秦野駅メロに「LUNA SEA」を 有志が署名1万6千筆提出
小田急線秦野駅の発車メロディーを地元ゆかりのロックバンド「LUNASEA(ルナシー)」の楽曲にしてもらおうと、昨秋から活動してきた市民有志が4月17日、要望書と1万6073筆にのぼる署名を高橋昌和市長へ提出した。市民からの要望を受けた市は、小田急電鉄と協議したいと応えた。
駅メロ採用に向けては、秦野駅周辺に住む有志たちが昨年10月に実行委員会を組織。メンバーたちはイベント会場、ウェブを通じて市民や全国のファンに署名を呼びかけ、12月に市内外合わせて1万筆を突破。3月下旬には、実行委が市内在住者の数値目標としていた「市民の4%」を上回る6600筆にも到達した。
市制施行70周年イヤーである今年中の駅メロ採用を目指す実行委は、17日に市役所を訪問。バンドメンバーの5人中4人が秦野出身者の曲が駅メロになることで、街の知名度向上やファン来訪による経済活性につながると訴えた。今野翔実行委員長(42)は、「ルナシーは秦野の誇り。駅メロになることで聖地になってほしい」。署名を受け取った高橋市長は、「みさなんの思いを伝えていきたい」と話し、小田急電鉄と協議していくことを約束した。
市内では市制60周年に合わせて、2014年12月からZARDの楽曲が渋沢駅の駅メロに採用されている。