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横浜商大硬式野球部 地域の子どもと初交流 野球の楽しさ伝え

タウンニュース

大学生の指導を受け楽しそうにバットを振る児童

区内西八朔町のグラウンドを活動拠点とする横浜商科大学硬式野球部が8月11日、地域交流活動の一環として、近隣で活動する少年野球チーム「山下ジャイアンツ」を同グラウンドに招き、初となる交流会を実施した。

当日のテーマは「全員主役!」。99人が所属する横浜商大野球部からは約40人の選手が参加。顔合わせから始まり、ウォーミングアップとして鬼ごっこで体を動かした。その後は4班に分かれ、トスバッティングやキャッチボール、ティーバッティングにノックを実施。それぞれ大学生が指導に当たり、子どもたちに元気よく声を掛けていた。

プロを目指す大学生のすごさを知ってもらおうと、打者2人によるホームランダービーも行われ、子どもたちは同部が用意したスイカを食べながら観客席で観戦。さらに投手によるピッチング披露もあり、140Kmを超える速球に驚いた様子。近くで見たいとグラウンドに降り、その球威に歓声を上げていた。

参加した児童からは、「体の大きいお兄さんがボールを遠くまで飛ばしていて格好良かった」「女子なのに本気で教えてくれてうれしかった。教え方が面白く最後まで飽きずに楽しかった」「お兄さんたちが楽しそうに野球をやっていたから自分も楽しかった」「声を出すことでみんなが笑顔になれることを知れた。声を出し合えるチームになれるよう頑張っていきたい」との声が聞かれた。また、大学生たちも子どもたちに野球を教えることで、野球を始めた時の気持ちに戻り、楽しさを再認識する機会となったという。

山下ジャイアンツの広報・吉田眞規さんは、「今後も試合観戦への招待や、来年以降も交流会の機会を持っていただけるそう。引き続き、野球を通じた地域交流を深めていければ」と感謝を述べていた。

応援されるチームに

横浜商大野球部は、日頃から週末には選手がグラウンド周辺の清掃活動を継続。23年には緑区から表彰も受けている。また、積極的に地域の人々とコミュニケーションを取ってきた。今回のイベントも地元の自治会から「野球部と地域で交流を持ちたい」との要望があり、同部が快諾。少年野球チームとの交流会が実現した。

同部を率いる井樋秀則監督は、「部員たちには、応援してもらえるチーム、人間になってほしいと言い続けている。こうやって地域の方から声が掛かるのは本当にうれしい」と話し、「地元の人たちの応援は心から力になる。今後も声を掛けていただければ、どんどん協力していきたい」と笑顔を見せていた。

笑顔で集合写真

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