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地域の人が結びつくボドゲイベント 長岡市の地域図書館が企画 今年から月一定期へ

にいがた経済新聞

「図書館って、静かに本を読むだけの場所じゃないんですね。」

そんな感想が聞こえてきそうな、賑やかなひとときが広がった。

長岡市立地域図書館では、本年度からボードゲームを活用した交流イベントを月に1回定期的に開催している。ボードゲームイベント自体は一昨年から不定期で行っていたものの、参加者からの反響を受け、毎月開催することとなった。イベントを通じて、普段図書館に足を運ばない市民にも来館のきっかけを提供しようと、市内の図書館が持ち回りで実施している。

2025年5月25日は、西地域図書館が主催となり、大島コミュニティセンターで開催された。

当日は、「カタン」や「ブロックス」、地元にちなんだ「越後長岡地域の宝かるた」など、さまざまなボードゲームやカードゲームが用意された。子どもから大人まで幅広い年代の長岡市民、18人が参加し、会場は賑わいを見せた。

職員がルールを丁寧に説明し、初心者でも安心して参加できる雰囲気のなか、ゲームを通じて自然と会話が生まれ、会場には終始、笑い声と笑顔があふれていた。

「毎回違う人とゲームができるのが楽しみ」と話す参加者もおり、リピーターも少なくない。長岡市内から訪れた40代の女性も、何度も参加しているリピーターの一人だ。「毎回異なるゲームで遊べるのが楽しい」とする。当日受付を担当していた職員も、「今回は比較的参加者が多い。普段は5〜6人なので嬉しい」と、満足そうに語った。

今回のイベントを担当した山田里美さんによれば、現時点では図書館の入館者数に大きな変化は見られないものの、「次回のボードゲームイベントでは、他の館にも行ってみたい」といった声が寄せられるなど、参加者が普段訪れない館に足を運ぶきっかけになっており、少しずつ今後の入館者数にも影響がありそうだ。

長岡市内の地域図書館によるボードゲームイベントは、今後も月ごとに異なる会場で継続して開催される予定である。

近年、地域社会に求められる図書館の役割が、“本を借りる場”から“人とつながる場”へと

拡大していく中で、ボードゲームをきっかけとしたこの取り組みは、地域に開かれた“居場所づくり”の一環として位置づけられており、今後も参加者の声を取り入れながら、少しずつ充実したものへとなりそうだ。

(文・写真 湯本 泰隆)

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