長は御座沖を諦め、志摩沖ポイントまで7マイルの移動を決めた。

アカイサキやオオヒメをキャッチ

到着後すぐに開始したが、ここでもベイトは思うように付かず苦戦。徐々にオオヒメやアカイサキが釣れてきたが、いいベイトが付かないまま午前11時を過ぎた。

そのころ、ジギングを諦めた西岡さんがタテ釣りに変更すると、オオヒメが数珠つなぎでヒットし始めた。これに呼応するように胴の電動アングラーや加藤さんらにアカイサキやオオヒメがヒット。潮が効きだしたらしく気配は上向きだ。

マハタやソウダガツオを手中

しばらくすると西岡さんのサオが大きく曲がり、上がってきたのは丸々太ったマハタ。5kgは超えているだろう。続いて胴の電動アングラーもヒット。これもマハタだ。

周りは次々にヒットし釣果を重ねていくのに、私には時折ベイトは触ってくるがボトムに下ろす間に外れる。この釣果の差はなんだろう。西岡さんに尋ねるとミキイト・ハリスともに8号仕様だった。彼との違いは他にもあるが、取りあえず試してみようと思った。

西岡さんに8号仕様の仕掛けを頂き挑戦。1投目は40m付近で仕掛けをひったくって走りだした。仕掛けを替えた途端にいきなりだ。サバかなと思ったら、上がってきたのではソウダガツオ。とてもおいしい魚とのこと。これでボウズは脱出。

おいしいソウダガツオ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

3kgのマハタが揚がる

2投目、ベイトが付かず着底したので30mほど巻き上げてフォールすると、小刻みに震える。アジかイワシと思われるいいベイトが付いた。すぐにボトムまで落とし込んで待っていると、ジビジビと震えながらティップを押さえ込んでいく。

大きくアワセを入れると、重量感がありしっかり乗ったが、アワセが遅れたのか根に入られ出てこない。しばらく耐えているとうまく抜けてくれた。

途中何度も締め込んだが丁寧に巻き取ると、やがてボコッと大きなマハタが浮かび、3kgはありそうな良型が無事に船長のタモに収まった。

3.6kg超のマハタ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

ヒラメをキャッチ

仕掛け交換は効果てきめん!またすぐにベイトが付いた。ボトムに落とすと連続ヒットだ。西岡さん、胴のアングラーも連鎖した。胴のアングラーはハリが外れたが、私はひと回り小さいマハタ、西岡さんにはヒラメが掛かり、ほとんど同時に取り込んだ。

午後1時を過ぎ、沖上がり間近になって時合いを迎え船上はにぎわいを見せた。フオールスピードの影響なのか、同じ仕掛けの西岡さんにはオオヒメが何度も数珠つなぎとなったが、私は一度もヒットすることなく1時半に沖上がりとなった。

西岡さんはヒラメも(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

最終釣果

渡船場で検量すると私のマハタは3.6kgと1.3kg。西岡さんは5.6kgの大物マハタにヒラメやオオヒメと爆釣だった。

ライン太さの影響がこれほど敏感に現れたことに驚いた。タテ釣りは誰でも簡単に釣れると思い込んでいたので勉強になった。西岡さんには改めてお礼を申し上げた。

釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年10月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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