プラレールリアルクラス新作!485系「JR九州・みどりエクスプレス」の全貌を見る!
text & photo:上石知足(鉄道ホビダス編集部)
協力:タカラトミー
「プラレールリアルクラス」シリーズ2025年一発目となる新製品は、「485系特急電車(JR九州・みどりエクスプレス)」です。JR九州のコーポレートカラーである赤色一色という、大胆なカラーリングが特徴的な「みどりエクスプレス」。細かいレタリングやロゴが非常に目立つデザインで、プラレールでもそれを表現しています。今回は2月の発売に先立って、一足早く紹介していきます。
■民営化間もない頃の九州を支えた赤い特急たち
▲真っ赤な車体とレタリングが特徴的な「みどりエクスプレス」。
JR九州に所属した485系の多くは大規模なリニューアルにより、「レッドエクスプレス」塗装をはじめとした赤色一色へ改められていきました。1991年3月にリニューアルされた「みどり」用の485系も例外ではなく、真っ赤な塗装に「MIDORI EXPRESS」のロゴが配された専用塗装に衣替えを果たしました。真っ赤な塗装は車体各部に散りばめられたレタリングの下地としてシンプルながらも洗練された印象を与え、黒色の屋上と相俟って、派手ながらもシックにまとまっています。これらのデザインはJR九州の車両デザインを多く手がけた水戸岡鋭治氏によるもので、485系が後継車に置き換えられるまでの間、JR九州のイメージを作り上げることに貢献しました。
そんな「みどりエクスプレス」がなんとプラレールで登場。細かいレタリングはデフォルメする際は配置などが難しいですが、それらがどのように落とし込まれているのか?さらに細かい点を追うとオリジナルの485系と異なる部分もあるこのJR九州の「赤い」485系たちですが、そのディテールはどのようになっているのでしょうか?
■カラーバリエーションだけじゃない!ディテールへのコダワリ
▲以前登場した「雷鳥」と比較して、前面上部の飾り帯モールドが実車同様に撤去されている拘りよう。
JR九州に在籍した485系一連のリニューアルでは、色だけではなく前面上部の飾り帯を撤去し、そこに「RED EXPRESS」または愛称名のレタリングを配置していました。今回この「みどりエクスプレス」が登場するにあたり、なんとプラレールでもこれを再現。細かい点ですが、ここを再現するか否かで印象は大きく変わります。
■細かいレタリングをバランスよくプラレールに配置!
レタリングやロゴ類は基本的に実車のものをバランスよくプラレールリアルクラスのデフォルメに落とし込んで配置していますが、車番に関するレタリングは今回省略されています。ですが、これもデフォルメされるプラレールならではのものとも捉えられ、過度に細かくしすぎないことで全体で見た時のバランスを保っているように思えます。
◆詳しい内容は2025年1月21日発売の『RMモデルズ 2025年3月号 Vol.354』でもご紹介しております!