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親が採点した「我が子の自己肯定感」 まったく意識していない親は0 

コクリコ

アンケートでは、75%を超えるパパママが自己肯定感(自尊感情)を意識して子育てをしていると回答。親から見た我が子の自己肯定感は高い? 低い? 「高い」と感じる瞬間は? アンケート結果を大公開。

「我が子の自己肯定感」アンケート調査結果はこちら(画像4点)

近年、子育てをしているとよく耳にする「自己肯定感(自尊感情)」という言葉。子どもにとっての自己肯定感の大切さや、子どもの自己肯定感を育むための親の関わり方など、たくさんの情報がパパママの周りにはあふれています。

例えば、こども家庭庁が作成した『令和6年版こども白書』でも、日本の子ども自身の自尊感情について大きく取り上げられています。

「日本のこども・若者の特徴」
• 各国に共通して、自分自身に満足しているこども・若者ほど、主観的ウェルビーイングに関する指標(生活満足度、幸福感、人生の意義)も良い傾向。
• 日本のこども・若者は、自分自身に満足していると回答した者の割合が、前回調査時からは改善しつつも、 他国と比べて低い。

出典:こども家庭庁「令和6年版こども白書<概要>」3P目

自己肯定感が高い子どもほど前向きに幸せに生きており、一方で日本の子どもは他国と比べて自尊感情が低いという調査結果に、不安を感じるパパママもいるのではないでしょうか。

今回コクリコラボでは、この「自己肯定感」についてパパママにアンケートを実施しました。「子どもの自己肯定感」にまつわるエピソードや、パパママが我が子の自己肯定感を高めるために意識していること・おこなっていることなど、アンケートの内容を全4回にわたってご紹介します。

写真:maruco/イメージマート

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2024年7月26日~8月8日インターネット上で実施。有効回答数は84件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

親からみた我が子の「自己肯定感」は高い? 低い?

まずはパパママたちに、「我が子の自己肯定感は高いと思いますか?」と質問しました。対象となった子どもは全部で164人。年齢層ごとの人数は、2歳以下が24人、3~5歳が43人、小学1~3年生が39人、小学4~6年生が23人、中学生が12人、高校生以上が12人です(11人は年齢不明)。

結果は「とても高い/やや高い」が54.9%と半数を超え、「やや低い/とても低い」は16.5%。本調査では、我が子の自己肯定感を「低い」と捉えているパパママよりも「高い」と捉えているパパママが多いとわかりました。

約8割の親が自己肯定感を意識

続く質問「(我が子の)自己肯定感を高めることを意識して育児や子育てをしていますか?」には75.9%のパパママが「とても意識している/意識している」と答えました。「あまり意識していない(13.8%)」「まったく意識していない(0%)」と、意識していないパパママは少数派。

我が子の自己肯定感を育むことに関心を持つパパママはやはり多いようです。

「我が子の自己肯定感が高い」と感じる場面

我が子の自己肯定感を高める意識を持ちながら子育てするパパママたちが、「我が子の自己肯定感が高い」と感じるのはどんなときなのでしょうか。具体的なエピソードを聞いてみました。

・自分のことをかわいい! って言ってるので。・お気に入りの服を着たときに、抵抗なく「○○ちゃんかわいいでしょ」と言ってくる。

・新しいウインドブレイカーを来て登校した日、「みんな、俺にメロメロだった~!」と帰宅した息子。

自分のことをかわいいと思っている、ふだんの言動にそれが表れているという回答がたくさん集まりました。

・自ら「私って自己肯定感高いから~」と宣言しています。

中学生と小学生のお子さんを持つママが教えてくれた、ほほえましい回答です。同時に、子ども本人も「自己肯定感」について認識していることに驚きました。

・自分は愛されていると常日頃から宣言しているので、自己肯定感が高いと感じました。・幼稚園のころですが、友達数人と遊んでいるときに「私のこと好きな人~?」と聞いていたとき。

愛されている自信がある、みんなが自分のことを好きだと思っていることに、我が子の自己肯定感の高さを感じるパパ・ママも多いようです。

・根拠のない自信にあふれている、とてもポジティブ。・何かができたときに、(たとえば絵が描けた、泳げたなど)「すごいでしょ!」「上手でしょ!」と言うとき。

「根拠のない自信」「ポジティブ」なども、我が子の自己肯定感が高いと感じる理由として多く挙げられていました。

・幼稚園のときに、ならいごとの先生を自分が超えたと言い放ったとき。

自信満々な様子のお子さんと、それを聞いたママの様子を想像すると思わず笑ってしまうエピソードです。ママとしてはつい「そんなわけないでしょ!」とツッコみたくなるほどの自信の持ち方、かわいいですね。

水泳の進級テストに落ちてもへこたれない

・失敗をしても、反省はしても落ち込まない。次への切り替えが早い。・小学校の担任の先生から「自己肯定感が高いからか、日ごろから失敗を恐れずいろいろなことにどんどん挑戦しています」と言われたとき。

失敗を恐れず挑戦する、失敗しても引きずらない姿勢に自己肯定感の高さを感じるパパママも多いようでした。

2つめのコメントからは、パパママだけでなく先生も、子どもの自己肯定感の高さを意識していることがわかります。

・自分の意見がしっかり言えたり、ほかの人を素直に褒めているのを聞けたとき。・周りのお友達がやってるから……ではなく自分の意思でやる、やらないを決められるとき。

・自分がよい(美しい)と思う感覚を他人に否定されたくない、と思っているところ。

・水泳の進級テストになかなか合格できなくても、泣いたりへこむことなく、次また頑張ろうと思えるところ。お友達はできているのに……などと、他人と比較しないところ。

自分の意見や考えにしたがって行動・決断できることを、自己肯定感と関連づけて考えているパパママも。

他人を素直に褒められる、自分と他人を比較しない性格も、自己肯定感が高くて自分に自信があるからこそだと感じているようです。

・我が子の自己肯定感が高いのは嬉しいのですが、そうじゃない控えめな子の前で「俺はすごい」「俺は○○ができる」などとドヤ顔しているのを見るとモヤモヤします。(自慢はNGだと注意します)

一方で、こちらのママは周囲に自慢する行動にモヤモヤし、注意しているという体験談をシェアしてくれました。

我が子の自己肯定感を高める意識を持つパパ・ママは多い

今回のアンケートでは、我が子の自己肯定感を高めることをまったく意識しないで子育てしているパパママは1人もおらず、約半数の親が、実際に我が子の自己肯定感を「高い」と認識している結果となりました。

また、パパママが「我が子の自己肯定感が高い」と感じる子どもの性格や言動は、ある程度共通していることも読み取れました。

読者の皆さんは、「我が子の自己肯定感」をどう見ていますか?

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

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