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韓国ドラマに春が訪れた2021年にタイムスリップ!あの時のベストヒッツ6選

Danmee

tvN『ヴィンチェンツォ』主演ソン・ジュンギ ©Danmee

韓国ドラマを動画配信サービスで視聴するのは、いまや当たり前の光景となった。

そのきっかけとなったのは、皮肉にも世界中を混乱の渦に巻き込んだ新型コロナウイルス。2020年の自粛期間に加入者が急増し、韓国ドラマをNetflix(ネットフリックス)で視聴する人が急増した。

日本でも同サービスで配信された『愛の不時着』(tvN/2019)と『梨泰院クラス』(JTBC/2020)が絶大なる支持を得て、第4次韓流ブームを巻き起こしたのを覚えている人は多いだろう。

それまでどちらかというとアジア圏にファンが多かったが、一気にグローバル時代の幕開けを迎え以降莫大な投資が行われるなど、以前にも増してスケールが拡大、ストーリーのクオリティーも上がり、翌年2021年には良作というに値するドラマが数多く世に送り出された。

一言でいうなら、韓ドラに春が訪れた年。そんな2021年にタイムスリップし、当時話題となった作品を6つピックアップして紹介する。

(図)Danmee 日本ファンが選んだ7月~9月公開 No.1韓国ドラマは・・ジェジュン主演「悪い記憶の消しゴム」

ヴィンチェンツォ (tvN)

『愛の不時着』と『梨泰院クラス』の人気を受け継ぎ、韓国ドラマは面白いというイメージをさらに大衆に定着させたのが『ヴィンチェンツォ』。

映画を彷彿とさせるシーンの数々をはじめ、ダークヒーローの活躍を描いた痛快なストーリーに、ほどよいコミカルさを加えたストーリーが多くの人の心を鷲掴みにした。

●キャスト:ソン・ジュンギ、チョン・ヨビン、オク・テギョン、クァク・ドンヨン、チョ・ハンチョル 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月25日現在):Netflix

海街チャチャチャ (tvN)

『海街チャチャチャ』は、韓ドラお得意のロマンティックコメディーだが、単なる恋愛ものではなく、自然溢れる海辺の町を背景に温かみ溢れる人間模様も盛り込まれたヒューマン要素も楽しめる作品。

『イカゲーム』(Netflix/2021)が世界的大ヒットを記録し大きな注目を浴びるなか、日本や香港、インドネシア、フィリピン、オーストラリアなど、20カ国以上でNetflixのグローバルランキングトップ10にランクインしていた人気作だ。

●キャスト:シン・ミナ、キム・ソノ、イ・サンイ、コン・ミンジョン、ソ・サンウォン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月25日現在):Netflix

賢い医師生活 シーズン2 (tvN)

韓ドラの人気シリーズものとして広く知られている『賢い医師生活』は、2021年にシーズン2がお目見えされた。Netflixで世界同時配信され、大きな反響を得たことで知られる。日本でも注目を浴びたため、これをきっかけに同シリーズのファンになった人もいるのではないだろうか。

医療ものならではの面白さに、登場人物5人の友情を盛り込み、クスっと笑えるシーンから感動せずにはいられない場面までギュッと詰め込んだ温かな作品だ。

●キャスト:チョ・ジョンソク、キム・デミョン、チョン・ミド、チョン・ギョンホ、ユ・ヨンソク 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月25日現在):Netflix

紳士とお嬢さん (KBS)

『紳士とお嬢さん』は、全52話で構成された長編作品で、財閥のドロ沼劇を描いた作品。韓国のお母さん世代に支持されるジャンルのドラマだが、韓ドラあるあるを盛り込みながらも斬新なストーリーがウケて、なんと世界ランキング3位にランクインした。

日本のNetflixでは配信されたのは2023年で、放送終了から約1年後。旬は過ぎていたがラインナップに加わるやいなや、視聴ランキングにランクインし、同サービスでほぼ扱われることのなかったタイプの本作が、一時ドラマファンを虜にした。

●キャスト:チ・ヒョヌ、イ・セヒ、カン・ウンタク、パク・ハナ、イ・ジョンウォン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月25日現在):Amazon Prime Video、FOD、Lemino、Netflix、U-NEXT、TELASA、ABEMA

恋慕 (KBS)

『恋慕』は、韓国時代劇が世界に通用することを証明した作品。アジア圏では以前から人気を得ていたジャンルではあるが、優雅な世界観に魅了された人が多く、それ以外の国でも支持され韓国ドラマ初となる国際エミー賞を受賞した。

海外配信後、わずか2週間でNetflix世界ランキングのトップ10入りを果たしており、世界中のNetflixユーザーから称賛の声が届いた韓ドラ史に残る名作だ。

●キャスト:パク・ウンビン、ロウン、ナム・ユンス、チェ・ビョンチャン、ぺ・ユンギョン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月25日現在):Netflix

赤い袖先 (MBC)

『赤い袖先』も前出の『恋慕』同様、世界的ヒットを記録し、韓国時代劇のクオリティーの高さを立証、朝鮮王朝時代の王と宮女の切ないロマンスストーリーで、国を問わず多くの人を虜にした。

なかでも、韓国特有の美しい衣装やセットをはじめとする映像美と繊細な演出が好評で、これまであまりスポットライトがあたることのなかった宮女の人生を描いた点においても高く評価されている。

●キャスト:イ・ジュノ、イ・セヨン、カン・フン、イ・ドクファ、パク・ジヨン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月25日現在):U-NEXT、Lemino

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その他、『その年、私たちは』(SBS)、『今、別れの途中です』(SBS)、『智異山~君へのシグナル~』(tvN)、『太宗イ・バンウォン』(KBS)、『スノードロップ』(JTBC)、『王女ピョンガン~月が浮かぶ川~』(KBS)、『悪魔判事』(tvN)、『イカゲーム』(Netflix)なども、2021年にお目見えされた。

(ライター/西谷瀬里)

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