逗子市 災害発生72時間に焦点 桐ケ谷市長が強調
桐ケ谷覚逗子市長は1月8日、年頭記者会見を開き、2025年を表す一文字として「動」を掲げた。
今年の重点事項としてまず挙げたのは三浦半島の防災対策などの新たな連携。昨年元日に起きた能登半島地震に触れ、三浦半島も同じ危険をはらむとし、単独自治体だけで対応できない生活インフラについて4市1町で今後対応を詰めていくと表明。市としては国や県からの支援を待たず、発災後72時間の対応に全力を尽くすと強調した。
県からの土地取得を計画している小坪2丁目県有地に関しては当初予算で議決を受けたのち、今年9月から公園整備を開始し、約2年の工事期間を経て27年の利用開始を予定しているとスケジュールを示した。
葉山町の生ごみ資源化処理施設の工事の遅れによる分別収集の延期については、完成の見通しが整った段階で、開始準備に入ると説明。遅れによる損害については葉山町への請求の可能性を認めつつも、訴訟ではなく話し合いで落としどころを見つけたいとした。
また、不登校対策として体験学習施設すまいる(池子)の活用を計画していることに言及した。