市民に高度な学びを提供 あつぎ協働大学が開校
厚木市と市内5大学が連携し、市民向けの生涯学習講座を提供する「あつぎ協働大学」が5月10日、あつぎ市民交流プラザで開校式を行った。
開校式には、各大学の代表者と厚木市の山口貴裕市長が出席。開校式に続いて行われた特別講座では、国立長寿医療研究センターの島田裕之・老年学・社会科学研究センター長が「認知症予防」をテーマに講演。参加者51人は熱心に耳を傾けた。
あつぎ協働大学は多様化・高度化する市民の学習ニーズに応えるべく、神奈川工科大学をはじめ松蔭大学、湘北短期大学、東京工芸大学、東京農業大学が特色を生かした専門的な講座を提供するのが特徴。2009年度にスタートし、これまでの受講者は延べ2万8千人、大学による教養科目は、各大学が年間4・5回にわたり、それぞれのキャンパスで開催する。
今年は大学による教養科目に加え、小中学生向けの講座や一般向けの特別講座も予定されている。卓球元日本代表の水谷隼選手と日本テレビの梅澤廉アナウンサー(厚木市観光特別大使)によるトークショーや、米国TV『SHOGUN将軍』の歴史的背景に関する講座なども企画した(参加申し込みは3月末で締め切っている)。