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交通安全子供自転車大会 楢原小が都優勝、全国へ 「やればできる」が合言葉

タウンニュース

全国大会に向け、自転車走行の実技練習に励む楢原小の児童ら

小学生が自転車の安全で正しい乗り方を競う「交通安全子供自転車東京大会」が6月23日、八王子市富士森体育館で行われ、市立楢原小学校のCチームが団体戦で優勝した。同小は「やればできる」を合言葉に8月7日(水)、東京ビッグサイト(江東区)で行われる全国大会に出場する。

同都大会当日は、三鷹市や新宿区など都内から15チームが参加。楢原小からは4人1組でAからCの3チームが出場し、その内全員が6年生の高山竜誓さん、坂口斗悟さん、加藤妃那さん、吉平初穂さんのCチームが優勝を勝ち取った。

学科と実技合計点で競う

「うれしくて、言葉が出なかった」「皆緊張してたけど、本番うまくできた」「去年は2位だったから、今年は本気で勝つぞと思っていた」と当日を振り返り、優勝の喜びを語るメンバーたち。

この大会は、小学生が競技を通じて自転車の安全な乗り方の知識と技能を身に着け、交通安全に対して意識を高め、事故を防止する目的で1966年から行われている。(一財)東京都交通安全協会と警視庁交通部が主催している。

競技は学科と実技の合計点によって順位が決まる。学科では交通規則や道路標識・標示、自転車の安全な乗り方の中から出題されるテストが行われる。実技テストは、ピンを倒さず進むジグザグ走行や、10メートルを25秒かけて進む遅のり走行など、大人でも成功が難しい競技が続く。

目標は全国優勝

楢原小では例年、4月ごろから希望者を募り、練習を開始。今年は5・6年生12人が集まり、八王子警察署の交通課指導の下、週3回、「やればできる」を合言葉に学科と実技の訓練に励んできた。

学科では毎回宿題を課し、答え合わせと小テストを実施。保護者の一人は「これに取り組むようになってから集中力が上がったように感じる」と話していた。また、実技では交通安全協会の指導員らの協力で本番さながらの会場を準備するなど、関係者一丸となって子どもたちを応援している。

指導する同署警部補の伊藤敦さんは「学科の成績がポイント。実技より、学科で点差が開くので、今年は特に力を入れている」と話す。

目標を尋ねると、即答で「全国優勝」と答えてくれた同チームメンバー。加藤さんは「強いチームは速い。点数が同じでもタイムが短い方が順位が上になるので、そこを意識して走りたい」と話している。

ピンを倒さずに進む難易度の高いジグザグ走行
右手で方向を指示して50センチ幅を曲がるS字走行

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