噛むほど魅力あふれるシカ肉が北海道の約100店舗で味わえる!フェア開催中
冬は、野生の肉=「ジビエ」が本格的な時期を迎えます。
北海道内の代表格「エゾシカ」の魅力を広く知ってもらおうというイベントが開催されています。
ホワイトソースがたっぷりかかったラザニア。上品なハスカップのソースを添えたロース。
これから本格的な時期を迎える「ジビエ」の代表格、「エゾシカ」です。
全道で開催されている「エゾシカフェア」。
鉄分豊富で高タンパク、低脂肪で優れた栄養価を持つエゾシカ肉の魅力を広く知ってもらおうと、北海道が2011年からこの時期に開催しています。
14回目となる今年は道内の100店舗ほどの飲食店などが参加。
札幌市内のホテル「コートヤード・バイ・マリオット札幌」では、今回初めてメディア向けにエゾシカ肉を使った試食会が開かれました。
田中俊資総料理長は「エゾシカ肉の食材のよさというのが一つの方向性だけからじゃなく、いろいろ味わっていただけたらなという思いでメニューを考案しました」と話します。
今回、振舞われたのは実際にホテルのレストランで食べられる、「ラザニア」「ロース」「コールドミート」の3品。
エゾシカ肉の味わいを存分に堪能できます。
噛めば噛むほど魅力が溢れる「エゾシカ」。
しかし、北海道が主体となってこのイベントを行うのには別の理由もあります。
その背景にあるのがシカによる農林業被害。
北海道環境生活部自然環境局野生動物対策課の高杉聖担当課長が教えてくれました。
「シカによる被害を止めるためにも、ある程度個体数を管理する目的があって、肉などに有効活用したい。シカ肉を中心とした多面的な活用についてPRしていきたい」
北海道は、今後もエゾシカの有効活用に向け取り組みを続けたいということです。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年12月11日)の情報に基づきます。